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「みんなの学校 」清須研究会 (旧稲沢研究会)
愛知県清須市を拠点に、「共生」と「学校」について考えます
8月18、19日の二日間、「みんなの学校」全国大会がありました。
田中は当日スタッフとして参加しました。

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一日目は、午前中の映画上映のあと、木村泰子先生・前川喜平さん・上井靖さんの3人によるトークがあって、それはスタッフも全員で聞くことができました。
木村先生が話された、映画に出てきた子ども達のその後のエピソードに、ウルウル。
また、先生が「講演をして回るだけで本当に何かが変わっていくのかと無力感を感じていた」というお話もされ、共感しました。
「私が何かすることによって人や社会を変える」という考えがおごりであると気づき、「自分が勉強するために行く」と考え方を変えるようにした、とおっしゃっていました。
ほんとに、木村先生のお話はずっと聞いていたくなります。
魅力的な方です。

お昼を挟んで午後はチームを変えながらのダイアログ(話し合い)。
第一回の大阪大会と比べ、今回は教員が多かったのが印象的でした。6〜7割はおられたように思います。
他にも、障がいのある子の親、福祉関係者、障がい当事者、子ども、地域の人(一般)など、いろんな方が来られていました。
様々な視点で、子ども達の未来を、学校生活を考えることは刺激的で。
何より、これだけのおとなが真剣に学校や地域を良くしようとしていることに感動しました。そして勇気を元気を、もらいました。

夜は懇親会。
木村先生にご挨拶をすると、私たちの会を覚えていてくださって感激しました。
「みんなの学校」をキーワードに集まった親仲間を中心に手作りで作り上げた、あの日の上映会&講演会が、印象に残られていたようです。とてもうれしいです。

懇親会の帰りに、元文科省の前川さんと電車で隣に座り、短い時間ですがお話させていただきました。
「地元中学校の特別支援学級と、特別支援学校の中学部と、どうしてカリキュラムがここまで違うのですか?」と質問をしました。

やっとひらがなの読み書きができるようになった、知的重度自閉症の我が子。
特別支援学校での生活は安定していて、先生方にもよくしてもらっていると思います。
けれど、中学部で教科学習よりも作業訓練が重視されていることに、違和感がぬぐえません。
中学部では、水・金の二日間、午前中3時間通しでの「作業」という時間があるのです。
普通の教育を受ける子たちよりも3年も早く、社会に出る訓練をするのは、なぜなのでしょう。
地元の学校の子は少なくとも中3までは教科学習を通して生きる力を学ぶのに、なぜ障害の重い子たちにはアプローチの方法が違うのでしょうか。

電車の中ということもあり、前川さんは多くは語られませんでしたが、
「それは、おかしいと思います。」とおっしゃいました。
静かに、「おかしいです。」と。
私の中では、初めてはっきりと共感してくれた人でした。
(首をひねりながらも「身に付くのが遅い子には早めの作業も必要・・・」と言う教育者が多いので。)
自分の中でこのことはもっと勉強して、考え続けていきたいと思います。

記事が長くなりすみません。まだ続きます。

2日目は、「フューチャーデザイン」でした。
つまり、具体的に未来を描いてみようという試みです。

私が入ったグループは、大空小学校2代目校長の市場先生、大空小の地域サポーターの方がいるグループでした。
仮に「3年後に特別支援学校を廃止する」と決めて、そこに向けたプロセスを考えてみました。
とても一生懸命、考え、話し合いました。
ちなみに私は今すぐ特別支援学校がなくなると困る人の一人です。
でも、「30年くらいかければ、別の未来が見えるかも」とは思いました。
そのためには、現場の教員の知識や技術の向上、少人数制クラスの実現、地域住民の理解と支援、教育予算の増加、教育現場への看護師・介護士の配置、バリアフリー施設の拡大など、たくさんの現実的な課題が浮かびました。
段階的に地域に移行するために、まずは1・2年生は地域の小学校に全入という制度にしてはどうか?と提案しました。

ところが、大空小を経験している先生とサポーターさんは、考え方が違いました。
今の社会・制度の中でハードルをヒラリと越えてインクルーシブを実現してきた方々にとっては、「『地域でみんな一緒』があたり前。誰にとってもその方がいい。問題が出てきたらその都度『みんなで』考えていけばいい。」というシンプルな一択なのでした。

もちろん、正しい答えなんてありません。
ただ、自分自身の経験や見聞きしてきた現実の中で、外せない固定観念があることに気づきました。
それで、モヤモヤして帰って来ました。
私は「みんなの学校」をどこまで信じているのか、と。

このモヤモヤを持ち帰ってきたことこそ、今回参加した異議であると思っています。
こうして文章に起こすのにしばし時間がかかり、そして「みんなの学校清須研究会」で続きを話したいな、と強く思いました。

というわけで、久々ですがゆるゆると座談会やりまーす。
初めての方もぜひどうぞ。
「みんなの学校」をキーワードに、身の回りのことを中心に自由に話す会です。

【9月座談会】
9月28日(金) 午前10時〜12時
清洲市民センター (3階、305号室) 参加費無料
 〒452-0942 愛知県清須市清洲弁天96-1

代表 たなかあき

大変ご無沙汰しております。
「みんなの学校清須上映会」は大成功のうちに終えることができ、先日清須市の広報挟み込みで記事が載りました。

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清須市社協の企画で、ふくし☆たんけん隊の「キッズ記者」さんたちが映画を観てくれたものです。
「みんなの学校」の映画の内容はもとより、ボランティア活動についても考える機会となったようで、様々な感想が中には載せられていました。


さて、いよいよです!
第2回「みんなの学校」全国大会が8月18・19日に迫ってきましたよ。

※第1回全国大会の感想はこちらから→https://blogs.yahoo.co.jp/minnanogakko1730/19289046.html

第2回は地元愛知での開催ということで、とても楽しみにしています。
木村泰子先生も、もちろん来られます☆
私は娘と一緒にまたあの場所へ行って、原点に返りたいと思っています。

チケットは下記URL「こくちーず」にて販売されています。

愛知学院大学名城公園キャンパスにて8月18、19日の二日間。
一日目の午前は映画、午後は木村先生の講話と参加者同士によるダイアログ(対話)です。
二日目はさらに話し合いを深めるとのことでした。
まだ残席があるようです。

この大会には、全国から参加者があります。
 映画から何を感じたか。
 どう行動し始めているか。
 他の地域での先進的な取り組みはあるか。
 
 そして、今の私にできることってなんだろう・・・。

持ち帰る学びがたくさんある、なかなかできない体験です。
ぜひ一緒に体験しませんか?

☆☆☆☆☆

さて、みんなの学校清須研究会の定例会を6月に開く予定でしたが、管理人多忙につき開けずごめんなさい。
夏休み明けに一度集まりたいと思っています。
気長にお待ちくださいませ ^^;

その時には、全国大会の報告ができるかな。
それから、長い夏の、濃い話も(笑)。

たなかあき

感想交流会

清須「みんなの学校」上映会から1週間が経った5月20日(日)、「感想交流会」を開きました。
上映会で来場者に書いていただいたアンケートは244枚。

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皆さんの気持ちがつづられている、私たちみんなの宝物です。
これに付いている丸い色画用紙は、「一言感想」。
これを「感想交流会」に来てくれた15名で、清洲総合福祉センターの休憩スペースに飾り付けました。

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当日の雰囲気がわかる写真も、カメラマンさんが引き伸ばして額に入れてくれたものを飾りました。

看板を風船で飾り付けをして、
協力団体・協賛企業を載せた当日配布資料も持ち帰れるようにして・・・

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はい、できあがり☆
気持ちが明るくなるレイアウト、完成しました。
丸い画用紙は、柑橘類がたわわに実ったように明るくメッセージを発信してくれています。

飾り付けをした後は、お茶とお菓子をいただきながら、映画の感想を言ったり自分の子どもの話や、実際に関わった子ども達の話など、フリートークの時間となりました。
この機会がなければ出会わなかった、世代を超えた交流ができました♪

「私の子はね、保育園でみんなと一緒に育ったの。
 小学校に入る時、それはそれは悩んで、結局『特殊学級』に入れた。
 そしたら、保育園で一緒だったお友達が、『なんでそっちのクラスに行っちゃったの?』って聞いてきてね・・・。返す言葉がなかった。」
そんな話をしてくれた大先輩。
30年以上も前の話を、涙ぐみながら話される姿に、「クラスを選択すること」の母としての深い悩みとその重さを感じ、思わず私も涙が出ました。

子どもにとっての晴れの場である小学校(支援学校)入学が、踏み絵のように苦しいものであるべきではない、
そんな思いを新たにしました。

(たなかあき)

※※※※※※

「一言感想」展示会場(入場無料)は、清須城から川を挟んですぐのところにあります。
お時間ある方は休憩がてらぜひお寄りくださいね〜♪

<清洲総合福祉センター 1階休憩スペース>
愛知県清須市一場古城604-15 
℡052-401-0031
(駐車場無料、たくさんあります。)

※展示は5月31日まで。
清須「みんなの学校」上映会。
警報が出るほどの大雨の中、会場ぎっしりにお客様が来てくれて、無事に終えることができました。

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清須市長さんが冒頭の挨拶で、
「私もこの映画を観ました。素晴らしい学校だと思いました。」
と言って下さいました。
そして、その市長さんの声かけで、
市内小中学校から校長教頭を中心に50人の先生方が、上映会に足を運んでくれました。
子育て支援課からも、保育長さんが自ら保育士さん達をたくさん連れて来てくれました。

当日関わったボランティアは約70人。
障害児の親グループと老舗「身障協会」「手をつなぐ育成会」が組んで協賛金を集め、手作りでつくってきた会です。
ここまで大きなイベントになったのには行政が味方になってくれたことが大きく、
それは、ボランティアみんなの熱意が伝わったからこそだと思います。

映画が終了すると、会場は熱く長い拍手が鳴り響きました。
事務局が終わりのあいさつをする間も席を立つ人はほとんどおらず、映画の余韻が残っていることを感じました。

以下、事務局あいさつを載せます。

※※※※※


皆さん、映画はいかがだったでしょうか?


この映画は、5年前にテレビ番組のドキュメンタリーとして撮られた作品が映画になったものです。映画の中には出てきませんでしたが、体の不自由なお子さんも、一緒に学んでいるそうです。


映画に出てきた木村校長先生、とても魅力的な方でしたよね。現在はもう定年退職されて、講演会などで全国を飛び回っておられます。私は何度かお会いしたことがありますが、映画そのままの、明るくて優しい方でした。


木村先生がいなくなった後の大空小学校も、理念を受け継いだ新しい校長先生が同じようにやっておられます。これに注目した東京大学の研究チームが昨年から大空小学校に入っている、ともお聞きしました。


木村校長先生は、「教職員は風、地域は土」とおっしゃっていました。学校の先生は異動などで代わっていきますが、地域はいつでもそこにあります。だから学校は地域と共に学び、協力し合いながら、「地域に生きる子ども」を育てる場であると、言われていました。


 この地域を耕すのは、私たち一人一人です。


障がいのあるなしに関わらず、どんな人でも地域に居場所がある、支え合える学校・社会を目指して、これを一つのきっかけにしていければと思っています。


 今回の企画にご協賛、ご協力いただいた皆さま、本日ご来場いただきました全ての皆さまに、熱く御礼申し上げます。


※※※※※

 風、吹いたよ。
 ここから始まるんだ。

心の中で、そうつぶやきました。
この風を、一時的な感動で終わらせず、地域の力にしていくことが大事。
だから、まずは「感想交流会」やります。

5月20日(日)13時半〜15時 
清洲総合福祉センター 1階カフェスペース(予約不要)
みんなでアンケートを見ながら、「一言感想」の飾り作業をします。
お茶を飲みながらお菓子食べながら、映画「みんなの学校」の話をしませんか?
どなたさまも、お待ちしています。

最後になりましたが、「みんなの学校」清須研究会の仲間に、大きな声で「ありがとう」を言わせて下さい!
受付、託児、司会、それぞれに大活躍でした。
本当に頼りになる、安心できるメンバーでした。
突然の「視覚障碍者用音声ガイド操作」依頼や、「舞台照明」依頼などにも、俊敏に対応できる、精鋭隊。そしてプロフェッショナルな託児隊。
今後とも、よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。

「みんなの学校」清須研究会 田中亜希
はじめに、上映会のお知らせを。

この会のキーワードとなっている、映画「みんなの学校」を清須で上映します。
Facebookイベントページはこちら→https://www.facebook.com/events/339496596570596/ (拡散希望。Facebookお持ちの方はシェアしてくださいね。)

【清須「みんなの学校」上映会】

日にち 5月13日(日)
時間 13時〜15時半(受付12時〜)
場所 清須市春日公民館(駐車場あり) 
   下の画像が春日公民館です。
   最寄り駅はJR清洲またはJR稲沢より2.5キロとなります。
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託児 4月20日までに要予約(定員20名)
主催 清須「みんなの学校」上映実行委員会

入場無料ですが、お申し込みが必要です。
minnanogakko1730@gmail.com
または 田中(09091215631) まで
お名前とお住まいの市町村をお知らせください。

定員600名です。
まだまだ席の空きはございます。

映画上映前に、セレモニーがあります。
田中が立ち上げたインクルーシブ合唱団「あらカルと」の合唱もありますので、お楽しみに♪(「手のひらを太陽に」を会場の皆さんと一緒に歌います。)
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※※※※※

「みんなの学校」上映に携わるのは、稲沢での上映を合わせるとこれで3回目です。
この映画を観るという、それだけで人の考え方が変わるとは思っていないのですが、
共生社会を考える一つのきっかけとして、最適な映画だと思うのです。

今回の上映会は、この映画をツールとして「つながる、広げる」ということを目標として、身体障害者福祉協会の「上映会を清須市でもやろう」という声から始まりました。
私たちの会にも声がかかり、最終的には市内の障害者団体10団体が中心となって企画がスタートしました。
「身障協会」のほかに、「手をつなぐ親の会」という老舗団体(^^)が入って下さっているおかげもあり、市役所も積極的に支援してくれます。

今まで存在は知っていてもつながってこなかった人たちが一つのイベントを一緒に作り上げることは、
 共通の目標を持てる、
 幅広い視点で考えられるようになる、
 使える地域資源や連携先がわかる、
 そして、支え合いの輪が広がり明日の希望につながる☆
など、いいこといっぱい。
一つ一つ課題を前に進めるごとに、そのことを実感しています。

私感ですが、「共に生きる町づくり」を考える時、障害者団体が当事者の「権利主張」の視点のみで考えていては、その運動は広がりにくいように思っています。
もちろん、当事者視点で行政の制度を変えていくよう訴えていくことはとても大切なのですが、
同時並行して、「裾野を広げる」「全員が当事者だという意識を持ってもらう」ための啓発活動がいると、最近強く思うようになりました。

私はこれまでに映画「みんなの学校」を何度も見ました。
はじめて見た時の衝撃とある種の脱力感は、「あの校長先生がうちの地域にもいればいいのに」であり、「どっちにしてもうちの子には無理だ」というあきらめでした。悲しみさえも覚えました。
でも、繰り返し見て、実際に木村先生にお会いしてお話を聞き、考えは少しづつ変わりました。

 動き出さなければ何も変わらない。

そして、
「みんなの学校」全国大会に参加し、知りました。
動き出している人が日本中にいる。
教員、保護者、肩書に関わらず、「誰にでも居場所がある学校」「どんな人でも生きやすい世の中」をめざし、活動している人が。

今の私個人にできることは、目の前にいる家族を守ること、それに仕事。
その次に、社会活動としてこのイベントを成功させたいという強い気持ちを持っています。

上映会のあと、次につなげるために何か企画できないかな?と考え、「感想交流会」を開くことにしました。
上映会当日に画用紙に書いていただく「一口感想」を社協カフェスペースに飾って、お茶を飲みながら意見交換する会を開きたいと思っています。
映画を観て感じた気持ちを口にすることで、プラスの感情もマイナスの感情も、何か消化されることがあるはず。
お申込みは要りませんので、よかったらお越しくださいね〜。

【感想交流会】
5月20日(日)午後13時半〜15時
清洲総合福祉センター 1階カフェスペース
※みんなで協力して感想を貼り出したあと、お茶を飲みながら自由に話します♪

たなかあき

※※※※※

3月31日の座談会はお花見で駐車場が大混雑している中、遠方から来てくださった方を含む5名で開催しました。

個別支援計画について、
学校と保護者の連携について、
ショートステイやグループホームについて、
小学校から中学校への引継ぎについて、
などなど、身近な心配ごとや近況を話しました。

次回座談会の日にちはまだ決まっていません。
また決まったらお知らせしますね。

たなかあき

3月座談会のお知らせ

ご無沙汰しています。
冬季オリンピックが終わり、私事ですが我が家のインフル旋風も収束して、ようやく日常が戻ってまいりました。
さて、3月座談会のお知らせです。
3月座談会は土曜日開催です。
時間がいつもより少し早めの1時半からになっておりますのでお気をつけください。

【3月座談会】
3月31日(土) 午後1時半〜3時半
清洲市民センター (3階、305号室) 参加費無料
 〒452-0942 愛知県清須市清洲弁天96-1

代表 田中 090-9121-5631

※※※※※※

もう一つお知らせ

【「みんなの学校」清須上映会】
いよいよチラシができました。
今度の座談会でお渡しできます。

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春日公民館というところで行います。
今回は、市民団体が共同で開催します。
協賛いただいた企業・事業所さまもたくさんあり、今までアプローチできてこなかった層にも関心を持ってもらえれば・・・と思っています。

入場無料ですが、事前申し込みが必要です。
申込みは下記まで。または直接座談会にお越しくださいまし。
お名前、お住まい(市町村)を教えてくださいね。

田中 09091215631

※※※※※※

【1月座談会の様子】
1月座談会は少人数でじっくりと話しました。

この春小学校に入学するお子さんをお持ちのお母さんが参加されていたので、参加者それぞれにわが子の時のことをふり返りながら、就学児健診の話などお聞きしました。
発達に遅れや偏りがある子への対応(配慮)は、学校によってかなり違いがあります。
「うちの場合はこうだったよ」が必ずしも「どの学校でも同じ」ではないのですが、いくつかパターンを知ることで親も子も準備ができることもあります。
そういう意味で、いろんな地域の親御さんが参加されるこの会の存在意義もあるのかな?と思っています。

3月。4月。
子ども達にとっては激動の季節です。
生活発表会、卒園式(卒業式)、春休み、入学式。
卒園式はたくさん練習するけど、入学式の練習は普通ありません。
初めての場所で、初めての人に囲まれ、お母さんと離れて、知らない人の話を聞く。
理解がゆっくりで「いつも同じが安心」な子ども達にとっては、どれだけ不安なことでしょうか。
もちろん、親御さんもドキドキです。
参加者の先輩お母さんから、「春休み中に本人を連れて見学に行き、下駄箱・教室・体育館を見せてもらうといい。」「入学式の流れを教えてもらい、本人にわかりやすく伝えると少し安心できる。」等、経験からのアドバイスがありました。

もう少し大きなお子さんをお持ちの方が、支援級と普通級を行ったり来たりしながら学校生活を送っている様子を報告してくれました。
垣根が低く、気軽な行き来ができているとのことで、「いろんな学び方がある」ことが子ども達の間で自然に受け入れられているようでした。
この方の場合、一年生は普通級からのスタートで、子どものニーズに合わせてその都度話し合いながら教科による支援級の利用などを考えてきた、という経緯がありました。

顔を合わせる機会はとても大事、とも言われ、支援級と普通級を行き来することで違いを認め合うことができ、「みんなこの学校の子」という雰囲気が子ども達にも先生たちにも生まれるとのことでした。

「子どもの行き来が風を循環させる」

そう言われたその方は、後日、
小学校で「『交流級』という言葉は使わないことになって、『学年学級』又は『〇年〇組』と呼ぶことになりました!」と教えてくれました。
学校の先生方と支援級保護者が集まった場でそのように決まったことは、大きな前進だと思います。
その話合いの場で出たであろう笑顔を思い、とても、感動しました。

「窓際のトットちゃん」のトモエ学園みたいに、どんな個性の子も同じ教室で、それぞれの勉強ができるといいのにね。
失敗も一緒に経験して、お互いを尊重する心が育っていくといいのに。

そんな話をしながら、でも現実には「支援級」と「交流級」は校舎の端と端にあるんですよ、と言葉にしたりもしました。
そんなこといったら、支援学校はバスで1時間だよ。
自嘲気味に笑いながら、でもそこにもその必然があることを認識し。
どうすれば、地域で障がいがある人(子)も理解しあって一緒に暮らせる社会はできるんだろうと、考えました。
ええ、答えは出ませんが。

座談会では、きょうだいについての話も出ました。
きょうだいの障がいを前向きに受け止めながら、でも周囲からのからかいや視線が気になり、しんどくなる子もいます。

「自分はきょうだいに障がいがあることを、恥ずかしいとは思わない。
でも周りになんて思われるだろうと心配。言ってもいいけど、言うことが心配。
かといって隠すことはきょうだいを否定するようで自分もつらい。」
彼女が対峙している「周囲」とは社会です。
小さな心で必死で考え受け止めようとする彼女の気持ちを思うと切なく、胸がキュッとしました。
おとなとして、私には何ができるだろう?そう考えました。

教員が「障害児=かわいそうな子」又は「守ってあげるべき存在」という捉え方をしていると、他の子にその感覚が伝わり、特別視する関係性が生まれてしまう、という意見もありました。

 障害児である前に、同じひとりの子どもである。
 気が合う子も合わない子もいる。
 我慢してお世話してあげなきゃいけない存在ではない。
 けど、その子にはすごいところもある。
 上手にお話しできないけど、何かできた時には私も自分のことのように嬉しい。

そんな経験は、やはり離れていてはできません。
「みんなの学校」の大空小学校の実践を見て、時間と空間を共有することの力を感じたことを、思い出しました。
子ども達は、子ども達自身に力がある。
それを忘れておとながおとなの物差しでコントロールしようとすることは、子ども達の伸びようとする力にストップをかけることだと思います。

ああ、めったに書かないのに書きはじめたら止まりません。
記事が長くなってしまいました。
読んでくださった方ありがとうございました。

小市民の私が、小市民だからこそできることを探して^^
これからも続けていきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!

たなかあき
新学期が始まって1週間経ちましたね。
まだ冬休みから日常への切り替えがうまくいっていない人もいますが(ウチの子;)焦らず参りましょう。

今年も「みんなの学校清須研究会」、続けていきます。
よろしくお願いします。

先にご案内から。

【1月座談会】
1月26日(金) 午前10時〜12時
清洲市民センター (3階、304号室) 参加費無料
 〒452-0942 愛知県清須市清洲弁天96-1

代表 田中 090-9121-5631

今回は平日開催です。
普段のお困りごと、子ども達の未来についての希望、抱えている不安など、テーマフリーで話し合います。
初めての方もお気軽にどうぞ♪

※※※※※※※

11月の座談会で、「学校で学ぶことと自立との関係」について、話題にあがりました。
障がいのある子の教育では、「あいさつができる」「身辺自立」「人との関係性」を重視されます。
それはとても大事なこと。
けれど、行き過ぎると「より高いレベルで『就業』することこそが『成功』」という価値観になりがちです。
一面的な「好かれる(気に入られる)障害者」を目指させようと厳しい指導をするあまり、大切だったはずの個性を無視してしまうようなことはとても残念なことです。

座談会参加者の一人は、「その人に合った『人生』『生きる意味』を見つける、『生きる喜び』を探すことこそが、目標だと思う」と言われました。
その方は、福祉事業所で働かれていて、重度・最重度の方々の支援にも携わっておられます。
「ここに一日じっとしていなさい」は生活介護ではない。居心地がいい、やりたいことがある、だからここにいる、ということが大事。
そのためには、親以外の人とも信頼関係を結べるか、やりたいことがあるか、がキーになってくる、と。

なるほど、その通りだなと思いました。そして、それは重度の子に限らず、どの子でも、どんな人でも同じだという共通点も感じました。
柔軟に広い視点で考えてくれる支援者がいることは、親の立場としても心強い限りです。

参加者には、小学校に通う子どもを持つお母さんも数人いました。

映画「みんなの学校」のように、障がいのある子もみんなと同じ場所で過ごすのが一番いいと思うけど、「それだけじゃうまくいかない」という現実。
同じ場所か?個別支援か?を選ばなければならない、その苦悩も話してくれました。

また、障がいのある子の子育ての大変さがあり、いくつかの専門機関の支援を受けつつ関わり方を模索されている方のお話も聞きました。
子育ては母だけでするものではありません。
しんどくなる時だってあるし、少し離れて一息ついてからまた向き合う方がうまくいく場合もあります。
この方は、専門機関と密に連携を取りながら、子育てをされていました。
それでもしんどい時も、もちろんあると思いますが、たくさんの見守りがあり相談先があることは大切なことだなと感じながら、聞かせていただきました。

ほとんどの小学校の特別支援学級では、「個別支援計画」をいうものが作られています。
ですが、それを見たことがない、聞いたこともないという方がおられました。
会に参加した元教員の方からは、「計画を見せてもらって、子どものことを話し合うための土台として活用してはどうでしょうか。」と助言がありました。
親と担任とのコミュニケーションがうまく取れないケースもありますが、ひとつ、共通の認識を持つためのツールを挟むと、話しやすいこともあるかもしれません。
最近は、放課後等デイサービス等の福祉サービスでも個別計画が義務付けられていますが、中には学校の立てた計画との整合性が取れていないこともあるようです。

先生も、デイの職員さんも、もちろん親も、目の前の子どもの健やかな成長を願っているはず。
だからこそ、「情報」や「思い」の共有を定期的にすることが必要だと思います。

「文句を意見に換えような〜」という、元大空小学校校長の木村先生の言葉を、思い出しました。
うまくいかないこと、あるある。いっぱい。腹が立つことだって。
でも、誰かを一方的な「敵」にしてしまうと、結局は子どものためにならないから。

ネガティブな感情も吐き出しながらも、「ではどうすればいいのだろう?」を子ども中心に考え合える、「みんなの学校清須研究会」でありたいです。

※※※※※※※※

「みんなの学校」清須上映会、少しづつ詳細が決まりつつあります。
日程は5月13日(日)、清須市春日公民館にて午後1時開始。
ここまでは決定です。
心配していた、会場の規模に見合ったプロジェクターも、手配できました。
ただいま、清須市内を中心に寄付金を集めています。
3月にはチラシ完成予定。
席数は600席ありますので、清須市に限らず、どこからでもご家族総出で(笑)見に来ていただきたいです☆
また詳細決まりましたら報告しますね!

新しいことは、いつもワクワク、ドキドキです。

たなかあき

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(リクエストの際は自己紹介をお願いしますm(__)m)

9月座談会の報告

9月の座談会は13日に開かれました。
出席者は、幼児さんから社会人までの子どもを育てるお母さん達、9名。

はじめに「みんなの学校全国大会」の様子を、行ってきた3人から報告しました。
グループワークで使った用紙もみんなで見て、「ふつうとか、区別とか」から始まる問いかけに思いをめぐらせながら、話をしました。
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ちなみにこれは中3の娘が入ったチームのものです。
イラストいっぱいで、自由度の高さがステキ。

その後、「 全国特別支援学校知的障害教育教頭研究大会、愛知大会」に参加した方が報告してくれました。
そこでのテーマは、「共生社会に向かって、特別支援学校の役割は何か」だったそうです。
開会式で歌われた合唱団「地球組」さんは、障害のあるなしや国籍などに関係なく集い、活動されています。(報告してくださった参加者さんも、ここの団員です。)
この方が言われるには。
 
 歌っている人たちは、「一つの気持ちでみんな同じに」歌っているわけではありません。100人が、100通りの思いで、一つの歌を歌っているんです。

これは、何にでも共通するのもだな、と心に響きました。
この方が最後に言われた、
 
 世の中は共生に向かっている

という一言に、希望の光を見たような気がして、うれしくなりました。

その後の座談会は、小さい年齢のお母さんの悩みを中心に、みんなで話し合う形で進みました。
「一緒に育ち合い、学び合える学校」という理想があっても、目の前の現実は、もっとずっと、身近で深刻な問題にあふれています。
「トイレの失敗への対応をどうするか」ということや、「集団生活の中で大きな声を出してしまうわが子」「小学校就学に向けての悩み」など、今目の前にある心配ごとについて、お互いに自分の経験を紹介しつつ、話をしました。

一人一人の子どもの個性を大切にすること。
それと、親御さんが穏やかな気持ちで子育てができること。
この二つは、健やかに子どもが育つために、とても大切なことです。
ですが、ここに子ども同士が「共に育ちあえる」視点が加わった時、まだまだ厳しい現実が横たわっています。

理想通りにいかないことは多い。それはどの世界でもあたり前。
でも、理想は、語らなきゃいけない。頭の隅に、あきらめずに、持っていなきゃ。
そのために、こうして集まって、「厳しい現実」の話をする場もあっていいのかな、と思います。

座談会は、始めて来て下さった方もおり、「自分の学校しか知らなかったけど、他の地域のこと聞けて目からウロコでした。来てよかったです。」と言われていました。
小さな会ですが、存在している意味があるのだなぁと、主催者として、改めて実感しました。

さて。
11月定例会は、11月26日(日)14時から16時を予定しています。
(清洲市民センター306号室)

実は、「みんなの学校」上映会を清須でも、という案が持ち上がってきています。
今度は、たくさんの団体が共同で、「実行委員会」を組織してやりたいな、と。
まだ全然、妄想段階ですが。

「みんなの学校」を見て「よかったね」「でも無理だよね」で終わるのではなく、「その後どう生かすか」が大事、という意味で続けている私たちの会ですが、それはそれとして、裾野も広げないと、というわけで。
今度は、「みんなの学校」という映画を一つのツールに、いろんな団体と手をつないでみたいと思っています。
これが共生の輪を広げる一歩になればな、って。

また細かく決まったら、ここに書いていきますね。
お楽しみに〜。

たなかあき

minnanogakko1730@gmail.com

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