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この作品は、新聞やネットに公開予告が出始めた頃から、ぜひとも観たいと思っていた作品でした。何と言ってもあの『明日に向かって撃て』『大統領の陰謀』のロバート・レッドフォードが登場するのですから。
原題は The Old Man & the Gunです。
この作品はフォレスト・タッカーという実在の人物に焦点を当てたものであり、18回の脱獄を繰り返した銀行強盗が主人公です。ユニークなのはその強盗のスタイルです。銀行員も客も傷つけることなく、ポケットに忍ばせた拳銃をちらりと見せて鞄を相手の方に押しやり、微笑みながら金を詰めることを要求するだけなのです。被害にあった銀行の職員は一様に、犯人は立派な紳士だったと証言していたそうです。
タッカーがこうした銀行強盗を働いたのは1980年代初頭のことでした。私は不覚にもこの作品が「懐かしき西部劇」、と思い込んでいましたので、実際の時代背景をみて愕然としました。でもレッドフォードの乗馬シーンがありましたので、西部劇の雰囲気だけは感じることができました。
この作品はロバート・レッドフォードの俳優としての最後の作品と言われていました。彼も今年で82歳。顔に刻まれた深い皺は、アメリカン・ニューシネマのサンダンス・キッドとの時間の経過を感じさせました。
監督は新鋭のデヴィッド・ロウリーです。
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