大学教師の喜びと苦悩

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 ゼミ卒業生の会(杉政会)の名簿(住所録)を整理することが、この時期の仕事の1つとなっています。
 
 名簿整理の資料となるのは主として年賀状です。毎年、ゼミ卒業生の皆さんからは沢山の年賀状を頂戴します。頂戴した年賀状には原則として全員に返事を書くことにしていますが、その数は僅かに減少傾向にあります。これは当然のことで、私も退職して2年以上が経過しているわけだから、卒業生が増える訳はありません。また昨今のネット時代ともなれば、アナログの最たるものである年賀状もメールに押されて、社会全体としても減る傾向にあります。ですから私に送れられてくる年賀状が減少傾向というのも無理からぬことでしょう。

  前にブログに投稿したこともありますが、年賀状は五十音順に並べられています。したがって私はそれらの年賀状を改めて1枚ずつチェックして
住所を確認することになります。
 一方名簿(住所録)そしては各期別に並んでいますので、五十音順に並んでいる卒業生が何期生かを瞬時に判断しないと、この作業は膨大な時間を要することになります。
 ある卒業生の葉書きを手にとったら、まず、その人の顔を思い浮かべ、彼もしくは彼女の仲間を思い起こし、彼もしくは彼女が在籍して時代を推定して何期生かと見当をつけて名簿を確認します。そして結婚・転居等で住所が変更になっている場合には、名簿(住所録)に赤字で修正を施します。
 修正された名簿(住所録)は、かつては杉政会を担当するゼミ生に渡してデータを修正してもらいました。でも今では当然のことながらゼミ生がいませんので、ゼミ卒業後、そのまま大学院に進学して助教として採用され、現在は専任講師として活躍しているMさんに修正を依頼しています。Mさんには貴重な研究時間を割いてもらっているので、感謝しかありません。

 ところで年賀状を見てすぐに何期生かを思い出す人と、残念ながら時間のかかる人がいることは否定できません。これはやはりそれぞれの期の個性・特徴が影響します。またそれぞれの期の個性・特徴は、それぞれの期のゼミ長の個性・特徴に左右されます。もちろんゼミ長以外でも、実質的にゼミの取りまとめ役を担っていたゼミ生の場合もあります。いずれにせよ、私の脳裏に強く焼き付いていれば思い出すのも容易なのです。
 
 また毎年キチンと年賀状を頂戴しているのに、卒業後ほとんど会う機会のない人もいます。もちろん、卒業後の住まいや勤務の関係で会合に出席できない事情もあるのでしょう。残念なことです。

 こうして名簿(住所録)を整理していると、ゼミを指導していた時代が鮮やかに思い起こされ、その思い出が次々と展開して懐かしさに包まれます。

 あと何年このような名簿整理ができるのだろうか、などと考える今日この頃です。

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