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時空の広場・銀の時計
再び時空の広場に戻ってきました。サウスゲートビル寄りには銀の時計が設置してあります。金の時計と銀の時計、どちらも大阪駅の新たな待ち合わせの場所として活用されていくのでしょう。
銀の時計の真下から金の時計方向へ振り返って撮影してみました。ノースゲートビルの巨大な吹き抜け空間が奥に広がっていて、専門店街ルクアとJR大阪三越伊勢丹をつないでいる連絡通路などが見えます。平日の午後5時過ぎの時空の広場の雰囲気はこんな感じです。
専門店街ルクアの全景です。店舗面積は約2万㎡で、20・30代の女性を中心に、カップルの男女をターゲットにしたお店が多いのが特徴です。
こちらはJR大阪三越伊勢丹です。京都駅ビルのJR三越伊勢丹と同じ会社が運営しているデパートとなっています。
午後5時過ぎとなってやや薄暗くなってきました。時空の広場の街灯がともってきましたが、街灯の光が広場の床に反射して幻想的な光景となっています。
時空の広場の上には多くのベンチや休憩スペースが設けられています。
大屋根の終点部の先にはサウスゲートビルの中を通って大阪駅の中央南口へ出ることができます。
大阪駅の見学が終わったので京都駅まで変えることにします。橋上駅舎の中は大変きれいな空間となっています。通勤・通学ラッシュが始まっている中、JR京都線の京都方面行きの列車のホームを探します。
大阪駅からJR東海道本線(京都線)の新快速の列車に乗って京都駅まで帰りました。京都駅に到着したのは午後6時過ぎですっかり暗くなっていました。 |
11.東京8・9月
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ここ20年ほどで日本国内では大都市の駅に巨大なターミナルビルが多く建てられていますが、この大阪ステーションシティはそれらの集大成のようなものであると感じました。それらを少し調べてみると…。
1.京都駅ビル(JR西日本・京都駅) 1997年9月開業 延床面積238,000㎡
2.JRセントラルタワーズ(JR東海・名古屋駅) 1999年12月開業 延べ床面積416,565㎡
3.JRタワー(JR北海道・札幌駅) 2003年3月開業 延べ床面積274459㎡
4.グラントウキョウノースタワー(JR東日本・東京駅) 2007年12月開業 延べ床面積212,158㎡
5.大阪ステーションシティ(JR西日本・大阪駅) 2011年5月開業 延べ床面積約530.000万㎡
1997年に完成した京都駅ビルのインパクトのすごさは今でも覚えていますが、その後名古屋駅のJRセントラルタワーズや東京駅の再開発工事などターミナル駅の駅ビルが次々と造られています。京都駅ビルを手掛けたJR西日本がそれを越える駅ビルを大阪駅に造ったわけですが、私も大阪駅に降り立った瞬間に「京都駅ビルを越える駅ビルだな」と感じました。
もともと大阪駅の駅ビルは駅の南側に「アクティ大阪」という建物がありました。大丸とJR西日本系列のホテルが入居していたのですが、京都駅ビルの成功を受けてJR西日本が大阪駅の大規模改良・再開発事業「大阪駅開発プロジェクト」が2004年にスタート。アクティ大阪の増床工事と駅の北側にデパートと専門店街の駅ビルを建設、南北橋上駅舎の工事とホームを覆う大屋根を造ることになります。
増床されたアクティ大阪(サウスゲートビルに改称)と新しく建てられたノースゲートビル、駅構内と併せて延べ床面積は約53万平方メートルの駅ビル群が誕生しました。ちなみに店舗面積は13万4000平方メートルで西日本最大です。そして2011年5月4日にグランドオープンしました。
橋上駅舎の上にあるアトリウム広場からノースゲートビルの屋上へと伸びるエスカレーターを上っていきます。専門店街ルクアとJR大阪三越伊勢丹を結ぶ自由通路を経由してしばらく乗っていくとどんどん高さが増していきます。
天空の広場がはるか下に見えるようになりました。
風の広場
エスカレーターを乗り継いでいくとノースゲートビルの屋上に出ることができます。橋上駅舎やデパートと直結しており、多くの人たちが休憩していたり私のように見学していました。その名の通り風が吹き抜けていきます。ベンチやテーブルなどが設置されているので休憩に最適な場所です。
風の広場は展望スペースが造られていて、梅田貨物駅や建設中の「グランフロント大阪」の様子を一望することができます。
風の広場から見渡した大阪駅の北側です。右に写っているのは「梅田スカイビル」。その奥には六甲山脈の稜線や大阪、西宮、伊丹などの市街地が続いています。
ノースゲートビルの屋上には多くの広場がありますが、緑地化がすすめられているようです。数年後には緑が育っているかもしれません。
風の広場を後にして時空の広場を見渡せる場所まで戻ってきました。薄暗くくなってきたためか、時空の広場周辺の街灯がともり始めました。
尼崎方向を撮影してみました。大屋根と橋上駅舎の下には大阪駅のホームと屋根が密集しています。この駅ホームの屋根はこの先しだいに取りはずされていくそうですが、最近になって風雨が大屋根の隙間からホームに吹き込んで着ることが判明したそうです。急きょ透明な屋根に付け替えることになったとか。
新大阪駅方向を撮影してみました。大屋根の間から現在建て替え工事中の阪急百貨店が見えます。大阪駅周辺は現在世界一の百貨店競争が行われていると言われています。今年の5月にこの駅ビルが開業し、JR大阪三越伊勢丹が登場し、大丸も増床工事が行われました。2012年春には阪急百貨店の増床工事が完成。また駅前にある阪神百貨店も2011年以降に建て変えられるとか。
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大阪ステーションシティ
京都駅から東海道本線(JR京都線)、16時ちょうど発の新快速「網干行き」列車に乗って16時28分に大阪駅に到着しました。新しく造られた橋上駅舎を通って新しく建てられた駅ビルのノースゲートビルディングにやってきました。大阪ステーションシティは2011年5月4日にグランドオープンしました。
アトリウム広場
グランドオープンした大阪ステーションシティの新しい駅ビルがこのノースゲートビルディングで、上の写真の吹き抜けになっている空間が「アトリウム広場」と呼ばれています。左側には専門店街の「ルクア」、右側が「JR大阪三越伊勢丹」が入居しています。午後5時前のアトリウム広場は通勤・通学ラッシュが始まり掛けていました。
時空の広場・金の時計
大阪駅のホーム群の上に新たに新設された南北橋上駅舎。その上には南北自由通路と大広場を兼ねた「時空の広場」が広がっています。時空の広場に設置されている金の時計は待ち合わせ場所として定着しそうです。この金時計は少し離れた場所にある銀時計とともにシチズン製だそうです。
金の時計の上には大阪ステーションシティの一番の目玉であるガラス張りの大屋根が架けられています。もとからあった大阪駅南口のアクティ大阪と新しく建てられたノースゲートビル、二つのビルの間に片屋根式の構造になっていて、大阪駅の全てのホームの上に架かっています。
南北自由通路の全景です。通勤・通学ラッシュがすでに始まり掛けている状況ですが思ってよりも人が少ないと思いました。この時空の広場は主に二つの駅ビルの間を行き来する人たちが主に利用しているみたいです。金の時計が遠くからでも目立っています。
グランフロント大阪
大阪駅北側に広がっている梅田貨物駅跡地では再開発工事が現在行われていて、オフィスや商業施設、ホテルなどが入居する高層ビルが建設されています。今回の駅ビルの完成や貨物駅跡地の再開発によって大阪駅の北側は急速に発展しつつあるようです。
ノースゲートビル3階のJR大阪三越伊勢丹の東西通路から見渡した西梅田の高層ビル群です。高さ190メートルの高層ビル「ハービスOSAKA」がみえました。大阪駅周辺はオフィスビルやビジネスホテルなどが密集しています。
3階の通路から見た大阪駅のホームを覆っている大屋根を見学することができます。この位置から見ると大屋根の大きさが改めて実感することができます。
新しい南北橋上駅舎と大屋根、そして大阪駅ホームの全景です。ホームの屋根は今後取りはずされていくそうです。 |
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琵琶湖疏水・水路閣
南禅寺方丈庭園から南禅院まで移動します。その途中にレンガのアーチ橋で構成されている水路橋が境内の中を縦断しています。これが琵琶湖疏水の南禅寺の境内の中を通っている水路閣です。テレビドラマなどで良くこの水路橋は登場します。
琵琶湖疏水は明治時代の中期に東京遷都によって衰退しつつあった京都の町を近代化するために琵琶湖の水を京都市内に引き入れて水力発電や工業用水、上水などに利用するための施設です。滋賀県大津市で取水された水は山科盆地の北端部を通って東山区の蹴上から京都市内へ流れていきます。
色褪せた赤レンガが積まれている水路閣。アーチが至る所に採用されていて戦前の西洋建築の雰囲気を味わうことができます。この上には水が流れていて京都市内へと運ばれています。この水路閣を設計したのは東京出身の設計家・田辺朔郎です。
水路閣の周囲にはもみじの木がたくさん生えていて、11月の中旬くらいにはるとこの水路閣周辺は真っ赤に染まります。
南禅寺・南禅院
琵琶湖疏水の水路閣の奥にあるのが南禅院です。ここは枯山水式の方丈庭園と比べて池泉回遊式庭園、歩きながら景色の変化を楽しむことができます。南禅院は鎌倉時代の中ごろに、当時の亀山天皇が造った寺院です。南禅寺の中では一番古いお寺であると言われています。
拝観料を払ってすぐの場所に苔で覆われている庭園が広がっています。これだけの苔を維持するのは大変な労力やお金がかかることでしょう。苔の地面の奥には池が配置されています。上の写真の右上に見えるのは表門ですが、現在は閉鎖されています。
南禅院のこの苔で覆われている庭園はいつ見ても感動します。京都市内には苔で覆われている庭園はいくらでもありますが、この南禅院は周囲が山に囲まれていて、ひっそりとしている雰囲気がすごくいいと思います。
南禅院・方丈庭園
この南禅院の庭園も方丈庭園と呼ばれています。池の周囲には散策道が設置されているので、池の周囲を一周してみます。
庭園の中には複数のもみじの木が植えられていて、新緑と紅葉の時期は素晴らしいそうです。
小さな滝の前を通って池の反対側に回り込むともみじの葉の奥に方丈の建物が見えました。散策道は斜面に造られていて、池を見下ろす形になります。
池の周囲を一周して元の場所に戻ってきました。
これで南禅寺のご紹介は終わりです。1日目の京都の観光は終了し、これから急いで京都駅まで戻りました。
JR京都線の新快速「姫路行き」に乗車して大阪駅へ向かいました。今年の5月に開業した大阪駅を見に行くためです。首都圏にも新快速のような速い列車を作ってほしいくらいです。京都〜大阪が28分!しかも停車駅が一つだけなのです。関西に住んでいる人は恵まれているなと正直思いました。
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南禅寺大方丈の庭園をパノラマ写真にしてみました。実際に庭園の縁に立ってみるとその広さがかなりわかります。砂利はきれいに整地されていてまるで池の水面みたいでした。画面が少し暗くなってしまいましたが、整地されている砂利が自然に連続しているように仕立てることができました。
枯山水庭園は水がない代わりに砂利などで水の流れを表現していると言われています。
方丈庭園の仕切りとなっている築地塀です。この裏側は南禅寺の散策道に接しています。
南禅寺方丈「如心庭」 南禅寺大方丈の建物の裏側にも庭園や渡り廊下などが続いていて、様々な大きなの庭園を眺めることができます。大方丈前の庭園よりも小さい規模ですが、枯山水庭園が造られていました。心字形に庭石を配置しています。
こちらの枯山水庭園は整地された砂の中に直接石をいくつか置いています。この小さな庭園の手前に立っている建屋が「南禅寺小方丈」と呼ばれています。
南禅寺方丈 「六道の庭」
南禅寺小方丈の建物を回り込むと奥には渡り廊下や苔のお庭などが広がっています。六道とは六道輪廻という六つの世界を表しているそうです。
渡り廊下の左右にも色々な庭園が造られていて、渡り廊下の上から眺めることができるようになっています。
南禅寺方丈 「華厳の庭」と南禅寺垣
華厳とは花の飾り、響き合う宇宙の心を表しているそうです。この庭をかこっているのが「南禅寺垣」と呼ばれています。
渡り廊下といっても屋根瓦がついている本格的なものです。
更に奥には砂利と苔、石を使った庭園が広がっていました。
これで南禅寺方丈の散策は終わりです。この次は同じ南禅寺の境内の中にある南禅院へ行ってみます。
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