橋詰雅博の焦点

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      (高さ100㍍の鉄筋コンクリート製外筒)
 
  本格稼働前の最後の一般向け見学会への申込者は700人
 12月からパッカー車が入り可燃ごみの焼却実験を始めるふじみ衛生組合の新ごみ処理施設(調布市深大寺東町、東八道路沿い)を11月25日(日)午前に見学した。調布市と三鷹市が共同運営する同施設は敷地面積が2万6000㎡で、来年4月から本格稼働する。稼働するとパッカー車を1日平均190台受け入れ、年末年始なら最大300台OKだという。
一般向け見学会は3回目のこの日は午前中が400人、午後が300人、合計700人の見学申し込み者があったという。それを聞いたときは、〝え、そんなにいるの〟と少し驚いた。子どもを連れた家族も目立ち、やはり両市の住民が多いようだった。今年1月末に実施した1回目の見学者は60人、2回目の9月は180人だったが、3回目は本格稼働前の最後の見学会だったので見学者が大勢になった。ガイド役の職員は息せき切って対応していた。
 ごみピットは最大7日分、灰積出場は最大10日分ストック可能
見学者20人をひとつのグループとし、それを束ねるガイド役が見学コース11カ所を案内。その11カ所は3階の研修ホール、屋上緑化、2階のプラットホーム(パッカー車からの可燃ごみ投入口)見学窓、ごみピット見学窓・ごみクレーン操作室見学窓、中央制御室、蒸気タービン発電機室見学窓、炉室・排出処理設備見学窓、1階のプラットホーム、灰積出場、炉室(ストーカ式燃焼)、煙突。1階のプラットホームと炉室は写真撮影が禁止だった。総事業費145億円で受注し設計・施工したJFEエンジニアリングの企業秘密部分があるためだ。主な見学カ所の特徴は以下の通り。
・研修ホール=120人収容、150インチの大型スクリーンがあり施設概要を紹介。利用者は施設の見学にきた小学生や教諭が中心。
・屋上緑化=10種の植物を栽培。四季ごとに葉の色が変わる。施設全体で30%を緑化する。ここから富士山が見えた。なお4階には太陽光パネル50枚が並べられ最大10㌔ワットの発電可能。
・ごみピット=最大7日分の可燃ごみをストック。
・蒸気タービン発電機室=1日最大9700㌔ワットを発電。2炉に用いる電力は1500㌔ワット。施設内で使わない電力は東電などに売電する。年間売電収入を3億5000万円見込む。施設運営費は年間6億円なので、約6割を売電収入で賄う計算になる。
・プラットホーム=高さ7㍍、横4・5㍍の投入扉は1番から6番まであるが、パッカー車が使用するのは1番から5番。1日200から250㌧の可燃ごみを投入する。6番扉は企業や個人が車で持ち込んだ可燃ごみ(書類や不用品など)を投入する際に使用。10㌔当たり350円の料金をとられる。さらに扉なしの7番があり、可燃性粗大ごみの切断機を設置している。絨毯や畳などを切断し、ごみピットに投入。
・灰積出場=850度以上で焼却された灰を最大10日分、ストック可能。1日に20㌧ほどトラックで運び出す。東京たまエコセメント化施設(日の出町)に搬入され、エコセメントの原料になる。テトラポットやベンチ、側溝などに再利用。
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外筒内側に3本の煙突を収納、2本は炉専用、1本は臭筒専用(写真上)
・煙突=高さ100㍍の鉄筋コンクリート製外筒の内側に3本の煙突を収納。うち2本は2炉専用、残る1本は「臭筒」専用。2炉は年に1回法定点検があり1週間から10日、炉を完全停止する。その際、臭いを排出すために臭筒を使う。臭筒の採用は東京のごみ焼却施設では初めてだ。また、60㍍を超える構造物は航空法によりピカピカ光る航空障害灯を取り付ける定めになっている。ただし、直径が高さの10分の1を超えるなら設置義務が免除となっているので、外筒直径を10・05㍍にした。わずか5㌢引き延ばしたのはそのためだ。航空障害灯が目に入り周囲のマンション住民がイライラするのを回避するために行った苦肉の策である。
    売電収入が一定程度落ち込んだら組合がお金を補てん
見学は40分ほどで終了した。ガイド役の職員は「1日当たりの可燃ごみ処理量を288㌧(144㌧、2炉)としたのは、三鷹と調布の両市の人口が7年後の2019年に最大になるという試算に基づき設定しました。可燃ごみが減量となると、当然ながら売電収入も落ち込みます。そこで可燃ごみが15%までのダウンなら施設運営会社に企業努力してもらい、減量が15%超えた場合、ふじみ衛生組合がお金で補てんします」と説明した。
     定見のない市長を抱える小金井市民のため息は深い
三鷹と調布の両市が新ごみ処理施設を共同運営すると覚書を交わしたのは99年。13年間かかり本格稼働直前まできた。両市と比べると、小金井市の可燃ごみ処理問題へのモタモタぶりが際立つ。「定見のある市長」と「定見のない市長」、この差が浮き彫りになった。小金井市民のため息は深い。
 

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