水嶋ヒロさんが、ポプラ社の小説大賞を受賞した作品「KAGEROU」を早速読みました。
かげろうのような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
主人公は、自殺をするために廃墟のデパート屋上に上がった。
そこから物語は始まります。
人は生きたいと思いながら死ぬか。死にたいと思いながら死ぬか。では同じ「死」でも
違ってくるのだろう。
この世に絶望し、人生を終わらせたいと願った一人の男にとってどんな死に方であっても
それは「死」に違いはなかったはず。。
しかし、物語は思わぬ展開に。。。
あとはネタバレになるのでここまでです。
作者は処女作だということですが、情景描写にとても気を遣っているのがよく伝わってきました。
これからが楽しみな作家さんですね。
考えさせられたのは、肉体の死と魂の死についてです。
肉体はやがて全て等しく滅びる運命にありますが、魂はどうでしょう。
死が最後なのだと考えるか、死の先があるのだと考えて生きるのかでは生き方が違ってきますよね。
仏教では輪廻転生。キリスト教では天の国での永遠の命。宗教という枠組みを超えて
人が死ぬということについて考えさせられました。
|
9:06さん>「不安」この言葉が人の行動の全てを左右しているような気がしています。死後の不安、生きることへの不安、明日のことへの不安。経済的な不安。etc...
不安を取り除くために宗教があると行っても過言ではないような気がしています。
2010/12/22(水) 午前 5:34
さっそく読まれたのですね
若い作家さんだけど深そうですね
ちょっと興味があります
2010/12/30(木) 午前 8:32
もとこさん>作者が表現することにものすごい情熱を持っていることが伝わってきました。
2010/12/30(木) 午前 8:33