はるかむかしのことだった。豊かな心をもつ貧しい男がいた。 クリスマスの近づいたある夜 男は夢をみた。 友につきることのない富を与える夢だった。 目が覚めても、夢は男のあたまのなかをいつまでもめぐっていた。 やがて男はぽつりと言った。 「この世にあるどんなものでも手に入れられるとしたらいったいなにを友に贈るだろう。」 友に買う美しいもの高価なものを心にえがいて男はほほえんだ。 しかし、男は思った。 「わたしはこのうちのどれひとつ持っていない。 だけど、こんなに満ち足りていうる。」 そこで男は考えた。 「ほんとうの豊かさとはお金のあるなしによらないのだろう。」 「きっとお金で買えないほど値打ちのある贈り物があるにちがいない。」 夜の静寂のなかで男はクリスマスについておもいをめぐらした。 やがて男は羽ペンを手にすると羊皮紙の巻きものにむかった。 この後、男は、降誕節の12日間に友に羊皮紙に書かれた手紙を贈ります。
その内容は、ここで明かすことはできませんが、最後に気づきます。 ひとつひとつ祈りながら、男は知るのです。 「わたしはなにかを贈るつもりだったが、宝はすでに、友の心の中にある。 どうかこのことに気づいてくれるように。」 男が祈りのことばを書くたびに不思議なことが起こった。 祈りは友のためにささげられたが、男の心にもしっかりと刻まれた。 すると、祈ったとおりのことが男の人生に実を結ぶようになった。 クリスマスの祈りを豊かに味わい あなたの心も暖かくなりますように。 |
祈り
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主よ、わたしを、あなたの平和をこの世にもたらす道具にしてください。 憎しみのあるこころに愛の種を播くための道具に、 害を加える者に赦しを、 分裂には一致、疑いには信仰、 絶望には希望の、 暗闇には光の、 悲しみには喜びの、種を播くことができますように。 ああ、聖なる主よ、どうか 慰められるのをもとめることよりは、慰めることを、 理解されることよりは、理解することを、 愛されることよりは愛することを求める、その心をお与えください。 なぜなら、与えることによって多くを受けとり、赦すことによって赦され、 死ぬことによって、永遠の命が生まれるのですから。 |
ネヴィル・スミスの祈り 主イエスさま あなたが頭を垂れ、死なれた時、大きな暗闇が地を覆いました。 わたしたちは絶望の中にいる多くの人々のことを知っています。 人生には意味も目的もない、自分は生きる価値がないと思いこみ 心の中の暗闇に苦しみもだえて 自己破壊と死に至ろうとする人々がいます。 主よ、あなたは御受難の中で捨てられ 孤立し、放棄されたとお感じになられました。 あなたは心と体の苦しみと痛みを味わっている すべての人々の中のお一人です。 この人々のために、決して消えない光になってください。 この人々を囲み、呑みこんでしまう闇を切り裂いてください。 そしてその心の中に、受容と赦しと平安を 知ることができるようにしてください。 親しい者を自殺で失い、心の中に、空しい思いと 人に言えない罪の意識の重荷を負っている人々のために祈ります。 この人々に、受容する力をお与えください。 それによって自責の念や相互の非難から解放され あなたの死とよみがえりにならって 人生に対して新しい理解と目的を見出すことが できるようにしてください。 ネヴィル・スミス : 著 : 滝沢陽一 訳 : 「病院にいる人々への祈り」 |
黙って愛しなさい。 わたしが愛したように、 何も語らずに、しばしば外にさえ表わさずに、 黙って愛しなさい。 黙って愛しなさい。 愛が、深く、ほんものになるために。 だれにも気づかれないように奉仕し、目につかないようによい行為をしなさい。 そして、黙って愛することを学びなさい。 黙って愛しなさい。 しかられても言いわけをせず、 心を傷つけることばにもいい返さず、 黙って愛することを学びなさい。 あなたの心は、愛が君臨する王国であるように。 その王国を、人へのやさしい思いやりで満たし、 黙って愛することを学びなさい。 人から求められず、かえって退けられるときに、 黙って愛しなさい。 手をかしたくとも、受け入れてくれないその人たちのために祈りなさい。 誤解されるときに、黙って愛しなさい。 愛が無視されることを忍びながら・・・・・・。 悲しいとき、黙って愛することを学びなさい。 喜びを周囲にまき散らし、人のしあわせを増すよう心がけなさい。 人のことばや態度でいらだったなら、 黙って愛しなさい。 心の奥に秘められた苦しみを、忍耐深くささげなさい。 あなたの沈黙のうちに、 恨みや不忍耐やきびしい批判がひそまないように。 いつも兄弟を尊重し、たいせつにすることを心がけなさい。 ジャン・ガロ : 著(大滝玲子:訳) : 「愛のいのり」 : 女子パウロ会 |
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