気配りは確かに大切です。ある種のことに関しては、言ってよいときと、よくないときがあります。
中には絶対に言ってはいけないこともあります。秘密の保守は信頼関係に不可欠です。
一人の人とだけ分かち合うのが適切なこともあります。あるいは数人の人と分かち合うのが適切なことも
あるでしょう。しかし、日常的な人間関係の多くにあっては、気配りや秘密の保守のために、正直である
ことや率直であることが妨げられてはなりません。
もちろん、正直で率直にすれば、あなたは無防備になります。どうすればあなたを攻撃し、傷つけること
ができるか、人に知らせることになるのですから。防御の構えをやめれば、自分をさらけだすことに
なります。親密な関係においてだけでなく、グループや組織の中でも同じことが言えます。
しかし、無防備さが良い意味を持つこともあります。無防備になると、他の人たちと心がつながりやすく
なります。人と深く知り合うことになり、人から容易に学べるようになります。
無防備な状態は、新しい人間関係へのドアであり、共に協力し合って生きる新しい道に通じるドアです。
争いでいっぱいのこの世界では、自分の周りに防壁をつくり、鎧に身を固めて行動したくなるのも無理は
ありません。しかし、これには問題があります。鎧はあなたを守ってはくれますが、同時に、あなたを
閉じこめてしまいます。成長できるとしても限度があって、その限度以上に成長したければ鎧を脱がなけ
ればなりません。いったん鎧を脱いでしまうと、あなたは無防備になります。しかし、その無防備さと
共に、成長する自由がやってきます。こうして、人間としての成長や、職業人としての成長が楽しめる
ようになると、鎧はもはや必要ではないことを発見するでしょう。あなたの強さは鎧からくるのではなく
あなたの内面から来るのです。
そういうわけですから、最善を尽くして正直で率直であってください。そうすれば無防備にはなりますが
そのおかげで他の人と容易に絆を結べるようになり、一人の人間として、また一人の職業人としての成長
を遂げることが容易になります。あなたの鎧を脱いでください。そして、正直で率直であることから
得られる人生の意味と満足感を楽しんでください。
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正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。