躁鬱のスナフキン 〜感動を糧に〜

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「美女と野獣」 〜渓流の女王と孤高の狩人〜


気がつくと肌寒い夜。

こんな夜は夏の思い出を整理整頓。





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まずはうちの山小屋の近くの渓流で…

(運がよければ)出会えるお魚たちから。




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『アマゴ』(16cm・渓流の女王「ヤマメ(山女)」の亜種)

成魚で体長25センチ程度。

パーマーク(縦長の楕円)が美しい。


彼女に出会うたびに「自然に帰る喜び」を感じさせてくれる。


彼女たちはサケ科のお魚で、

基本的には渓流で一生を終えるが、

彼女たちの一部は山から海に下りて「サツキマス」と呼ばれる。


驚くことに、海を下った彼女たちは、

体長50センチにもなって故郷の川に帰ってくるのだ。


大海にその身を委ねた者は、

数々の危険を乗り越えて大きくなって帰ってくる…。



人間の成長と同じ。











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『ゴギ』(25cm・幻の「イワナ(岩魚)」の亜種)

成魚で体長40センチ程度。

太古から姿を変えていない絶滅危惧種。





ヤマメより上流部に棲み、

源流部の小川でも40cmを超える個体が棲んでいることも。

彼らは野獣のように貪欲で、ネズミも襲うと言われている。



中国山地の山奥の源流部でひっそりと暮らしている彼ら。

人間の文明は刻々と変化しても、

古(いにしえ)からその姿を変えることなく生き続ける…。



大自然のロマンを凝縮させたような生き物なのだ。






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こんな「美女と野獣」たちと戯れた夏は

近年になく幸せな夏。

来年も彼らに出会えますように・・・。
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『自然に帰れ!#2』 〜Back to the Nature2〜


今回は徳島県剣山のスーパー林道へツーリング。

一泊二日で100kmの林道走行計画。



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なにゆえに徳島の山奥まで・・・。


「林道走破」「自然回帰」「現実逃避」・・・すべて正解。


行きたいところへ行く・・・最高の贅沢。




山陽自動車道→瀬戸大橋→高松自動車道→鳴門IC

ここまででざっと4時間15分、料金は¥7,950。

給油3回(ブルーアイアンのガスタンク8ℓ)。



灼熱渋滞地獄の国道11号→55号線を南下して

県道16号を待ち合わせ場所の上勝町へ。



Yさん(大阪の元気なおじさん)と合流。

いよいよ四国スーパー林道へ。




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YさんのKTMが砂煙を上げながら走っていく。

少し離れて追走する。

頭の眠っていた回路にアドレナリンが流れ込むのがわかる。




・・・楽しい。



一時間走って左カーブを曲がりきれず転倒。

左ハンドルバー曲がるしカウルは大怪我。

5分後そのせいでまた転倒。

今度は僕の身体が・・・

左足ちょっと痛い(てか、だいぶ痛い)・・・



100kgのバイクが砂利道で滑って起こせない。

ヘルメットの中で極限まであがる呼吸がうるさい。

汗ダクダクでバイクにまたがるもエンジンかからず。

しばし立ち往生。





「徳島の山奥でおれ何やってんだろ・・・」





・・・楽しい。







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同じように転倒していたYさんと再び合流、

雲早トンネルをぬけ神山の大パノラマ。

この時点でスーパー林道は中間点で断念。

二人とも怪我したらしく・・・

戦意喪失のへたれライダーはそのまま四季美温泉へ。






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温泉宿の川原でマイナスイオンを吸収する。












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川面を覗くと・・・いましたヨシノボリ(体長約5cm)。

ヨシノボリのオスはこの時期どう猛で、

メスの奪い合いで体は婚姻色で鮮やか。

ちょっとした「愛の戦士」なのだ。









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川面に自分の姿が映る。

まるで「千と千尋」の“かおなし”。

自分の「欲望」が輪郭を縁取っているように見える。

汚れた魂を清めなければ・・・。








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翌日の朝、

Yさんは肩を痛めて早々に大阪へ帰ってしまった。

リベンジは秋にでも行きましょう。

ここからはひとり旅。

大きな岩をくり貫いた「遂道」を抜けて。







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標高1600mのブナ林を抜けて・・・

午後には松山に入る予定だ。

ここから約300kmの道のり。



It's a long road when you're the only lonely one.
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しばらくの間、ブルーアイアンと旅にでます。

四国へ。

心の洗濯に。




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先日やっと届きました。

人生にやる気の出るこの一枚。

アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード

出かけるときは忘れずに!

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とうとうこの日がやってきた・・・。

久々に自然に帰る日。

まるで故郷に帰る気分。

午後9時前、仕事を済ませて出発。




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R191号からR9号へ抜けて田万川公園へ。

夕べはガス欠で汗ダクダク。。。

真夜中に100kgのバイクを3km押した。

自慢のアイアンホースもガソリンなしでは
ただの重たい自転車(ペダルなし)。

まっ、無事着いたので「よし」としよう。





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海は果てしなく青く、空は限りなく青い。

「命の洗濯」とはこんな気分か。






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さっそく魚釣り。

今日の釣果、2時間でキス15匹。

でっかいやつ二匹は刺身。






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昼過ぎに海を離れR433号へ。

ツーリングマップでは「車幅狭、カーブの連続がきつい」とある難所。

しかしこの匹見川、水が青くて美しい。
このあたりではトップクラスの清流で
ここで獲れるアユは絶品だ。






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道は次第に鬱蒼とした森へ。

2ストの甲高いノイズと風の音だけが続く。

気が付くと誰もいない森の中。







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しばし森の一部と化す。

ブナの巨木のなんたる存在感。

人間の文明よりも逞しく神々しい。




自然に帰る喜びに浸る一日。

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