信楽茶碗 「花橘」 写し
サイズ 14x10.5 高さ6.5cm 250g
* あちこち見ているうちに発見?しました。
香雪斎蔵品展観図録(道具の部) 昭和9年発行 の119にあの有名な信楽「花橘茶碗」が載っています。
売り立て価格は仁清「色絵茶碗」と同じ約25000円ですから相当高価な茶碗です。
ここでは「花橘」の説明がしてあります。
また同時に写しについても記載されています
私の「花橘」写しはここに記されている花橘の特徴によく似ていて、サイズ、重さもほぼ同じです
私の「花橘」の箱裏には江戸初期から続いた古筆鑑定家、13代古筆了信の落款と歌が書かれていますが、花押大集成 常石英明著によれば、真筆に間違いないようです。
また高台横の赤色の花押は了信のものです。
私の「花橘」が香雪斎蔵品展観図録(道具の部)に記載されている写しか否かは不明ですが、きちんとした「花橘」の写しであると考えられます?・・・
了信と同時期に作られたと考えるのが妥当であるとは思いますが・・・。
このように、名物ものの写しはよく造られたようです。
これは贋作ではなくれっきとした写しです。
このように写しにまで言及されている記事を読んだのは、この図録のものが初めてで、目の上のうろこがとれたような気がします。
贋作と言われる作品にも、とても出来のよいものがありますが、それは腕のある作家が本気で造ったのではないでしょうか・・・・。
これをどう評価するか・・・各人の考えなのでしょうね・・・。
古筆了信
1871〜1953
古筆鑑定家 古筆家13世
歌は
> よしやとも 川の流れに合わぬとも
常に則(のり)知る 道を尋ねむ
意味は
もし仮に自分の生き方が世の中の流れに合わないとしても、日常正しい生き方を求めて歩んで生きたい
6月12日の「何でも鑑定団」で青のビードロ釉のきれいな古丹波の壷がでていましたが、この茶碗もビードロ釉は美しいものですが・・・自然か否か・・・
灰をかけたりすることもあるようです・・・
いずれにしろなかなかの茶碗です。
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