|
国吉清尚 酒盃
1943〜1999
沖縄の陶芸家
常に前へ前への作家で、同じものは2度と造らないと言われるくらい意欲に富んだ作家でした
特に沖縄にある土などの材料すべてを練りこんだ焼き物を焼くべく研究を重ねていたようです
自分自身はShyな方でしたが、強いものに憧れ、自分の魂を吹き込むような作陶姿勢であったと言われています
特異な作家でした
サイズ 直径9 高さ4.5cm
*
穴窯の中は真っ赤な火の海だ
清尚はガジュマルの薪をたたきつけるように焚き口に投げ込んだ
さー薪よ燃えろ!燃えて燃えて焼き尽くせ!
土よ!耐えろ!・・火なんぞに負けるな!耐えて耐えて耐えまくれ!
清尚の命の限りを尽くした格闘は10日続いた
今度はどんな宝石が出てくるのだろうか・・・
清尚が満足そうな笑みを浮かべ、ほっとくつろぐ時はもう直ぐだ
私の想像したVirtual scene ですが、命の限りを尽くして極限を追求した国吉清尚の作陶精神はどんなものであったのか・・・
いずれ高く評価されるであろう孤高の陶芸家だと思います
また自分が目立とうということもしませせんでしたので、写真集やらの資料もほとんどなく、その全貌はなかなか分かりません
鬼才という形容が正に相応しい陶芸家でした
余談になりますが、このブログの澤田文一もよく似ています
数ヶ月前にNHK新日曜美術館で紹介されました
この酒盃の荒々しさには感動しました
見込みにひっつきがありますが、この酒盃の景色を作っている重要ポイントであるかのように見えます
酒盃の緑色は、珊瑚を砕いて土に混ぜた時の変化ではないかと言われています
写真1を見ますと、極限の高温の焼成であるためにひび割れが出来て、また土が縮んだのか?シワが出来ているのが分かります
侘びさびを解する日本人にしか理解できない作家なんでしょうか・・・・
|