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武用君彦 大壷
窯名:蘆山窯(ろざんがま)
生年:1947年(昭和22年丁亥)
年齢:61歳
時代:昭和〜平成
師匠:二代藤原楽山
得意:みがきの手法
サイズ直径33 高さ66cm
文様は流文です
川の流れを表現しています
* 2年ほど前に書庫 日本陶器 瀬戸 志野・・・9ページにブログUPした備前大壷の再掲です
しかしこの大壷は大きく変わりました
と申しますのは、今年の2月頃に床の間のある和室で、パーン、ガタンゴトン・・という音がしました
誰かいるのかな?と思って、「オーイ! 誰だ?」と言いつつ和室を覗きましたが、もちろん誰もいませんでした
不思議だなーと思いつつそのままになりました
家内にも誰もいないのに和室付近でガトゴトしたんだよなー・・と一応は伝えましたが異常ないということで・・すぐに忘れてしまいました
その後大分経って書をしようと和室に入って、床の間を何気なく見た時にこの大壷が割れていたのに気付きました
最初の頃は割れていたのに気付かなかったのです
足元に書の道具材料が散らばってましたから・・・
頑丈さでは日本一の備前が割れるとは・・・きっと珍事に相違ないと思い、作者の武用先生に連絡をしました
武用先生は「それは珍しいですね・・・きっと何かの危難を受け止めてくれたんですよ・・良かったかも知れませんよ・・」と言うようなことを言われましたのですが、私も妙に納得しました
持ち主の危難を救うなんてなんと言うけなげな壷なんだと思えば本当にそう思えるから不思議です
「送ってくれれば無料で直しますよ」と言われましたので、お願いしましたところ、きれいに直って一昨日我が家に帰ってきました
(直しの部分は1枚目の写真でもよく分かると思います)
そしてまた床の間の真ん中に鎮座しています
壷が割れたことを珍事と書きましたが、今回の件では、これだけではなかったのです
私が修理をお願いするときに、武用先生にゆうパックで送ったのですが、武用先生のところに届いたときには壷の保存箱の底が壊れていました
(保存箱はとても上質な桐材で造られていて、四方桟です
このことでも武用先生の相当の力作であるということの見当がつきます)
大壷は何でもなかったのですが・・・備前は強いですね、やっぱり・・・
こんなことも初めてでした
まーしかしこれはさほど珍しくもないかも知れません
今年の春に、武用君彦先生が大阪の高槻市で個展を開かれましたので、見に行きました
その時にお話をお伺いしたのですが「このような大きな作品はろくろを挽いて引き上げるのにすごい力がいるのです
今ではもう出来ません」
と言っておられました
私みたいな素人はそのようなことは考えもしませんが、陶芸の奥の深さを教えていただきました
その個展の時に、資金不足によりぐい呑み位しか買ってあげられなかったことが残念なことでした
<武用君彦氏のHPです>
http://ww3.tiki.ne.jp/~kh-buyo/japanese111.htm
余計な事を言いますが、武用先生は初代備前市長のご子息です
備前焼の主みたいな方です
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