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宋 吉州窯 覆輪付き玳皮菱文?天目茶碗
直径 11 高さ5 cm
* 天目茶碗と言えば、世界の秘宝、国宝で有名な「曜変天目」をはじめ「禾目天目」、「油滴天目」、「灰被天目」・・・などをご存知と思います
国宝の曜変天目、油滴天目などは自然発生的にできたものであって、人為的に工作したものではありません
この吉州窯で焼かれた玳皮天目と言われるものは作為的につくられたものです
他に「木の葉天目」などがあります
またこの玳皮天目には覆輪がついているところが珍しく、魅力となっています
骨董市では宋時代物をよく見かけますが、覆輪のついたものは初めてでした・・・
キズらしいキズもありません
文様はもしかして文字かも知れませんが、よく見る菱形と判断いたしました
宋時代の陶磁器はさすがにそうそうあるものでは無いように思いますが、これは、一級品と言うわけではではありませんから、そんなに高価というものでもありません
<吉州天目の特徴>
1) 素地は鉄分の少ない純黄白色
2) 吉州天目は薄作で、重厚さは無いが、すべての点で、垢抜けした技巧にとんだものである
腰のところを絞った所謂、折腰式のものが多い
3) 釉薬は黒、褐色、黄色などが人工的に試みられていて、斑状をなし、時には鼈甲の甲羅のように黄飴色釉が斑文様をなしているものが多い
4) 高台は小さく低く安定感のないもので、時には高台があるのかないのか分かりにくい物さえあり、中国陶磁器中、もっとも下手で貧弱である
5) 建窯との比較では、高台、姿など総対に貧弱ですが、釉薬や文様の人為的な技巧は誠にみるべきものがある
* 徳川美術館発行
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2012年07月13日
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