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影青(青白磁)刻文茶碗
北宋(960〜1127年)時代(11世紀)
サイズ 直径12.5 高さ4.5 cm
* 茶碗サイズは珍しいようです
北宋ー南宋ー元・・とだんだん時代と共に厚作りに変わっていきます
薄作りと彫りの精緻さは見事で、ただただ驚くばかりです(最後の写真でお分かりいただけると思います)
これが1000年も前に造られたというのですから中国文化もたいしたものです
(この伝統を復活させて、中国がおおらかな文化国家になって欲しいと誰しも思うでしょうね・・・)
* 見込みには使用痕がかなりありますので、そうとう使い込まれたものと思いますが、口縁に小さいソゲがあるのみで、ほとんど完品に近いですから、大切に使われたのでしょうね・・・
* ヒビが入っている所があるのですが、表面の釉はヒビ割れてはいません
つまりニューにはなっていません
磁胎と釉がひび割れているものをニューと言うようです
見込みの降りものが日本式に言えば、景色ですが、青磁ですので、どうでしょうか・・・
* 宋竹仙さんによりますと
北宋の景徳鎮窯青白瓷茶碗とすれば、恐らく当時の「闘茶」に使われた類の一つでしょう
官窯や貢献瓷である青瓷・白瓷・青白瓷の茶碗は皇帝他の貴人たちの茶碗とされ、お茶はウーロン茶を粉末にしてお湯を注ぎ泡立てて、お互いにお茶の産地を当てたり茶碗の出来を競ったりして、ゲームとして使っていたようです
それに比べて天目茶碗は僧侶や金持ちたちの茶碗とされ、お茶は緑茶の茶葉を入れてお湯を注ぎ、コーヒーや漢方薬を飲むような感覚で使われたようです
また景徳鎮窯の茶碗は薄手がほとんどですから、お湯の熱さを冷まし易いように平茶碗が多いものと思われます
* 又常石英明著「中国陶磁の鑑定と鑑賞」によると
北宋の三代真宗皇帝(997年〜1022年)は器の底に「景徳年(1004〜1007)製」の4文字を書き込み献上させたと言う記事もあります
「欧米の学者はこの北宋時代の古作は柴窯系であると論じている」ともあります
柴窯の青磁は幻の青磁とされ、中国の名窯、柴、汝、官、哥、定の5窯の筆頭に当たるとされています
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2012年11月19日
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