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高麗青磁翡色刻文茶碗(鉢)
口径 17 高さ 6 cm
* 状態は悪いですが、がちがちの本物ですと言うことで購入したものですが、見ようによってはどのようにも見えるようです
その例がこの記事の課題です
* 判定
A・・・・ある骨董屋さん
B・・・ある古美術専門会社?
C・・・ある古陶磁研究家かつ陶器作家
の3人の方に写真をお送りして、見ていただきました
Aさん・・・贋作
Bさん・・・現物を見ないと分からない
Cさん・・・限りなく真作に近い
私は見ただけで本物!と実感しましたが・・・
* Cさんは桃山陶磁の窯跡発掘調査などをしながら、研究、制作をされて来ただけありまして、見方も学術的に正確、精緻なものと思います
見方として、とても参考になると思いますので、記事をUPしてみます
「高麗翡色青磁刻文鉢」の見解
この鉢は当時の本物に対し100%に限りなく近い作品です。 よって当時の本物 と言っても過言ではないと思います。
詳しく申せば、朝鮮青磁の最高峰の翡翠色が出た製作磁器より時代は下ります。 しかしこの色合いは朝鮮青磁特有の色合いであり、現代物でも、また当時を模し た贋作でもありません。 その根拠は写真(01)の茶碗横姿の中央に横に走る線彫りにあります。この線 は当時の朝鮮茶碗には多々見られ、 口縁部1cm位した彫られた物や、この茶碗のように中央にあるものもありま す。 また見込みにある円形は「鏡」と言います。日本の楽茶碗の「茶溜り」の源流です。 その鏡にはテライがなく、かつ素朴で 贋作や現代物のように綺麗ではありません。
この風合いがとても大事なんです。
次に写真(03)の高台ですが、全体の作行きから比べると、とてもしっかり丹 精に作られています。 高麗青磁の場合はもう少し高台に稚拙さが出ていますが、「カイラギ文様」ですので、丹精に作成されたものもありますので このような高台が存在した可能性は十分あると思います。(この部分で100% 限りなく近いと言う表現を使用) また写真(02)では線彫り絵の動きの変わる(私の表現では稚拙さがある)線 彫りであり、当時らしい雰囲気を十分出しています。 そして縁に放射状に広がる無数のこの貫入は、経年の証です。 と言う見解をいただきましたが、とても参考になると思い記事にした次第です
古美術の鑑定がいかに難しいか、鑑定は必ずしも正確でない、鑑定する人によって異なる・・・などが実証された例でした
* 骨董友人はいつも「骨董屋は売る時は本物、買う時は偽物、自分のものは本物、他人のものは偽物」と言っていましたが、いくらかはそんな気がしますね・・・
頼むは自分の目なんですけど・・・・これがねー・・・
以上から考察しますと素人は、信用できる人、店から購入することが肝心だと分かります
よく、これは何で500万だったとか言う人がいますが、売る時は1/10以下なったり、酷い時にはニセモノだから3000円ですとなることもあると思います
「何でも鑑定団」で見る通りになる可能性も大いにある世界ですね・・・夢見心地でフラフラしませんように!!!
特にインターネットでは・・・現物を見ませんから・・・
ゆめゆめ油断召さるな!!!
宝物は本当に自分が好きなものということでしょうね・・・!(^^)!(#^.^#)(*^^)v
<高麗翡色青磁とは・・・>
朝鮮の代表的な陶磁として、気品ある高麗青磁、清楚な朝鮮白磁、そして奔放な粉青沙器が世界に名を馳せています
なかでも高麗青磁は優美かつ繊細な色と形、高度な作陶技術により高く評価されています 10世紀初頭、朝鮮半島に初めての統一国家として高麗王朝(918-1392)が誕生 仏教文化の風土と高貴な気風のもとに、高麗では中国青磁の影響を受けつつも、次第にそれらを昇華し、「翡色青磁」と呼ばれる特有の翡色の釉色と文様装飾によって、粋を極めます
12世紀中ごろには、装飾技法がさらに深化し、独自の象嵌青磁が生まれます そこには、雲間を飛翔する鶴の群れや、牡丹や菊などをモチーフにした穏やかで品格ある世界が広がっています 『袖中錦』の作者太平老人は、12世紀前半に、中国最良の鑑識眼で天下の第一級品を選び出そうとした
そこで白磁については定瓷(定窯の白磁)を最高とし、青磁については龍泉窯ほか数々の中国の名窯を差し置いて、高麗秘色青磁を第一と評価したものである
というくらい評価の高い青磁のようです
翡色は時代によって変化していきましたが、
当時の最高級品である王陵の出土品で見ると
(1) 仁宗の長陵(1146年)出土の青磁4点は「淡い緑褐色を帯びた灰青色」 (2) 明宗の智陵(1202年)出土の青磁12点のうち10点は「緑色を帯びた灰色」 (3) 熙宗の碩陵(1237年)出土の青磁は「淡い緑色を帯びた灰色」
(4) 13世紀後半は「淡い青色を帯びた灰色」に変わっていく ⇒ インターネット記事を参考にしています 最近の中国、朝鮮との関係を考えますと、中国もの、朝鮮ものの記事にはどうも意気が上がりません・・・
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2013年12月10日
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