個人 古美術館 夢想館 真贋不明

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ペルシャ、 安南

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初期ベンチャロン焼赤絵台皿16〜17C
直径22.5 高さ8.5 cm
タイ王室用焼き物です

* 3月に、もしかして琉球赤絵では・・・?ということで、紹介したのですが、初期ベンチャロン焼ではないかと、沖縄浦添美術館の学芸員の方から、ご指摘を受け、再度インターネットで調べましたところ、タイのハリプンチャイ国立博物館に瓜2つの赤絵台皿があることが分かりました
陶器、磁器の問題はありますが、ほぼベンチャロン焼で良いのではないかと言うことで、東南アジアの焼き物の参考のために再UP致しました

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* 保存箱も仕覆も立派なものがついています
箱の詰め物には一部、昭和16年の毎日新聞が使われています
箱書きは「明異国風赤絵台皿」となっています
おそらく戦前に中国から持ち帰ったもので、それが箱書きに表われているものと私は考えています
明時代の五彩磁赤絵には万暦赤絵が有り、これと似た色使いの部分はありますが、ベンチャロン焼とはずいぶん異なっています

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* ハリプンチャイ国立博物館の初期ベンチャロン焼赤絵台皿です
UPした台皿そのものと言えるくらいそっくりです

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<ベンチャロン焼>
アユタヤ王朝後期の16世紀末から17世紀前半頃、中国(当時の明)より、白い磁器に多色の上絵具を焼き付ける技法が伝えられました
当初は、タイ国王が職人を中国に送り、そこで製造した物を、タイ王室御用達としてタイに輸入していました
  当時のアユタヤは、諸外国との交易で発展し、東南アジアでも有数の商業都市で、山田長政で有名な日本人街が出来たのもこの頃です

* 初期ベンチャロン焼の画像はインターネットではなかなか探すことが出来ませんが、そのようなものをGETして、ブログUPできたことに大満足です

* このような濃厚な感じの絵付けをあまり好まない方もおられるとは思いますが、妖艶とも言えるこの絵付け、色合いが私には生き生きして素晴らしく、妖しいオーラを放っている悩ましい美女に見えます・・・男なら大抵の人が出会ってみたいなー!!(^^)!と思うような・・・・大げさすぎますかね・・・
ラスター彩 ペルシャ銀化碗
口径 18 高さ 8 cm
12〜13世紀頃
重さ 180 g (とても薄造りです)
 
* 久しぶりに古美術品をUPしました
 
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<ラスタ彩とは>
 ラスター彩(ラスターさい、Lusterware)とは、焼成した白い錫の鉛釉の上に、などの酸化物で文様を描いて、低火度還元焔焼成で、金彩に似た輝きをもつ、9世紀-14世紀イスラム陶器の一種
ラスター(luster)とは、落ち着いた輝きという意味
中国建窯中国語版の、曜変油滴禾目などの天目茶碗は、この影響を受けて作られ、ラスター現象が見られる
 
・ 陶芸家 加藤卓男 ⇒ ラスター彩の研究で有名です
六代 加藤卓男(一九一七年〜二〇〇五年)は、古代ペルシア陶器の斬新な色彩や独創的な造形、釉調に魅力を感じ、西アジアでの長年の発掘研究を経て、滅び去った幻の名陶ラスター彩の復元をはじめ、青釉、三彩、ペルシア色絵など、高い芸術性を持つ異民族の文化と日本文化との融合に成功しました
 

宋胡緑 柿型香合

宋胡緑 柿型香合 15C〜16Cと言われています
直径6.5 高さ4.5cm
無傷完品
 
AD1238年に、タイにスコタイ王朝が成立しましたが、この国の陶磁器を宋胡緑と言います
 
*  宋胡緑は桃山から江戸中期にかけて、相当数の茶碗、花入れ、香合などが輸入されましたが、その中で茶人に最も愛されたものが、この柿型香合です
これは「マンゴスティン」を真似た型物小盆子を香合に見立てたものです
江戸期の「型物香合番付」でも上位に評価されていますが、今でも割合よく見かけられます
 
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(写真では蓋と身が合っていないようにも見えますが、両者は合致しています)
 
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* 銘をブログ友の玄さん推薦の言葉、「丹心(清い心)」として、拙くも私が書きました
 
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B.C.500年頃 施釉古代ペルシャ小壷
サイズ 口径2.8 胴径7 高台径4 高さ11.5cm
 
* 紀元前500年頃の小壷ということで譲り受けたのですが・・・
日本では弥生時代、中国では戦国、秦、前漢・・時代に当たります 
 
「ペルシャのやきもの 8000年の美と伝統」によると、
(1) 紀元前550年にアケメネス朝ペルシャが成立し、イラン地方では、前代に引き続き無文土器が生産されるとともに、施釉陶器では青釉陶器が作られるようになったが、 この時代は金銀器、青銅器が発達し、施釉陶器の出土はあまり知られていない
 
(2) メソポタミアとイランでは、アルケサス朝パルティア(BC250〜AD250)の後半期の紀元前後頃から緑釉陶器の生産が盛んになった
壷には・・・
 
の記事があります
この小壷には緑釉がかすかに残っていますので、どちらかと言えば2に該当するのではないかと私は判断しています
古美術店主はBC500頃と言っていましたが・・・
 
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ほんの少ーーーし残っている緑釉です・・・
 
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高台です
 
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虹彩もわずかに見受けられます
 
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* PadapadaさんのIdeaにより水に30分ほどつけてみました
茶色(褐釉?)がはっきりと出ました
胴の下から2/3くらいのところを境に文様か色が変わっていたのかも知れません
上と下では色合いが明らかに異なっています
もちろん土臭も香るようになります・・
 
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ペルシャのやきものの歴史の概略
イランではBC7000年に農耕・牧畜社会が成立し、BC6000年頃、本格的な土器が出現し「土器新石器時代」が始まる
始めは軟質土器で、褐色や黒色の顔料で幾何学文様などが施された
BC3000年頃から1200年頃までは「青銅器時代」で、やきものは黒色の幾何学文や山羊などの動物文様が描かれ器面が研磨された硬質土器が焼かれた
BC1200年頃から「鉄器時代」に入り、イランでは施釉陶器の生産が始まった
BC550年にアケメネスペルシャ朝が成立し、・・・以下上記の青色の記述の通りです
 
< ロクロの歴史>  ウィキペディアより
轆轤がいつ発明されたかははっきりしておらず、紀元前6000年前から紀元前2400年前の間に発明されたとされている
メソポタミアで発明されたという説が有力であるが、エジプト中国もその発明を主張している
轆轤は青銅器時代に広く使用されるようになった
初期の轆轤は手や足で直接、轆轤を回転させながら食器を形作った
 
* 古美術店から友人が購入したものを私が譲り受けたのですが、何しろ馴染みが薄く上手く説明が出来ません
 
 
 
 
 

ペルシャ茶碗 

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ペルシャ茶碗 10〜11世紀
サイズ 口径12 高さ6cm

* 日本で唯一つしかないペルシャ抹茶碗(見立てですが・・・)だといいなーと思っていましたが・・・
妄想でした

小振りですので、女性の夏茶碗によさそうです
ちゃーーーんと茶溜まりもあります
文様はペルシャ文字です

紀元1000年頃といいますと、中国は北宋時代、日本は藤原道長が権勢を誇っていた時代です
源氏物語が書かれた頃でもあります
見立てとは言え、その頃の茶碗ですから相当に歴史的珍品の茶碗です
ここは白日夢かも・・・

<参考までに・・・>
茶碗が、茶飲み茶碗として使用され、観賞され出したのは、鎌倉時代に入って、我が国の禅僧達が中国(宋)に留学し、その帰国の際、持参した天目茶碗や抹茶の風習がもとで、天目や青磁茶碗が盛んに輸入されだしてからのことです
そして室町時代の茶の湯の流行につれて、これら唐物茶碗の不足を補うためにこれを模倣した瀬戸天目や、伊勢天目などと呼ばれる釉薬のかかった当時としては、最高の茶碗が作られました
鎌倉時代のスタートは歴史上1182年です
12世紀からです
室町時代は1390年です
14世紀からです

ペルシャ陶器と言えば、人間国宝 加藤卓男氏が12〜13世紀のラスター彩ペルシャ陶器の魅力に取り付かれ、長年の研究の結果、その再現に成功されたことは皆様もよくご存知と思います
今や、加藤卓男氏はラスター彩陶器の世界の第一人者といえると思います

ラスター彩の陶器については後日紹介できると思います

ペルシャ陶器はお国柄のせいか、学術的にはまだほとんど解明されていません
また日本にもあまり入ってきていませんので、我々日本人には、なじみの薄い陶器と思います

この茶碗は、愛知県陶磁資料館発行の「ペルシャ陶器展」図録に同手のものが紹介されていますので、その頃のものと推定しています
図録では「白地緑彩刻線文(アモール陶器)」10〜11世紀となっています
写真5です
説明すると尽きないのですが、この辺で・・・

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