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紅型の着物
絹地
身丈100 身幅80 袖丈34cm
昭和初期
かなり大きいように思いますが下記の説明のように裁縫されているものと思います
<紅型(びんがた)>
14世紀から15世紀頃にはその原型が作り出されたという、沖縄を代表する染め物のこと
「びん」は紅(赤)だけではなく、全ての色を指し、「型」は模様を意味する
模様は松竹梅、菊、牡丹、桐などの植物文様、鶴、亀、蝶などの動物文様、山水、流水など自然文様が主他の伝統的な染色物との違いは、色に顔料を使用することや、型彫りに突き彫りを採用していることが挙げられる
紅型とは上流階級のものであり、衣装の縫い方も決して庶民のものではなく、衿が広くて長いなど日常生活とは無縁な能装束と同じ手法が使われている
色彩も黄色が中心で、この色は王族や貴族でなければ使用できない禁色(きんじき)とされた
<顔料と染料の違い>
布に絵柄を描く方法には、染める、織る、刺繍するなど、いろいろな方法がありますが、これは「染める」方法についての違いの説明です
生地に色を着ける一般的な材料には、大きく分けて染料と顔料の2つがあります
●染料
染料は古くから布に色を着けるために用いられています
糸の単繊維(コットンで言うと紡ぐ前の綿の、ホコリのように細かい繊維)にまでしみ込んで色を着ける材料で、伝統的な草木染めのように布を染め液に浸すタイプは、ほとんどが染料です
繊維に色が染み込んで、生地特有の風合いをほとんど変える事なく色を着けることができます
洗濯を重ねると色が薄くなり、洗いざらし感が出てきます
●顔料
顔料はペンキや絵の具のように、生地の表面に色の粒子を付着させて色を着ける材料
染料で同じ柄を染めるより、強い印象に仕上げる事ができます
洗っても落ちないよう、接着剤のような材料が生地に付着するため、ゴワゴワ、バリバリした風合いになります
洗濯を重ねると、色が剥がれたりヒビ割れたりする事があります
どちらが優れているという訳ではありませんが、「生地の風合いを生かしたい」「金彩のような特殊な色を乗せたい」など、目的に合わせて使われています
<琉球王朝について>
沖縄は、中国で明王朝が興った直後の1372年から、明治維新後の1879年に強制的に日本に組み込まれるまで500年間、中国(明朝と清朝)の王朝帝国に従属する「琉球王国」であった
この間、江戸幕府が日本を統一した直後の1609年には、鹿児島の大名である島津家(薩摩藩)に沖縄を武力侵攻させ、江戸幕府の体制下に組み入れた
琉球王国は奄美大島など沖縄本島より北の島々を薩摩藩に奪われ、沖縄本島とその南の宮古島、八重山諸島は薩摩藩の監督支配下に置かれ、重税を納めさせられた
だが、琉球と中国(清朝)との外交関係はそのまま続いたため、中国からみて琉球が属国である状態は変わらなかった
幕府と島津家は、琉球に中国との外交関係を維持させることで、貿易収入の上前をはねる政策をとったのだった
* 何故このようなものを・・と思われるでしょうが例のごとく骨董友人からいただきました
彼の知人に、全国を行脚して古布を買い集めていた業者の方がいて、その方から譲ってもらったのだそうです
その方の弁によると、70年以上前の古布とのことです
もう一歩で骨董の仲間入りです
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