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最近宮本さんが新刊を出されて、図書館のネットで予約しつつ 「せっかくなら宮本作品を読もう」と思って手にした1冊です。 不幸なことなど何もない、しかし決して幸福ではない佐和子・25歳。
その彼女の生き方を変えたのは、残された祖父の日記帳だった。 パリで暮らした祖父の本当の姿を捜し求めることで、 大切な何かを追い求めていく彼女が見つけた答えは!?息づまる展開の中、 普通の一人の女性の成長を描いた宮本文学の傑作。 元々この本は1度手に取ろうとしていたものでした。 姉が宮本輝が好きだったか何かで家にあり、「読んでみよ〜」と思いつつ、 家にある(=いつでも読める)と言うことでずっと放置してて、 気付いたら本がどっかに行き、、みたいな流れで今に至っていました。 これ、面白い。 帯だけ見ると、ここまでスケールの大きな話には思えなかったです。 まだ下巻ちょっとしか読んでないけれど、 25歳で既にバツイチになり、「面白みのない女」と元夫に言われた佐和子が、 祖父の日記によって壮大な世界に踏み込んで人生ががらりと変わっていく(であろう)作品なのですが、 人の数だけ人生の数があるってこういうことなんだろうな、と思います。 佐和子にとってちょっと怖くてとっつきにくかった祖父。 だけど日記を読むことでドンドン身近に感じ、祖父の世界を知りたい、と思って行く。 何か殺人とかがあるわけでもないけれど、人が一生懸命生きると言うことは、
それだけでドラマ(小説)になるんだと思います。 下巻が楽しみです。「オレンジの壺」とは何か、をモンモンと考えています。 |
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