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2010年発行本です。 ちょっと重い(322ページ)ので、持ち歩きではなく家で読んでいたら、 会社用に持ち運んでいる文庫本にはまったりして読むのが遅れ、 延長していたら最大6週間も借りていました。 女たちの内側で、何かが蠢く。
肥満を異形とする節子か、他人の心が読める絵理香か、自意識に悩む由希子か。 交錯する視点、ぶつかり合う思惑。 真実を語っているのは誰?──魅惑の長編小説 感応ってあんまり使わない単語ですよね。 → 1 仏語。人に対する仏の働きかけと、それを受け止める人の心。また、信心が神仏に通じること。 2 外界からの刺激によって心が深く感じ動くこと。「真の芸術に接して―した人々」 これを先に調べておけば、結構繋がって面白いって感想になると思います。 若干奇想天外な話ではありますが、みんな心の中がぶよぶよしています。 他人の心が読める絵理香が個人的には1番恐ろしいですが、 秋澤初美(節子たちの高校教師の妻)の思考回路は嫌だけどちょっと分かります。 最悪を想定しておけば、実際最悪の出来事に直面した時に対応できる、と言うマイナス思考(?)なのですが、違う場面で、初美の子供(確か健太)に「お母さんは変なんだ。「お父さんがいなくなっても二人で生きていきましょう」って悲観してる自分が好きなんだ」と言われています。 結局どういう状況であれ、自分の考えひとつでその物事はハッピーにとらえることも出来るし、 アンハッピーにも受け取ることが出来る。 それだったら悲観するのではなく、楽観して楽しく過ごしたいな、と。 初美は自分を守ることで、 本当は守らなくてはいけない子供にまで引かれていることに気付いていません。 読むのに時間かかったけ&なんとも不思議な本でした。
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