知子の読書日記

更新しないあいだに月日が経ってる。。

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※なんだかみなさまのブログにお邪魔してコメントしようとすると「エラーです」と
全く表示されません。なんででしょう・・><
夕凪さん、お身体大丈夫ですかー?

**************


11月に出たばかりの新作です。
この前に出た池井戸さんの本はまだ借りられてないけれど(何せ200人以上待ち状態で予約しているので)、こちらは発売と同時にネットで予約したからこんなに早くゲットできました。

この会社でいま、何かが起きている―。
トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ"で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。

いったい、坂戸と八角の間に何があったのか? パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。
どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。

「夢は捨てろ。会社のために、魂を売れ」「僕はどこで人生を間違えてしまったのだろうか」……筋書きのない会議(ドラマ)がいま、始まる。



面白い!

今回この本をゲットした時になんと5冊予約本が重なってしまい、
次の人のために絶対2週間で5冊読んで返さないといけない、と言うプレッシャーで「早く読まないと!」状態でした。
(ちなみに井上荒野さん「結婚」、白石一文さん「火口のふたり」、宮本輝さん「水のかたち」(上下)です)



この本はサクサク読めるにも関わらず、そして期限が決まっているのに
「これ以上読むのがもったいないな」と思ってスローペースに読むほど楽しかったです。


池井戸さんらしい本だし、小説としての完成度も高い
(エンターテイメント性が高い)のに、スカッとしたり、身にしみる言葉があったり。
こんな自分の仕事を想像しながら、会社を想像しながら読む本もないんじゃないかな。
(読書しながら会社なんて思い出すものでもないし)



私はそんな仕事に熱い人間ではありませんが、人を蹴落としてまで、とは思っていません。
この中にはそういう蹴落として上り詰める人たちもいっぱいでてきますが、
その非道なやり方にも過去の経験からくるものだったりとか、全ての人に感情移入が出来ます。
正義が勝つ、だけではない会社の組織。


全ての人にお薦めです。

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これ、2番目ぐらいの予約で借りられたぐらい早く手元に届きました。
わーい!最近図書館に週1以上通ってる…
図書館ぐらいしか行くところがない寂しい子なのでしょうか。。

高沢久美子は出版社に勤める27歳。といっても経理部員だ。
会社には秘密だけれど、単行本編集部に勤務する31歳の加藤学とは付き合って三年。そろそろ結婚の話も出ている。 ところがある日、ワンマン社長の長沼からいきなり新雑誌の編集長に任命された。
以前、適当に書いた企画書が通ってしまったのだ! 女性ファッションの通販雑誌を自分で創刊するなんて、久美子にできるわけがない。 新編集部のメンバーは社内よりすぐりのツワモノばかり。その上、彼氏の学まで部下になるなんて! 素人ばかりの編集部は前途多難……


うん、想像通りの話の内容&結末です。笑


彼は「年下の男の子」とか今回のように
「年下の彼女だけど、会社で立場が上になっちゃった」とかの現実でもたまに起きている(一般的な価値観から見ると)男女関係の逆転の話が好きなんですかね。


私は古き良きを重んじる、悪い言い方をすると男尊女卑の会社、良い言い方をすると、
定年まで穏やかに勤められる会社にいるので、こんな人事なんてありえないし、
27歳の女性が突然大きな役職につく、なんてことは100%ありえません。

管理職についてる女性すら1パーセント弱?しかいないし、
「女性は大事な決断が出来ない」と思われてるからこそ、こういう会社は憧れでもありますが、
最後のオチは、綺麗にまとめるための感じで個人的には「ちょっとなぁ〜」感が否めません。



「交渉人」がすごい面白かった記憶があるので、
いかにもなホームドラマにぴったりの小説ではないものを書いて欲しいな〜と思います。

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最近宮本さんが新刊を出されて、図書館のネットで予約しつつ
「せっかくなら宮本作品を読もう」と思って手にした1冊です。


不幸なことなど何もない、しかし決して幸福ではない佐和子・25歳。
その彼女の生き方を変えたのは、残された祖父の日記帳だった。
パリで暮らした祖父の本当の姿を捜し求めることで、
大切な何かを追い求めていく彼女が見つけた答えは!?息づまる展開の中、
普通の一人の女性の成長を描いた宮本文学の傑作。


元々この本は1度手に取ろうとしていたものでした。
姉が宮本輝が好きだったか何かで家にあり、「読んでみよ〜」と思いつつ、
家にある(=いつでも読める)と言うことでずっと放置してて、
気付いたら本がどっかに行き、、みたいな流れで今に至っていました。




これ、面白い。

帯だけ見ると、ここまでスケールの大きな話には思えなかったです。
まだ下巻ちょっとしか読んでないけれど、

25歳で既にバツイチになり、「面白みのない女」と元夫に言われた佐和子が、
祖父の日記によって壮大な世界に踏み込んで人生ががらりと変わっていく(であろう)作品なのですが、
人の数だけ人生の数があるってこういうことなんだろうな、と思います。

佐和子にとってちょっと怖くてとっつきにくかった祖父。
だけど日記を読むことでドンドン身近に感じ、祖父の世界を知りたい、と思って行く。

何か殺人とかがあるわけでもないけれど、人が一生懸命生きると言うことは、
それだけでドラマ(小説)になるんだと思います。
下巻が楽しみです。「オレンジの壺」とは何か、をモンモンと考えています。

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2009.3月文庫化された本みたいです。


この本は久々購入本です。

私のバイブルと言えば、高沢さんの「宿命〜よど号亡命者たちの秘密工作〜」なのですが、その本の感想をアマゾンでチェックしていたところ、「この本を読んでる方へのお薦め」に今回の本が出ていたのです。

「これまで生きてきた中で、ここが一番暮らしやすかった……」
逮捕された元国会議員の著者は、刑務所でそうつぶやく障害者の姿に衝撃を受けた。
獄中での経験を胸に、「障害者が起こした事件」の現場を訪ね歩く著者は、
「ろうあ者だけの暴力団」「親子で売春婦の知的障害者」など、驚くべき現実を
次々とあぶり出す。
行政もマスコミも目を瞑る「社会の闇」を描いた衝撃のノンフィクション。



私は正直、障害者が刑務所に入る、と言う現実さえ知りませんでした。
もちろん罪を犯した人が償うのは当然のことだけど、
なんだか読み終えた後はやりきれなさで一杯でした。



本当の悪人、と言うのは世の中にいると思っていて
このように罪を犯してしまう障害者たちは、本当の悪人ではないと思うのです。

もちろん被害者の方や関係者の方にしてみたら、障害者だろうが健常者だろうが極刑を望むのは当然ですし、
そこに私は何も言う権利なんてありません。


ただ自分の周りで知ってることといえば、
本当は障害者じゃないのに、役所に知り合いがいて
障害者手帳(しかも重症レベルの)をこっそり発行してもらい
海外旅行などをしまくっている(付き添いまで半額とか色々制度がありますよね?)。
もしちゃんと担当者が本人訪問などをして障害レベルなどを見たら
その人が健常者だってことなんて分かるのに。


本当に必要とされる人には助けの手が届かなくて犯罪者になるしかない人も一杯いるのに、
税金が本物の悪人に回るようになっている。



正直他の方たちの感想のような衝撃は全く受けません。
こんな実情は対障害者とかじゃなくてもよくある話しだと思っていたから。


でも本当にやるせない気持ちでいっぱいです。

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久々の伊坂さん作品。
伊坂さんも私にとっては「すごい合う!」か「ダメだ、こりゃ」と差が激しい作家さんで、
自分で買うには勇気がいるのです。
でも、(毎度図書館って素晴らしいアピールがウザイと自分で分かってるのですが。。笑)
ただで読めるなら読みたい!と借りました。図書館最高!

ひきこもりの青年の「悪魔祓い」を依頼された男と、
一瞬にして300億円を損失した株誤発注事故の原因を調査する男。
そして、斉天大聖・孫悟空ーー。
物語は、彼らがつくる。伊坂幸太郎最新長編小説。



これ、全然事前情報なしに読んだのですが、
五十嵐大介さんと言う方の「SARU」と言う漫画とコラボしてる作品ってことでしょうか?



正直、全然ッ理解できませんでした。
伊坂さんの頭の中はいつも奇想天外でおかしすぎるからついて行けないのはいつものことですが(笑)、
いつも以上に摩訶不思議過ぎて「??」状態。
でもこうなるのは最初から分かっていたので、「全然理解出来無さ過ぎて無理」とまでは思いません。


伊坂さんはどこまでも人を客観的に見ることが出来るんだろう?と言う気持ちで読みました。



私は主人公の悪魔祓いをする青年の気持ちが少し分かるのです。
こんな一文があります。
私自身、他人に迷惑をかけることからは距離をとろうと考えていた。

「誰を救いたい」症候群のわたしはいつだって
「誰も救えない」ことにくよくよしていたから、その上誰かに迷惑などをかけたりしたら、
自己嫌悪で立ち直れなくなるのは間違いなかった。


まぁ私は人に迷惑かけても立ち上がれなくなるほど自己嫌悪には陥りませんが、
読書にはまる理由の一つが「誰にも迷惑かけないこと」だからなのです。



私は元々生きることに貪欲でもなければ「何で生きてるんだろう」と生にはネガティブです。
誰も救えない、と言うか
「私が生きてるからといって誰の役にも立ってない」と言う思考回路があって、
大学時代の先生に
「あなたみたいに存在だけで人を喜ばせる人はそういない。だからその存在感を大事にしてほしい」
みたいなことを言われたことがあるのですが、
あまりにも自分の考えと正反対のことを言われて衝撃的だったのです。




結局人は独り、と言うか、もちろん沢山の人のおかげで今があることも十分知っているし、
絆が大切なのは分かる。
重松さんの本とか読んで人とのつながりにホッコリして涙することもあるし、
ちゃんとそういう感覚はあるのに、ただ自分に置きかえると「私は独り」なのです。



大事な家族がいて、大切な友達がいて、悲観にくれてるわけでもないのに沢山の人に守られてるのに
「でも」がついちゃう。
そんな自分が嫌な性格に感じるし、人の愛を素直に受け入れられない変な人に思うし、
例えば大きな震災が起きたとき、私が誰かを助けることは想像できても、
誰かに助けてもらえるとは思えないのです。
結局自分の存在なんてその程度だと思うから。




そういうことを考えるとますます「生」について混乱してきて、落ち込むんですね・・


ってドンドン暗い自分の話になって本の感想からかけ離れてますが。



そんな主人公でも周りと繋がっている、と言うことで
意味不明な内容でもちょっとだけポジティブになれた、と言う本でした。(強引)

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