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東日本大震災の津波で被害を受けた岩手県宮古市田老(たろう)地区が、高台への住宅移転を巡り揺れている。
県は30日、高台移転を盛り込んだ復興ビジョン案を沿岸市町村に示したが、被災の程度や家族構成など、住民の置かれた環境により思いはさまざま。
意見集約の難しさが予想される。
明治三陸地震(1896年)で1859人、昭和三陸地震(1933年)でも911人の犠牲者を出し、「津波太郎」の異名を持つ田老地区は今回の震災で、130人が死亡、58人が行方不明となった。 明治、昭和の大津波を教訓に築かれた高さ10メートルの防潮堤も壊され、
「同じ悲劇は繰り返したくない」
と県は高台移転を促す方針だ。
しかし、住民の思いはほぼ二分している。 荒谷アイさん(89)は11歳の時、昭和大津波で家族7人全員を失った。
遺体が並ぶ海岸で家族を捜し歩いた体験を
「私は、ほんとに独りぼっちの児になったのです」
とつづった作文はその後、
吉村昭の著書「三陸海岸大津波」
で紹介された。
北海道根室市の叔父に引き取られたが、18歳で帰郷、地元男性と結婚し2男4女、孫5人に恵まれた。
東日本大震災の津波は、デイサービスで外出していて難を逃れた。 翌日、四女の栄子さん(58)から津波襲来を初めて知らされた。
昭和大津波で受けた心の傷は今も残る。
それでも、
「みんなのお墓もある。また津波が来たら山さ逃げればいい」
と住み慣れた土地にこだわる。
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★津波&港&漁師関連(祈)★
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2011/5/31(火) 午前 6:29
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2011/5/31(火) 午前 6:32