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命あればこそ人は恋をし、命あればこそ人は愛し合う。互いに生きているからこそ、あたたかい家庭を築く誓いが立てられるのだ。最愛の相手が、もしもある日突然この世を去ったなら。
しかもそれが、結婚式を迎える数日前だったら、あなたは亡くなった相手のために、どんな選択をするのだろうか。
これは結婚式目前で不遇にあったタイのカップルの物語である。10年連れ添った彼女が交通事故に巻き込まれてしまい、助かるはずの命であったにも関わらず、残念なことにあの世へと旅立つことになってしまった。
彼氏はその彼女と、2012年1月4日に結婚式を執り行ったのだ。
仲睦まじいカップルだったチャディル・デフィーさん(28歳)と、彼女のサリーニャ・カムソックさん(29歳)。
2人は2011年の終わりに、結婚式を挙げる予定であった。10年という長い歳月、2人の愛を育んできた。
これまでにも何度か式を挙げるタイミングはあったのだが、チャディルさんが勉学に専念できるようにと、その予定をずっと先送りにしてきた。
ようやく将来についての計画が明確なものとなり、2人の生活の見通しがつき、家族として暮らしていくことを決意したのである。悲劇が襲ったのはその矢先だった。
式を迎えるほんの数日前に、サリーニャさんは交通事故に巻き込まれて重体となった。
すぐに緊急手術が受けられれば、一命を取り留めることもできたのだが、治療に当たった病院では対応し切れず、他の病院へと移ることとなったのだ。
しかしその段取りもままならず、6時間にわたって集中治療室で待たされた後に、彼女は帰らぬ人となった。
2人で新しい人生の門出を向かえるはずだった。
10年という月日を重ねて、さらなる幸せな人生を歩むはずだった。
だが、結婚式の日を2人で迎えられなかったのだ。
突然の出来事に憔悴したチャディルさんだったが、彼女との誓いを守るために、年が明けると亡くなった彼女との式を挙げたのである。2人の悲劇はタイ国中で報道され、多くの人がサリーニャさんの死を悼んだという。
サリーニャさんの冥福を祈るとともに、2人の愛が永遠のものであることを願うばかりだ。
参照元:ODDITY CENTRAL(英語)
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