倭人伝を解く

日本史の謎を解いていきたいと思います

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論曰

論曰漢初遭冒頓凶黠種眾強熾

論曰く、「漢は初(以前)、冒頓の凶黠(よこしまでわるがしこい)、種衆の強熾(強く盛ん)に遭った。

高祖威加四海而窘平城之圍

高祖の威は四海に加えられ、而して平城の包囲に窘(苦しむ)した。

太宗政鄰刑措不雪憤辱之恥

太宗の政は刑措に鄰(近い)し、憤辱の恥を雪(すす)がず。

逮孝武亟興邊略有志匈奴赫然命將戎旗星屬候列郊甸火通甘泉而猶鳴鏑揚塵出入畿內至於窮竭武力單用天財歷紀歲以攘之

孝武に逮(およぶ)して亟(しばしば)辺略を興し、匈奴に志(ねらい)を有し、赫然(はげしくおこるさま)と将軍に命じ、戎旗(兵器や旗)は相属(つぎつぎとつらなる 星(セイ)=相(ソウ)?)し、候(見張り)は郊甸(郊外)に列し、烽(のろし 火(フオ)=烽(フォン)?)は甘泉に通じた。而して、猶(さらに)鳴鏑は塵を揚げ、畿内に出入りし、武力の窮竭(つくす)、天財の単用(悉く用いる)に至り、歳を歴紀(順序だてて書く)して之を攘(追い払う)するを以てした。

寇雖頗折而漢之疲耗略相當矣

冦は頗る折(くじく)られたと雖も、而して、漢の疲耗も略(ほぼ)相当した。

宣帝值虜庭分爭呼韓邪來臣乃權納懷柔因為邊衛罷關徼之儆息兵民之勞

宣帝は虜の庭が分かれて争うに値(遭遇する)し、呼韓邪が来て臣になり、乃(そこで)、権(かり)に納めて懐柔し、因りて辺衛と為し、関徼(関所ととりで)の儆(警備)を罷(やめる)し、兵民の労を息(やすむ)した。

持至尸逐侯單于於扶羅

持至尸逐侯單于於扶羅中平五年立

持至尸逐侯単于於扶羅が中平五年(188)に立った。

國人殺其父者遂畔共立須卜骨都侯為單于而於扶羅詣闕自訟會靈帝崩天下大亂單于將數千騎與白波賊合兵寇河內諸郡

国人の其の父を殺した者が遂に畔し、須卜骨都侯を共立して単于と為した。而して、於扶羅は闕に詣で、自ら訟(うったえる)した。会(このとき)霊帝が崩じ、天下は大乱した。単于は数千騎を将(ひきいる)して、白波賊と兵を合わせ、河内の諸郡を寇した。

時民皆保聚鈔掠無利而兵遂挫傷復欲歸國國人不受乃止河東

時に民は皆、保聚(村落を守る)し、鈔掠は利無く、而して、兵は遂に挫傷(くじけてやぶれる)した。復(また)、帰国を欲したが、国人は受(ききいれる)けず、乃ち河東に止(とど)まった。

須卜骨都侯為單于一年而死南庭遂虛其位以老王行國事

須卜骨都侯は単于に為って一年で死んだ。南庭は遂にその位を虚(から)にし、老王を以て国事を行った。

單于於扶羅立七年死弟呼廚泉立

単于於扶羅は立って七年で死に、弟の呼廚泉が立った。

單于呼廚泉興平二年立

単于呼廚泉が興平二年(195)に立った。

以兄被逐不得歸國數為鮮卑所鈔

兄が逐(追放)を被ったのを以て、帰国を得ず、数(たびたび)鮮卑の鈔する所と為った。

建安元年獻帝自長安東歸右賢王去卑與白波賊帥韓暹等侍衛天子拒擊李傕郭楜攫峅鏨塒賤柬徙遷許然後歸國

建安元年(196)、献帝(在位189〜220)は長安より東に帰った。右賢王去卑は白波賊帥韓暹らと天子を侍衛し、李傕、郭椶魑餬發靴拭車駕が洛陽に還るに及んで、又、許に徙遷(うつる)し、然る後に帰国した。

二十一年單于來朝曹操因留於鄴而遣去卑歸監其國焉

二十一年(216)、単于が来朝した。曹操は因りて鄴に留め、而して、去卑を遣わしてその国に帰監させた。

單于呼徵光和元年立

單于呼徵光和元年立

単于呼徴は光和元年(178)に立った。

二年中郎將張脩與單于不相能脩擅斬之更立右賢王羌渠為單于脩以不先請而擅誅殺檻車徵詣廷尉抵罪

二年(179)、中郎将張脩は単于と相能(互いにたえしのぶ)せず、張脩は擅(かってに)之を斬った。更に右賢王羌渠を立てて単于と為した。張脩は先に請わずにして擅(かってに)誅殺したのを以て、檻車徴(檻車でよびよせられる)で廷尉に詣で、罪に抵(ふれる)した。

單于羌渠光和二年立

単于羌渠は光和二年(179)に立った。

中平四年前中山太守張純反畔遂率鮮卑寇邊郡靈帝詔發南匈奴兵配幽州牧劉虞討之

中平四年(187)、前中山太守張純が反畔し、遂に鮮卑を率いて辺郡を寇した。霊帝(在位168〜189)は南匈奴兵を発して幽州牧劉虞に配し、之を討たせることを詔した。

單于遣左賢王將騎詣幽州國人恐單于發兵無已

単于は左賢王を遣わし、騎を将(ひきいる)させて幽州に詣でさせた。国人は単于が兵を発して已(終わる)せずを恐れた。

五年右部虾落與休著各胡白馬銅等十餘萬人反攻殺單于

五年(188)、右部虾落と休著各胡白馬銅ら十余万人が反し、単于を攻殺した。

單于羌渠立十年子右賢王於扶羅立

単于羌渠が立って十年、子の右賢王於扶羅が立った。

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