伊左衛門の狐 小川悦子 著表題作を含む短編集。命を救ってもらった男に恋をした狐の少女。
自分の声と引き換えに人間の娘にしてもらい
男と暮らすようになります。
しかし人間になる時の取決め通り
娘は都へ売られていき
命尽きる前に戻ってきた時には
すでに男は婚礼を迎えることになっていました。
少女は狐の姿に戻って死んでゆくのですが
そこには男に恋した喜びこそあれ
後悔は全くないのでした。
人魚姫みたいなこの話。
民話風なテイストですが
狐の少女の一途さがあわれ・・・でもあり
男の身勝手さに腹も立ち・・・。
新聞の広告で見つけて
図書館に蔵書がなかったのでAmazonの古本で買ってみたのですが
買わなくてもよかったかな。。。
ほどけばもとの 小川悦子 著同じ作者の本。Amazonでついでに買った。。。
律子という女性の半生を描いた連作集。
出版は最近なのに
物語の世界が昭和で
話し言葉なども古い感じで
初めは正直違和感があったが
最後まで読んだらわかりました。
律子が72才になった今が、現代なんです。
「ひきよせてむすべば くさのいおりにて ほどけばもとの のはらなりけり」
様々な男性との出会いと別れを繰り返いし
なぜかさらさらとした感じに流れていく
律子さんの人生は
この歌にたどり着きます。
みんなもとの野原にかえり、土にかえる。
だから、まあ自分も何とか死ねるだろう・・・という気持ち。
何だか身につまされる。
明日は我が身だ。。。
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