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ミゲル・デ・セルバンテス 作
牛島信明 編訳
これは、岩波少年文庫・・・言ってみればお子様向け。。。
原作のおよそ6分の1に短縮されています。
岩波文庫では同じ牛島訳で6冊シリーズが出ています。
かいつまんでお話の筋がわかればいいと思って読んだのですが
これがどうしてなかなか読むのがたいへんで。。。
ただの風車に突進する老騎士ではありませんでした。
中世の騎士物語に夢中になり
ちょっと(・・・だいぶ?)頭がおかしくなったドン・キホーテが
農夫のサンチョ・パンサを従えて
遍歴の騎士になり切って冒険の旅に出る。
思い姫のドゥルシネーアも架空の姫…とは知らなかった。。。
この物語は、当時の人々が読めばわかる風刺や教訓や
いろいろなことが含まれているのでしょうし
今の世でもヨーロッパ人なら理解できることも多いのでしょう。
また、セルバンテス自身の人生もこの物語に投影されています。
無敵のスペイン帝国が
レパント海戦後衰退の道をたどる時期に
彼も同じような運命をたどっていくのです。
読み出してすぐは
ドン・キホーテの思考も行動も
どうにも理解できない気がしましたが
読み進めていくと
狂気の中に鋭い真実を秘めた言葉や
信念を貫く姿勢が
だんだんまともなものに思えてきます。
サンチョ・パンサも
生活に根ざした処世訓を持っていて
主人を諭したりします。
最後には、ドン・キホーテは正気に返り、故郷に戻って死を迎えます。
もともとよく知らなかったのですが
漠然と抱いていたドン・キホーテのイメージは
全く崩れ去りました。
6冊シリーズをちゃんと読めば
さらに深く学べるでしょうね。。。
今やっているテレマンのドンキ。
終曲の「眠りにつくドン・キホーテ」は
死を迎える時なのか
旅の途中でただ眠りに落ちる時なのか
ちょっと考えてみないといけないなぁ〜。
話の筋から言ったら「死」だけど
曲想は・・・けっこう楽しいんだよねぇ・・・。
どうしたものか・・・
また難しい課題ができてしまった。。。
表紙の絵は
ホセ・セグレーリェスという画家が描いたものですが
雰囲気がよく出ていますよね。
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