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12月の声を聞くと それだけでなんだか急に冬になったような気がします。 今日は、昨日の続きで 11月と一日しか違わないというのに 月や季節の呼び名というのは不思議なものです。 日本人特有のの季節の感じ方なのでしょうね。 古来、日本の雅楽では 古代中国の陰陽五行説の思想に基づき 四季それぞれに奏されるべき調子が決められていました。 春は「相調(そうじょう)」 夏は「黄鐘調(こうしきちょう)」 秋は「平調(ひょうじょう)」 冬は「盤渉調(ばんしきちょう)」 源氏物語の「紅葉(もみぢの)賀(が)」で 光源氏と頭中将が舞う『青海波(せいがいは)』は 盤渉調(ばんしきちょう)の曲です。 「帚木(ははきぎ)」の巻にも 『月のころほひ、月おもしかりし夜、(中略)筝の琴を盤渉調にしらべて』 とあります。 この場面は、初冬の頃の話です。 平安時代の貴族は、秋たけなわではなく 紅葉もすがれ、菊に霜の降りる初冬になってから かえって秋を惜しんで盤渉調の曲を演奏したのかも知れません。 「見渡せば 花も紅葉(もみぢ)も なかりけり 浦のとまやの 秋の夕暮」 〜 藤原定家 この歌も、そんな景色を詠んだのでしょうね。
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