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あんなに暑い暑いと言っていたのに、
この数日は、天候がすぐれないせいか、
日中の暑さも凌ぎやすくなり、
朝晩は秋の風情が漂い始めました。
猛暑の中、輝くように咲いていた百日紅の花も
心なしか存在感が薄くなってきたようです。
今は、ニ十四節気では、『処暑』。
暑さがおさまる時期。
七十二候では、昨日8月28日から
『天地始粛』に入りました。
てんちはじめてさむし・・・天地の暑さが衰えるという意味です。
夏休みにロスからやって来た中国系アメリカ人の友人は、
『猛暑』という言葉が、面白いと言って大笑いしていました。
暑さに『猛』を付けるなんてすごすぎるらしいのです。
いずれにせよ、立秋に生まれた秋が、
少しずつ少しずつ勢いを増し、
季節は着実に移ろっているのです。
夏の果て
晩夏の季語に「夏の果て」というのがあります。
「夏惜しむ」とか「「夏終わる」などと比べて、
「果て」という響きがいいですね。
春や秋には「行く」とか「惜しむ」感情はあっても
「果て」は使われません。
夏の暑さの激しさがあってこそ
行きつくところまで行っちゃった・・・という感じなのでしょうか。
夏の名残のバラ
川畠成道のCDに
エルンスト作曲の「夏の名残のバラ」という
とてもステキな曲が入っています。
もとは、アイルランド民謡で
このような歌詞で始まります。
'Tis the last rose of Summer,
Left blooming alone;
夏の名残のバラ 一人寂しく咲いている
日本では、「庭の千草」として知られており、
歌詞は意訳ですが、
もともとの英語の歌詞とは、少し雰囲気が違うようです。
エルンストの曲は、
このメロディーを使った無伴奏の曲で、
以前川畠さんのコンサートで聴いて、
いいなあと思いました。
弾いてみたいが、難しい・・・そんな曲です。
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