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それは、桜のつぼみも膨らんできたがまだまだ寒いある日のことであった。 「……」 道を歩いていたキバは、ふと立ち止まり後ろを向く。 「……あっ」 その瞬間、小さな影がものすごいスピードで電柱の影に隠れた。 その小さな影にもなれているキバは、小さなため息をついて再び歩き始めた。 「……見つかるかと思ったぁ」 見つかっていることに気づいていない希衣は、再び電柱の影から「赤い人」を追いかけ始めた。 もうすっかり日常の一部になっているストーカー行為。 全く罪悪感を持っていない希衣は、今日もいつもの通りにその「赤い人」の後をつけていた。 と、突然そんな希衣に近づく男がいた。 男は、希衣の後ろから声を発する。 「希衣」 希衣と同じ、狐の男だ。 外見なら、稲荷よりも年上に見える。 「……え? えっと……」 いきなり自分の名前を呼ばれた希衣は、驚いて男の顔を見る。 しかし、思い出せることはない。 希衣は、稲荷に拾われる前のことをほとんど忘れているのだから。 「やっと見つけた。希衣、こっちにおいで。話があるんだ」 男はそういうと、突然希衣の手を掴み引っ張って連れて行こうとする。 「え、ちょ、ちょっと、やめてくださいっ」 希衣がわけも分からず慌てていた、そのときだった。 「……おい、見てて気分悪ぃんだが?」 希衣と、男の目の前にいたのは、「赤い人」。 「な、お、狼……?」 男が突然の狼に驚いた瞬間、希衣は男の手を振りほどき一目散に逃げ出した。 残された男は、目の前の狼に尋ねた。 「……君は、希衣の……知り合いなのか?」 「知るか」 簡潔にそれだけ言った狼は、そのまま歩いて去っていった。 路上に残されたのは、狐の男1匹。 「……希衣、何が……あったんだ?」 「赤い人」のおかげで逃げることができた希衣は、息を切らして走った。 「お帰り希衣、どないしたんや? そない慌てて……」 稲荷神社の稲荷のところまで帰ってきた希衣は、そのままぎゅっと稲荷にしがみつく。 「な、ちょ、希衣、ホンマにどないしたん? 大丈夫か?」 しばらくして、落ち着いてから希衣は、先ほどあったことを話した。 「……誰や、んなことする阿呆は……。希衣、知らん人やってんやな?」 稲荷は、険しい顔で尋ねた。 「……うん」 少し考えて頷いた希衣をみて、稲荷は希衣を安心させるように笑って、希衣の頭をなでた。 「大丈夫やて。また何かあったら言いや?」 「うん、分かった」 次の日。 希衣がわんの塾に出かけていき、稲荷が神社の庭掃除をしていた午後のことである。 1匹の狐の男が、稲荷神社にやってきた。 昨日、希衣の腕を掴んだ不審者である。 その狐の男は、稲荷を見かけると、尋ねてきた。 「ここに、希衣……、狐の女の子はいないか?」 ※挿絵は、菅沼 仁様に描いていただきました。
すがじ、本当にありがとうございました!!! |

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きたぁああああああああああああああ!!!!
ヒカリのシリアス、ヒカリのシリアスwwwww
無駄にキバがかっこいいです←
2011/4/23(土) 午後 2:41
ごふっ!!!!
スガジンめ……いつのまにこんなに素敵な絵を……
あー、やべえ吐血が^p^
なにこれ吐血が^p^もう、だめだ吐血止まらないじゃないか^p^
相変わらず、希衣ちゃんかわいいし、挿絵やばいし^p^
挿絵見た瞬間に2828笑ったじゃないか^p^
せんせー、小説が書きたいです壁||ω・*)ノ
ご馳走様でした!!!
ksk
2011/4/23(土) 午後 6:47
>すがじ
やっちゃいましたあああああああ!!!!
んー、なんつーか……シリアス(笑)?←
キバは常にカッコいいと思います、まる。
2011/4/23(土) 午後 9:41
>姫さん
すげぇよなぁ……。もうマジで嬉しかったですww
私も吐血止まらん。……誰か助けて(ぇ
もう挿絵が本編ってことでファイナルアンサー?←
傑作感謝です!!
2011/4/23(土) 午後 10:01