みさき道人 ”長崎・佐賀・天草etc.風来紀行”

■写真ブログ/長崎・佐賀ほか ●風景・史跡・古写真・巨樹・石橋・滝・山野歩き・標石・戦跡 ●江戸期の「みさき道」

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                    長崎金星観測碑・観測台 県指定史跡

 長崎市中央部の山、金比羅山の中腹となる金比羅神社から道標により右手の道に入る。展望のよいところ。現地説明板は次のとおり。
 なお、脇に長崎県測量設計業協会が設置した「我が国初の経緯度原点確定の地」の碑があるが、その地は実際は南山手で、諸般の事情からここにとりあえず設置されている。

                    県指定史跡 長崎金星観測碑・観測台

        指定年月日 昭和35年7月13日  所有者 長 崎 市
 明治7年(1874)金星観測の最適地として日本が選ばれ、フランス、アメリカ、メキシコなどから観測隊が来日し、横浜、神戸、東京、長崎で観測が行なわれた。
 フランスの天文学者ジャンサン一行6名は、金比羅山に観測地点を設け、明治7年12月9日、太陽面を通過する金星の観測に成功した。この碑は、観測が成功したことを記念するために、ジャンサン氏の願いにより建てられたものである。
 また、平成5年(1993)この記念碑から24mの地点で、観測台が発見された。この観測台は、この地で金星観測が行われたことを示す貴重な遺構であり、また、日本最初の経緯度原点(チトマン点)を決める基準となったダビットソン点の位置を推定する手掛かりとなるもので、測地学史上からも重要な意義を持つものとして、平成7年3月16日県の史跡に追加指定された。
                           長崎市教育委員会

為石石鍋製作所跡

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                          為石石鍋製作所跡

 為石石鍋製作所跡は、三和中学校上の墓地から左の寺岳登山道に入る。すぐ白川稲荷神社で赤鳥居道を登り、上祠から下に下ると右手の山際に跡の岩面2つがある。
 三和町「三和町郷土誌」昭和61年刊26頁のコラム。外山三郎氏稿「為石石鍋製作所跡」は次のとおり。あと1箇所、川原字スビ石の製作所跡にもふれられているが、場所がよくわからずまだ訪れていない。長崎県遺跡地図によると岬木場、大崎にもある。

                    為石石鍋製作所跡・川原石鍋製作所跡

 為石にある三和中学校北側の、かなり長い坂道を登ると、海抜およそ五〜六〇メートルの雑木林内に石鍋製作所跡がある。高さ数メートルの蛇紋岩の岩壁に十数個の円形の石鍋製作途中のものが、あたかも大きな皿を伏せたようにして残っている。
 また川原住吉神社の西、八〇〇メートル、海抜およそ五〇メートルのところ(字スビ石)にも石鍋製作所跡がある。…
 西暦一〇〇〇年、平安末期から鎌倉初・中期にかけて西彼杵半島や野母半島で石鍋製作が行われたらしい。そのうち西彼杵半島大瀬戸町のものは、軟らかく製作しやすいこの地方の滑石を原料としたもので、その代表的なホゲット製作所遺跡が国の史跡に指定されている。野母半島なかでも三和町では滑石の分布が少ないため、蛇紋岩を原料として製作にかかったものと思われる。しかし一般に、蛇紋岩は滑石よりはるかに硬く、なかに軟かい部分も混じっていてこわれやすい。従ってこれで果たして使用に耐える石鍋ができたかどうか疑わしい。しかし、いずれにしても、これで石鍋製作にとりかかった古人の苦心のあとがしのばれてほほえましく、貴重な文化財といえる。  外山三郎

恵美須山砲台台場跡

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 長崎市川原町にある。高崎一郎さんの「ふるさとものがたり」による説明は次のとおり。これは三和町教育委員会広報誌「あなたと広場」平成2年4月No.96の「郷土誌余聞 その5」掲載記事である。

                         恵美須山砲台台場跡

 この台場は文化五年(一八〇五)に起きた長崎のフェートン号事件によって設置された。…高浜、川原、椛島の各村の海岸にも大砲の備え場を設けたのである。
 川原の台場には恵美須山に設けられ、壱貫目筒壱挾と、松平備前守より差出された五百目筒壱挾が配備された。…
 この台場は安政年間にも使用されたものと思われるが、実際に使用されることもなく、現在ではその形跡さえ見ることが出来なくなった。
 時代は大きく変化して行く。そのために地元でさえ現在その由緒を知る人はいなくなってしまった。…

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                    住吉神社の大クス 長崎市川原町

 長崎市川原町の住吉神社にある大クス。現地説明板は次のとおり。
             
                        長崎市指定文化財
一、種類及び指定名称  天然記念物「川原住吉神社の樟(くす)の木」
二、指定年月日      昭和六十一年一月三十一日
三、指定の理由
 クスノキ科の植物で樹齢約四〇〇年といわれる、町内最大の巨木である。目通幹囲五・七五メートル、樹高約二十六メートル、枝張り南北二十三・五メートル、東西二十六・七メートル。樹形、樹勢ともよい。
 日本の南方以南に自生する常緑高木である。材を家具又はショウノウ製造原料としての利用もある。
                     昭和六十一年十二月  長崎市教育委員会

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                  川原大池―阿池姫(おちひめ)伝説と湖畔風景

 野母半島県立公園の川原大池。長崎市宮崎町にある。現地モニュメント説明板は次のとおり。

                          川 原 大 池

 その昔、旧川原村の領主高満の娘「阿池姫」が船もろとも沈んでしまった。阿池姫は竜に姿を変え、村の守護神となった―という伝説にまつわる川原大池。県内最大の天然湖であり、長崎観光百選の地として広く県民に親しまれている。
 広さ十・三平方アール、周囲一・九キロメートル、最大水深九メートルで、鮒、鯉、ブラックバス、テナガエビなどが生息している。とりわけヘラブナは五十センチを越す大物が釣れることで、全国的に有名である。別名、「竜ヶ池」ともいう。

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