みさき道人 ”長崎・佐賀・天草etc.風来紀行”

■写真ブログ/長崎・佐賀ほか ●風景・史跡・古写真・巨樹・石橋・滝・山野歩き・標石・戦跡 ●江戸期の「みさき道」

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                   板の浦のアコウ  平戸市大島村的山戸田

 平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港の次に大島の西の港である的山港へ入港する。
 フェリー発着場から島の西にある「戸田海水浴場」へ向けて約10分走る。案内標識はあるが、荒磯の海水浴場で設備は一切ない。透明度だけが良いらしい。

 「板の浦のアコウ」は、この戸田海水浴場のすぐ手前、車道左脇にある地蔵堂前広場と、その下となる海岸との間の林の中にある。
 平戸ガイドマップの的山大島に位置図があったので、どの程度の大木か確認しに大島へ渡ったのだが、幹囲は4.5mほど、根元1mくらいから7本ほどの支幹に分かれていた。島一番のアコウの木といわれる。
 大島村「大島村郷土誌」平成元年刊441頁による説明は次のとおり。

                          ア コ ウ

 島内に数か所あるが、そのうち、板の浦戸田浦のものがいちばん大きい。根元に近いところのまわりが4.5m。海岸の絶壁上に生えている。多くの根が互いに癒着して、高さ3m、幅12mにも広がっている。
 アコウの分布の北限として、またアコウの生態を示すものとして注目される。

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                    朝鮮井戸  平戸市大島村的山戸田

 平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港の次に大島の西の港である的山港へ入港する。
 朝鮮井戸はフェリー発着場から的山湾沿いに西へ行くと、すぐ海岸際にある。
 現地説明板は次のとおり。

                   遣明使船寄港の地 朝鮮井戸と的山湾
               大島村指定史跡  朝鮮井戸  昭和61年3月指定

 この井戸は、近くから黒曜石等が発見されていることや上部水路の状況から、縄文、弥生時代からの水系とみられている。地層の傾斜が海水の浸入を防ぎ、水質も良く水量も豊かである。
 天然の良港的山湾とこの井戸の存在は、古くから多くの船団に知られ、大陸に渡る船団の寄港や貿易の中継地として海上交通の要衝をなしている。
 遣随使船、遣唐使船寄港の口伝のほか、足利時代の享徳2年には遣明使船8艘が半年間にわたって風待ちのため滞在し、天文8年にも遣明使船3艘が寄港している。
 また、応仁元年には豪族大島氏も自ら朝鮮使船を仕立て、大陸貿易を始めている。
 一方、大陸沿岸を襲った倭寇の中継地だった時期もあるとみられ、対岸の高峰山の下には「海賊が浦」という地名も残っている。
 井戸付近の海岸からは宋、元、明、清にわたる中国陶磁器片も確認され、大陸貿易の中継地であったことを物語っている。
 遣明使船寄港の記念すべき地である。
                       平成8年11月  大島村教育委員会

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                   天降神社のエノキ  平戸市大島村神浦

 平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港で降り、海岸沿いに行くと「天降神社」がすぐある。
 エノキは、参道石段を登った奥の社殿左側の広場にある。大島村指定天然記念物。
 大島村「大島村郷土誌」平成元年刊442頁による説明は次のとおり。

                           エ ノ キ

 本島にはエノキの巨木は数少ない。根張りや幹まわり、それに枝ばりなどすぐれているものに、天降宮のエノキがあげられる。目通り幹囲り370cmのもの。

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                天降神社の肥前鳥居と石灯籠  平戸市大島村神浦

 平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港で降り、海岸沿いに行くと「天降神社」がすぐある。
 現地説明板は次のとおり。
 後の2枚は、的山戸田の朝鮮井戸近く本山神社にもあった肥前鳥居とシイの大木。

        大島村指定文化財  天降神社の肥前鳥居と石灯籠  昭和61年3月指定

 この鳥居は、享保2年(1717)に藩主松浦肥前守隆信が奉納したもので、県内には数基しかないといわれる肥前型鳥居である。細目の笠木と太い柱が特徴である。
 石灯籠は、同じ年に鯨組の井元弥七左衛門定治が奉納したものである。いずれも大島の捕鯨業盛んな頃の所産である。
                       平成8年11月  大島村教育委員会

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                     勘定場の井戸  平戸市大島村神浦

 大島(正確には「的山(あづち)大島」)は長崎県の西北端。平戸港の北に浮かぶ。市営フェリーが毎日4便就航。所要時間40分。片道640円。
 島の中心地神浦港で降りて、海岸沿いを行くとすぐ「天降神社」があり、参道石段の左脇に「勘定場の井戸」はある。

 捕鯨で栄えていた頃の鯨組勘定場付きの井戸跡である。大島村指定文化財。
 この道先にも同じく井元鯨組が寄進した「真教寺の六角井戸」があり、これは現在もポンプをつけて使われているそうである。

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