みさき道人 ”長崎・佐賀・天草etc.風来紀行”

■写真ブログ/長崎・佐賀ほか ●風景・史跡・古写真・巨樹・石橋・滝・山野歩き・標石・戦跡 ●江戸期の「みさき道」

長崎要塞地帯標・軍港境域標

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

                    西有田の陸軍省「長崎要塞(地)区域標」

 陸軍省要塞地帯標や海軍省軍港境域標の標石探しと、研究をされている佐世保市高橋輝吉氏から寄せられた資料である。
 本文は、佐賀県西有田の陸軍省「長崎要塞(地)区域標」の記録。「第11号」が有田町歴史民俗資料館に保存されている(写真上段)が、長崎県の川棚町歴史民俗資料館にも「第11号」がある(写真中・下段)と記す。川棚町のが本物?。

             高橋輝吉氏稿  西有田の陸軍省「長崎要塞(地)区域標」

 古老の話しだと、有田川一帯、土手に有ったそうです。川の改修で取り外し、日陰なく石が痛んで居ります。第58号、第61号。植込みの中にて写真がよく撮れず、地元の石も見かけます。

 10年位前より、波佐見→西有田一帯を何回と行く内に、有田町歴史民俗資料館で土建屋さんが持ち込んだという石を見ました。第60号は上部のみ。次の月に下部有り。
 その内に「第11号」。「オヤ」っと。石の質、型、字が小さい、石の上が四角錐。刻面が「長崎要塞地区域標」と一字「地」が多い。

 此れより4年位後に、長崎のHさんから川棚町歴史民俗資料館に石有りと。早速、行って見ました。「長崎要塞区域標」「第11号」「明治三十二年七月十四日」でした。何でやな…。弘法岳(387m)近くに有ったそうです。資料館の方は無関心。

 私は昔の有田川を良く知りません。ただ、上流に「三領石」が有るのは知って居りました。雨水が有田川・早岐川・波佐見川に分かれる水の境石です。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

              東京都小笠原諸島の陸軍省「父島要塞第二地帯標」

 これも佐世保市住まい、陸軍省要塞地帯標や海軍省軍港境域標の標石探しと研究をされている高橋輝吉氏から寄せられた資料である。高橋氏は佐世保のみならず、全国へも出かけ、これら標石の調査をされ、数多くの標石を見つけられている。
 本文は、東京都小笠原諸島の陸軍省「「父島要塞第二地帯標」の記録である。2007年(平成
19年)頃、地元に依頼し調査されたよう。以前に写真はもらっていた。高橋氏が当時、わざわざ父島まで出かけたかと思っていたが、そうではなかった。

         高橋輝吉氏稿  東京都小笠原諸島の陸軍省「父島要塞第二地帯標」

 東京都小笠原諸島の「父島」は、軍事本などによりますと、グアム・サイパン・硫黄島など南方方面に行く艦隊の基地でした。要塞地帯標の標石が必ず有ると思い、父島の郷土史家の方へ電話により問い合せると、「そんな標石は有りません」と初めは疑ったようでした。
 「本などによりますと、父島には陸・海軍が艦持ちにて、多くの兵科が父島を要塞化しています。港の見える所などに標石は有ります…」。こちらからいろいろな資料を送り、やっと解かってもらえました。

 世界遺産のことが有ったのかなー。戦いが長くなれば第二の硫黄島?になった島。1ヶ月位しますと、小笠原国立公園父島「中山峠」の写真と書類が送られてきました。先方は、何分不慣れなため、標石の近接写真がありませんでしたが、「S.M」と「昭和十六年一月十日」は読めます。
 もう4年ほど前の話です、父島の方からの書類をどこにしまったたかわからず、やっと2、3日前見つけました。参考のため写真・資料を送ります。 

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

       3−特 戸町岳新戸町登山口 (確認 長崎要塞第三地帯標 第二十五号)

 長崎市立戸町中学校裏交差点から、円成寺新戸町霊苑を通り、車道終点の一軒家横から戸町岳への登山道に入る。標石は山道を100mほど進んだ左手にある。上部が欠け石の後ろにあり、登りのときはよほど注意しないと、標石とは気付かない。きょうも行きがけ素通りした。
 登山道下は現在、新戸町4丁目の大型団地222区画「ウェリスパーク南長崎」が部分完成して分譲中。団地の「新戸町配水槽」建物のちょうど上の場所のフェンス反対側に、標石はある。団地内の道路からも登山口へ出られる。

 私はこの登山道を、幾度となく通った。草つきにも隠れていたのだろう。まったくこれまで気付かなかった。下りのときも団地開発の方へ目が向きがちだった。
 標石は2009年3月1日、会の例会「土井首から熊ヶ岳・戸町岳へ」のとき、戸町岳からの下りで、後ろを歩いていた宮さんらが見つけ写真も撮影していた。その話をきょう、初めて聞いた。現地をきょう宮さんと訪ね、標石を確認してきた。

 標石の刻面は、「陸軍省」「長崎要塞第三地帯標」「第二十五号」「明治三十ニ年六月十日」。
 なぜ「第三地帯標」なのだろう。「長崎要塞地帯略図」に合わないような地点で、「2−特 大崎林道鹿尾町尾根」の標石と同じ。鹿尾町のは「長崎要塞第三地帯標」「第十八号」、改刻部分は「2ndZ」とある。
 ここ新戸町のも、上部が欠けわからないが、同じような改刻標石で「2ndZ」とあったのではないだろうか。「第二地帯標」と思われるが、上部は欠けているのは細工をしたような感じもする。
 要塞法は数次の改正があった。区域の変更、標石の改刻・転用などがあったりして、頭が混乱している。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

                  長崎要塞第二地帯標 香焼調査は見当たらず

 わが家から見える伊王島大橋。左の高い山は、大橋を渡った沖ノ島の「遠見岳」。山頂「遠見所」跡で4月1日、「長崎要塞第二地帯標 第十四号」が見つかったことにより、香焼側の尾ノ上海岸竹崎鼻の山(54mピーク)、安保の香焼新トンネル上の山(92mピーク)も、念のため調査。
 「長崎要塞地帯略図」により、4年前、栗ノ浦地区や、深堀赤土から香焼にかけての海岸は調査済みであったが、地帯標の標石は発見できなかった。

 きょう4月7日、宮さんを同行。2つのピークを調査する。尾ノ上海岸竹崎鼻の山(54mピーク)は、山頂に平らな広場があったが、標石類は何もなかった。
 安保の香焼新トンネル上の山(92mピーク)へすぐ移動。恵里団地上の栗ノ浦との里道峠の所から尾根伝いで行く。基準点のようなものは、かなり離れた高台にあった。途中、炭鉱の試掘のような場所があっただけ、こちらも標石類は何もなかった。

 きょうの成果は、車に戻る直前、宮さんが「戸町岳の新戸町登山口で、要塞地帯標を見た」と話す。それも2年前の会の例会、戸町岳下りのとき。おやおや、その標石は私はまったく知らない。「新発見だ!」とすぐ新戸町登山口へ向かった。(これは次の記事へ)
 佐世保市の高橋さんが、きょう沖ノ島「遠見岳」の標石調査に来てるはずだが、連絡が取れない。高橋さんにとっては残念なこととなった。

 宮さんの調査同行記事は、 http://blogs.yahoo.co.jp/khmtg856/27574300.html

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

         2−特 沖ノ島の遠見岳 (確認 長崎要塞第二地帯標 第十四号)

 陸軍省「長崎要塞第二地帯標」が、新たに思いがけない場所で見つかった。開通した伊王島大橋を伊王島側へ渡り、すぐ左手に登る沖ノ島の遠見岳(標高149.1m)。大橋から山頂まで歩いて25分ほどかかる。寛永20年(1643)、沖を航行する船を監視するため設けられた沖之島遠見番所の、山頂は「遠見所」跡だった。

 4月1日、伊王島大橋をこの山から撮影に行き、要塞地帯標の標石を発見。「長崎要塞地帯略図」にない地点で、これまでの調査の盲点だった。
 刻面は「陸軍省」「S.M.2d.Z. 長崎要塞第二地帯標」「明治三十二年六月十日」、埋没してわからなかった番号は、きょう掘って確認すると、「第十四号」だろう。
 この標石としては珍しい上部に方角を示す「十」。四等三角点と方角は合致する。

 「長崎要塞地帯略図」により伊王島灯台広場に残る標石は、第三地帯の「区域標」として私は整理していたが、良く写真を見ると刻面は、「長崎要塞第二地帯標」「第十五号」。
 今回見つかった沖ノ島の遠見岳山頂のは、「第十四号」だから、その前の続き番号となる。伊王島として一体をなす島の端と端2本のみで、標石は島内には他にないだろうと思われる。

 「長崎要塞地帯略図」どおりといかない、今回調査の標石だった。第二地帯は、要塞の「第一地帯から外方約4km内の区域」。線引きが海面の場合、海面に続く次の島や陸地の目立つ地点にこのような設置をしたことが考えられ、今後の参考となりうる。


.
みさき/michito
みさき/michito
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事