みさき道人 ”長崎・佐賀・天草etc.風来紀行”

■写真ブログ/長崎・佐賀ほか ●風景・史跡・古写真・巨樹・石橋・滝・山野歩き・標石・戦跡 ●江戸期の「みさき道」

長崎の風景・史跡 (県 南)

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        かどわき歴史災害記念館  南島原市深江町(大野木場小学校敷地内)

 雲仙普賢岳噴火災害に関する写真等を展示する記念館。あまり知られていない。雲仙から国道57号線により島原へ下っていたら、「大野木場小学校」の案内標識があり、曲がると、新しい移転地の「大野木場小学校」へ出た。「かどわき歴史災害記念館」は、学校正門左の敷地内にある。
 南島原市ホームページ/自然・景観/噴火・土石流災害による施設案内は次のとおり。予約要とあるが、自由に見学できる。
 最初の写真が、移転地の大野木場小学校新校舎。

   ■ かどわき歴史災害記念館

 雲仙普賢岳噴火災害に関する写真等の展示。
 【開館時間】 月〜金曜日9時00分〜16時30分 祝祭日を除く
 【料   金】 無料
 【問い合わせ】 大野木場小学校 TEL 050−3381−5009 (大野木場小学校で管理。利用するには予約が必要)
 【住   所】 南島原市深江町戊3243(大野木場小学校敷地内)

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                  田原の六地蔵石幢  諌早市小長井町田原

 国道207号線により諫早市役所小長井支所手前の小長井交差点まで行く。ここから左折し山茶花高原へ向けて県道195号線を上って行くと、大きな田原溜池に出る。
 池沿いの集落中ほどに田原口バス停があり、隣りに「田原の六地蔵石幢」がある。
 現地説明板は次のとおり。

             諌早市指定文化財(有形民俗文化財)  田原の六地蔵石幢
                       昭和54年9月26日指定

 地蔵菩薩は、釈迦入滅後、弥勒仏が出世するまでの無仏期に、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)の衆生を救済する菩薩とされ、末法思想の流布とともに広く信仰されるようになりました。六道に赴く地蔵の姿が六つに変化していることから「六地蔵」と呼ばれています。
 六地蔵が造られた時期は、本市では天文期(1532〜54年)のものが多く、小野の六地蔵石幢群(小野町・赤崎町、県指定)、天祐寺の六地蔵石幢(西小路町、市指定)、関の辻の六地蔵石幢(下大渡町、市指定)などがあります。
 田原の六地蔵は、笠頂部の宝珠部分が欠損していますが、ほぼ完形です。正面には、月輪の中に「阿弥陀如来」を示す梵字と、左記の銘が刻まれています。
    逆修   □□   天文十七年戌申   十月十三日
                       平成20年3月  諌早市教育委員会

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                     丸尾古墳  諌早市小長井町牧

 国道207号線により諌早市小長井町まで行く。長里の道路公園を過ぎしばらく行くと、入江に帆崎橋が架かる。
 橋のたもと、小深井バス停に古墳の案内標識があり、左上の金刀比羅神社へ石段を登って、神社先の小道を少し行くと、畑地の中に「丸尾古墳」がある。

 ここはどうも急傾斜面の方に、古墳内部への入口があったようだ。崖崩れで入口が損壊し、現在は工事中。ブルーシートにより覆われ、何も見学できなかった。
 入江の対岸、有明海に面した帆崎の先端部には、前項の「長戸鬼塚古墳」がある。
 現地説明板は次のとおり。丸尾古墳にも線刻画があるらしい。

                        文化財名  丸尾古墳

 小深井港の東側、帆崎の丘陵に位置するここ丸尾山に、鬼のすんだという岩屋がある。しかし、これは昔の豪族の古墳であって円墳だと言われている。
 円墳の高さは、前の室が横1.7m、高さ1m余。奥の室が横2.3m、高さ2.5m、奥行が3.3mで四壁や天上は、幅の広い巨石を積み重ねてある。
 千数百年の間に石室の中のものは、運び去られたとみえ、空洞で鬼の岩屋のように見える。
                   諌早市教育委員会  諌早市文化財保護委員会

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                  長戸鬼塚古墳  諌早市小長井町小川原浦

 国道207号線により諌早市小長井町まで行く。小長井の町へ出る前が長戸である。小深井の入江に架かる帆崎橋から高台へ登った国道右方へ案内標識がある。右折してこの道へ入り、戻るように丘陵の先端部、帆崎へと行く。

 墓地の先に円墳が見え、ここが「長戸鬼塚古墳」である。有明海や雲仙が良く望める。古墳の中はつっかいをしていて、内部を見学できる。
 玄室と羨道に、鯨・船などの線刻画と線刻文が刻まれているらしいが、懐中電灯を持参しても、今は確認がむずかしいようだ。
 入江の対岸、帆崎橋脇の金刀比羅神社上にも丸尾古墳(別項)があるが、損壊して工事中。
 現地説明板は次のとおり。 
                        長戸鬼塚古墳 (史跡)
                 昭和63年3月1日指定  諌早市教育委員会

 有明海に面した標高約10mの丘陵先端部に造られている。墳丘は、高さ約5m、直径約15mの円墳である。
 石室は典型的な複室構造(玄室・前室・羨道)をもつ横穴式石室で、巨石を積み上げ、持ち送るという築造工法をとっている。全長9.6m。
 貴重な線刻壁画古墳で、築造年代は、7世紀後半と考えられる。本古墳には、玄室(棺を安置する部屋)と羨道に鯨・船などの線刻画の他に格子文・鋸歯文などの線刻文が刻まれている。
 県内の、線刻古墳は、本古墳の他に、丸尾古墳(本町牧名)、善神さん古墳(高来町)など、7例が知られているだけである。
 隣接する墓地からは、開墾の際箱式石棺が7〜10基発見され、中から人骨、鉄刀等が出土したと伝えられる。
 本町には本古墳の他に大峰古墳(大峰名)、城山古墳(井崎名)があり、同様なものは有明海沿岸に広く分布している。

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                 水ノ浦のスクイ漁場  諌早市高来町水ノ浦

 国道207号線により諌早市高来町まで行く。湯江を過ぎて長里への高台へ上がる国道右方に案内標識があり、右折して海岸へ行くと「水ノ浦のスクイ漁場」がある。
 諫早湾干拓の水門が近くに見えるところ。行きは満潮だったが、帰りには潮が引いていて、干潟の先に石で築いた遊水地が見えた。
 防波堤の少し先にあり、長靴を用意してないと、干潟の遊水地には歩いていけない。
 現地説明板は次のとおり。

                水ノ浦のスクイ漁場  (昭和62年市指定文化財)

 すくい漁は、有明海の特質である干満の差の激しさを利用して魚を捕るという干潟地域特有の最も原始的で大掛かりであり、歴史の古いと思われる漁法である。満潮と共にすくいに入った魚が引潮に従いオログチ近くの遊水地に集まるようにして捕獲するものである。
 「すくい」は有明海沿岸一帯・肥後・筑後・島原半島沿岸一帯には、江戸時代から明治の中頃まで200箇所以上見られたが次第に荒廃し姿を消していった。
 県内唯一、往時の姿を留めるこの水ノ浦の「すくい」は健在である。
   平成17年3月1日             諌早市教育委員会 高来文化協会


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