美沙都のこれでいいのか評論日記

写真は19年前、 今はムーミン・ママに大変身! 写真の日に帰りたい筆者が、日々の想いを独断と偏見で綴ります。

ゆっくりと

                                                      


2019. 7. 12



今年初めてセミが鳴いているのを聞いた。  


志保も一緒に聞いた。


梅雨の合間の、 砂場も木々もしっとりと濡れた公園で聞いた。




志保はゆっくりと回復中です。 


ありがとうごさいます。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

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志保ちゃんは病気

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2019. 7. 2



5日に全身麻酔で手術となりました。 


もう13才、 まだ13才、 迷いに迷って出した結論です。


このままの状態では諦めがつかない。


半分の可能性があるなら、 それに賭けたい。


志保に、 がんばってほしい。


痛い思いさせて、 怖い思いさせて、 ごめんね。


手術の時間は動物病院の外で待っているつもりです。




                                                                                                                                                                                                                                            

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美術館にて 後編

2010. 6. 15



美術館を目指しつつ、 コンビニを探す。  ビルとビルとの隙間から、


美術館は確認できた。  でもコンビニはない。  


この新しい街にはコンビニなんかないのだろうか。


誰かに聞こう、 やみくもに歩いても疲れるだけだ。 でも待てよ。


以前に服装も含めてこの人は絶対日本人と思ったのに、 話しかけた途端に


英語で 「日本語は話さない」 と丁重に断られたことがある。 安易な判断は危険だ。


ふと見ると、 肩章がついた、 いかにも・・な制服を着て地下駐車場からクルマを


誘導している人がいる。  あの人なら大丈夫だろう。  


しかしいきなり「コンビニはどこですか」と聞くのも残念だ。 そこで、


「ちょっとお尋ねしますけれども三菱第一美術館に行くには・・」


と声をかけた。  丁寧な答えをもらってから、 さも思いついたかのように


「あ、 コンビニはございます?」


すると誘導員のおじさん、 いえ、 おじさま、 にっこり笑って


「コンビニ、 コンビニはあのビルの地下に一軒あります。  あの扉を入ってください」


その微笑みには  「庶民ですね、 わたしもですよ」 という意味合いが含まれていた


ように思う。


教えられたとおりに 「あの扉を入って」、 地下にひっそりと明かりをともしている


コンビニで無事おにぎりをゲットしたわたしは、 美術館前に設えられたちょっとした


広場の、  植え込みを丸く囲むようないい感じの木陰のベンチに腰掛けた。


隣は若いサラリーマン。


「ああ、 よかった、 なんだ、  隣の人もコンビニの袋持ってるじゃない、


わたしだけじゃないんだわ」と、  美術展への期待を胸におにぎりをぱくついていると、


二個目を食べ終わった頃に頭の上から声がした。


「美術展ですか?」


「はい!」


反射的に答えてしまってから見上げると、 わたしより少し上に見える私服の男性が。


「もう見たんですか?」


「いえ、これからです」


ふと見ると手には一枚のチケット。


「よかったらこの券使ってください、  待ち合わせたんですが一人来なかったので


余ってるんです」


なに!?  美術展ブームに誕生した新手のダフ屋!?


警戒心全開の声で  「ありがとうございます、 でも購入いたしますので」


「いや、  怪しいモノではありません。  企業向けの招待券です。  無駄になるのも


もったいないので使ってください」


見ると確かにそのようだ。 どうしよう?  変に遠慮しておかしなことに


なるのもいやだし、  まわりには人もいるし、 ちゃんとした人のようだし、 


ここは話をすなおに受けたほうがいいのかな。  


一呼吸おいて、 「では頂戴いたします」 と言って受け取る。


でもまだ油断はできない。  その人が去って行き、 視界から消えるのを確認してから


おもむろに立ち上がり、  ゆっくりと美術館入り口へ。


そして再度周囲をみまわして、  誰もついて来ていないのを確かめてから入場した。


よく教育された係員が券をチェックする時もちょっとドキドキしたけれど、 


かくしてわたしは思いもかけず無料で 「ラファエロ前派の軌跡展」 を鑑賞する


こととなった。


展示物は思ったより充実しており、 明治時代に贅沢に作られ、 昭和の時代に解体され、 


平成に復元された建物自体とともに、 濃密な時間を過ごすことができた。


なぜあの人がわたしに狙いを定めたのかはわからない。  


いい年してコンビニのおにぎりを嬉しげにほうばっていたからだろうか。


よっぽどお金がないように見えてたのだろうか。                                                                                                                                                                                                                                                                            

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美術館にて 前編

2019. 6. 8



「まちがえた日付」 でみなさまが外出できたことを喜んでくださったので


それに背中を押され、 やはり気になっていた東京駅の三菱一号美術館で


開催中の 「ラファエロ前派展」に行ってきた。


東京駅なんて何十年ぶりだろう?  子どもたちが小学生の時、 奈良飛鳥への


修学旅行の見送りと出迎えで行ったきり。 あの時すでに改修工事はなされて


いたのか?  たぶんまだ。  新しくなってからははじめてのはず。


電車を乗り継いで赤坂見附を過ぎたころ、 私の心に一つの不安が。


「あれ?  『東京』 っていう駅があるけどわたしが目指しているのはここ?  


それとも 『東京駅』 っていう駅があるの?」


すっかりデジタル化された車内の案内には 『東京駅」 という駅はないから、


たぶんここでいいのよね・・・ 答えが出ないまま 「東京」 で降りる。 


東京生まれの東京育ちのはずなのに、 これじゃお上りさん満載じゃないか!


30年以上にわたる神奈川暮らしで東京の地理はすっかり頭から抜け落ちた。


かと言って 「神奈川ならお任せ!」 でもない、 完全に家から5キロ圏内の


地元のヒトになってしまっている。


これから先はなんとか健康に過ごして、 平均寿命まであと20余年のうちに、


人生に未練を残さないよう頑張らねばと思いつつ、 団体集合場所の床に


座らされて引率の教師から諸注意を受けている中学生たちを横目で見ながら


駅構内の案内板をまじまじと見る。


うっかりすると絶対迷子になるからなるべく目的地に近い出口から地上へ出よう。


薄い照明の中におしゃれな店が続く地下道を延々歩いて出てはみたけど、 


でも同じようなビルばかりで全然見当がつかない。


それになに、 この景色。  外国みたい。  アジア特有の横看板もないし


西欧系の外国人がいっぱい。


サラリーマンも新橋あたりと違ってなにやらスカッとしている。


渋谷や新宿で屯しているチャラ男やチャラガールの姿もない。


偶然だけどヨレヨレのTシャツにボロボロのジーパンじゃなく、 今風のブラウスに


スカートを着ていたのがせめてもの慰めだわと思いながら、 梅雨前の爽やかな


日差しの中でしっかり迷子になるわたし。  


ふと気がつくとお腹が 「空いた〰」 と言っている。 


それはそうだ、 朝10時に家を出て一時間半リハビリをやって、 そのまま来たのだ。


リハビリで知り合った若い (30代後半) 友人のインスタでこの展覧会の写真を見て、


すごく良かったからぜひと言われてリハビリの最中に行く決心をして、 そうして


今ここにいるのだ。   


すでに2時を回っている。 鑑賞の前になにか食べなくては。


着替えと靴の入ったカバンも重い。 一度座って一息つきたい。


と思って店を覗くと洒落てはいるが、 たかーい!


予想はしていたけど、 たかーい!


テラス席で食べるにはいい日だけれど、 たかーい!


小洒落たものをちょっポリ食べるより、 とにかくわたしはお腹いっぱいになりたい。


コンビニないかな。 おにぎり食べたくなってきた。


喉も乾いた。 リハビリ用に持参した飲み物はすでにカラ。


コンビニはどこだろう・・・



                                                            

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まちがえた日付

2019. 6. 4



先日、 体調も気分も良かったのでかねてから気になっていた国立西洋美術館で


開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」、14日までだから行こう!と


思い立ち、 電車に飛び乗り、 恩賜公園の芝生でピクニックする外国人や


「アナタの名前 漢字で書きます」 なんていう新商売を見ながら


目指す美術館に行ったまではよかったのだが、 なぜか閉まっていて・・


黒い鉄作がしっかりがーーーんと閉ざされている。


館内展示替えのためとかで、 先週から3日まで。


企画展の期間中にこんなことってあるの?  どこにもそんなこと書いてなかったはずと


思いつつ、 しかたないので東京都美術館で開催中の「クリムト展」を見学。


う〜ん、 クリムトは新国立で見た方がよかったかしらなどと思いながら帰路につき、


帰りの電車の中でもう一度スマホで「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」をチェックしたら・・


開催は2020年3月3日からだった。


新元号の令和に気をとられた?  もともとのおバカ炸裂?


なんとも言えない気分で帰宅した。


誘ってくれた友人の名誉のためにこれは伏せようかと思ったが、 やはり書く。


一緒に行ったその友人もまた、 来年開催ということに気がついていなかった。 


係員に抗議なんかしなくてよかった。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

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開かれた窓

2019. 4. 30




2007年、 平成19年の春の日の午後、 わたしは家を飛び出しダッシュした。


数分前に、 当時高校生だった次男が学校の公衆電話で


「お母さん!? もうすぐこの坂の下を天皇陛下が通るらしいよ!?」


と知らせてきたからだ。 学校は坂の上にある。


「じゃあ、 確かに伝えたからね! 」


次男独特の咳き込むような早口でそれだけ言うと、 電話はがちゃっと切れた。


天皇陛下?   陛下と美智子さま?


理由を考えている暇はない。  わたしは次男の言う「この坂の下」をめがけて


走り出した。


我が家は学校とは反対側の山の上、 「この坂の下」へは歩いて20分ほどの


下り坂だが当時わたしは粉砕骨折した左腕を三角巾で吊っており、 走ると正直痛かった。


しかし怯んでいる場合じゃない。  転ばないよう用心しながらギプスを押さえて


ひたすら走る。 息があがる。 足も疲れてきた。 でも止まるわけにはいかない。  


次男が知らせてくれたのだから。 


何度か信号に邪魔されながら、 下り坂を走り続ける。


ついに、 ついに「この坂の下」の大きな交差点が見えてきた。


あと一息だ ・・ あの横断歩道を渡ればと思った瞬間。


「ああっ!」 


非情にもその交差点の信号は、すでに四方が赤になっている!


車列が近いということだ。  警官の姿もある。


どうする?  ここまで来たのに諦めるか?   いや、 そんなわけにはいかない。


四方が赤ということは交差点にクルマは進入できないということだ。  


わたしは立ち止まることなく交差点に飛び込んだ。 だって陛下の車列は向こう側の車線を


走るのだ。  こちらにいたのではお姿を拝見できない。  片側三車線の道路は広い。


横断歩道を信号無視して渡ることになるけれど、 迷っている暇はなかった。  


警察官が「あっ」という顔をしたのが見えたが、  三角巾を抑えて血相を変えて走る姿に


呆れたのか、 危険はないと判断したのか静止されることもなく、 わたしは走りきった。


白バイに先導された黒塗りの車列が見えてきた。  その手前には待ち構えている人たちの集団が。


警官もいる。  あそこが指定された場所なのだろうか?  あそこに行かないとだめなの?  


もうそんな時間はない、 でもやっぱり行かないとだめなんだろうと最後のチカラを


振り絞ろうとした瞬間、 呆れた顔でわたしを見ていた警察官が  「そこでいいですよ」


えっ!  いいの? 


そうしているうちに「わ〜っ」という声が上がって、 陛下のクルマは待ち受けた人たちの前を


ゆっくりと通り過ぎた。   フロントガラス越しには陛下と美智子さまらしき人影が見える。


開いていた二列目の窓がすーっと閉まるのも見えた。    車列はどんどん近づいてくる。  


このまま行ってしまうの?   次の瞬間、 わたしは自分でもびっくりするような声で叫んだ。


「美智子さまーっ」  そして痛くない方の手を思いっきりめちゃくちゃに振った。


その声が聞こえたかどうかはわからない。  でも美智子さまが気がついてくださったのは


わかった。  


一度閉まった窓がふたたび開き、 美智子さまは顔をこちらに向けてにこやかに手を振って下さった。  


奥では天皇陛下も大きく身を乗り出して手を振って下さっている。 


たったひとりのために!  


その時、 いつもクルマからのお手振りの時に、 美智子さまがお顔は沿道を向いているがお背中は


前かがみにならずまっすぐに保っていらっしゃる理由がわかった。


運転席側、 美智子さまの奥に居られる陛下もお迎えの人々にお顔を見せて手を振ることが


できるようにとのご配慮だったのだ。


美智子さまの笑顔はお優しくお綺麗だった。  そして陛下の笑顔は、 とても嬉しそうだった。


行ってしまった車列を見送りながら、 わたしはお二人の不思議なオーラに包まれていた。


たったひとりのために窓を開けてくださった天皇陛下と美智子さま。


オーラって、 本当にあるのだ。







                                                          

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2019. 3. 17


初のご存命中代替わりの記事でもゆっくり書こうと思っていたのに、


それどころじゃない。

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志保ちゃんはパニック

2018. 9. 30



このところの秋雨前線が連れてくる雷と台風ラッシュで志保の神経は限界に。


少しくらいの雨なら音は通さない高気密住宅のはずなのだが、 こうドンガラやられたり、


今日のように家全体が揺すぶられてはわたしだって怖い。


若い頃は外にゴジラでもいるのかと思ったか、 この家はわたしが守る! とばかりに果敢に


吠えまくっていた志保だけれど、 最近はブルブル震えてかわいそう。


家の中で安全なところを探してウロウロ、 テレビの後ろやら廊下やら、 果てはトイレの前でなくから


開けてやると飛び込んだり。 しかしそこも彼女の安住の地ではない。


というわけで今日も震える志保をなでながら絨毯の上で休むとしますか。 


お互いあとどれくらい一緒に入られるかもわからないからね、 志保ちゃん、 


こっちおいで、 一緒にここでねんねしよ。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

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バッグ

 

                                                                                                                                                   


2018. 8.  23.




母親が子供の心を解き放ち、 明日を安心して迎えられるようにするものであるなら


その意味でわたしに母親はいなかった。


わたしはママのプライドを満たすことを要求されたけど


ママがプライドとするものに、 わたしはぜんぜん興味なかったの。


私立の小学校の制服は


大事なママのブランドバッグ。


二度と呼ぶこともないであろうママ。


ママが大事にしていたこのバッグ、 ゴミ箱に捨てるから。


生ゴミと一緒に混ぜて、 あした捨てるから。


拾っても使えないようにして、 捨てるから。


本当に、 捨てるから。                                                                                                         

探しても、 ムダだから。 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

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抱きしめて

 


                                                                                                                                           


2018. 8.  23.



わたしはこれっきりママのことは忘れます。


もうママをママと呼ぶこともないでしょう。


わたしとママとの関係は経験したものにしかわからないものでした。


でもあなたはそれすら理解できなかった、 自分の愛は完璧だと思っていたから。


よく言ってたね、 えむちゃんが逆らったとき。  「子供の育て方をまちがえた」 って。


そうよ、 ママはまちがえたの。  子供はやさしく抱きしめてやればよかったの。


手をつないで、 並んで歩けばよかったの。


たったそれだけのことでよかったの。


残念ね、 ママ。


わたしは


とても


残念です。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

                                                                                                                                                                                                                                        

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