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心の四季より「風が」 高田三郎
風が 桜の花びらを散らす
春が それだけよわまってくる ひとひらひとひら 舞い落ちるたびに 人は 見えない時間にふかれている 光が ぶどうの丸いほほをみがく
夏が それだけ輝きをます うちに ゆかしい味わいをたたえ 人は 見えない時間にみがかれている 雨が いちょうの金の葉を落とす
秋が それだけすきとおってくる うすいレースの糸をぬかれて 人は 見えない時間にみがかれている 雪が すべてをまっしろにつつむ
冬が それだけよごれやすくなる よごれを つつもうとまた雪がふる 私は見えない時間につつまれている 「詩と音楽」「心の四季」を聴いてから、吉野弘の詩に興味を抱くようになった人が多いといいます。
「いいようもない感動」を受ける部分は特に、「風が 桜の花びらを散らす」と始まり、
「人は見えない時間に吹かれている」という人生の儚さ(はかなさ)をうたう言葉の美しさでしょうか。
それを目の前にハーモニーと共に、一陣の風のように聴衆の心に浮かび上がらせたのが高田氏です。
そして詩の美しさは、旋律の美しさとともに生きることの大変さ埋め込んだような世界ともいえます。 日本語という言葉の響きを大切にし、それをハーモニーで増幅して聴衆の心に届くのです。
聴く人が最初に「ハッと思うところ」。 それは「風が桜の花びらを散らす 春がそれだけ弱まってくる」という
冒頭の箇所です。
この部分に何かを思う人たちは、毎年桜の季節が近づくとこの歌を口ずさむようになるといいます。 ある人は、吉野弘さんの埼玉県北入曽のご自宅での何かのインタビューがあった折りに、
高田三郎さんの思い出を敬愛を込めて語られてからこの歌を楽しそうに歌っていただいたといいます。
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