「らりるれろ」通信 Remark On The MGS

考察系です。ゲームとちょこっと映画です。よろしくお願いいたします<m(__)m>。

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監督: マーティン・キャンベル 
出演 ダニエル・クレイグ        ジェームズ・ボンド 
   エヴァ・グリーン         ヴェスパー・リンド 
   マッツ・ミケルセン        ル・シッフル 
   ジュディ・デンチ         M 
   ジェフリー・ライト        フェリックス・レイター 
   ジャンカルロ・ジャンニーニ    マティス 
   シモン・アブカリアン       アレックス・ディミトリオス 
   カテリーナ・ムリーノ       ソランジュ 
   イワナ・ミルセヴィッチ      ヴァレンカ 
   セバスチャン・フォーカン     モロカ 
   イェスパー・クリステンセン    ミスター・ホワイト 
   クラウディオ・サンタマリア  
   イザック・ド・バンコレ  
   トビアス・メンジーズ  



前作までのピアース・ブロスナンに代わり、
ダニエル・クレイグ扮する6代目ジェームズ・ボンドが初登場するシリーズ通算21作目。
イアン・フレミングによる原作シリーズの原点『カジノ・ロワイヤル』を、
本家シリーズとしては初の映画化。
00(ダブル・オー)に昇格した直後、初期のボンドの活躍を描く。



来年、新作「007/慰めの報酬」(監督マーク・フォースター)が
公開になる007シリーズの21作目であり、
6代目ボンド、ダニエル・クレイグの新ボンド第1作。
とりあえず、最新作「007/慰めの報酬」は
この作品の続編的な要素もあると云うので「007/カジノ・ロワイヤル」を見てみました。



今作のボンドは、今までと違って、経歴も刷新され、1968年生まれで、
東西冷戦の時代もスパイとしては経験してない、と云う設定の、
正に新ボンドらしいですね。
最近の007シリーズは派手なガジェット、荒唐無稽な(失礼!)ストーリィ、
が売り?な作品でしたが、
「007/カジノ・ロワイヤル」は云わば、「ジェームズ・ボンド0」とも云える作品。
正にマンネリ化していた007シリーズに抜本的にメスを入れて、
現代性を持たせた作りになっていますね。
従来のボンド・ファンは戸惑うかもしれませんが、
作品としては、現代性を持たせつつも、クラシカルな要素を残した感じになっていると思います。
発表時はかなり批判の出たダニエル・クレイグですが
この作品のボンドにはなかなか合っていると思います。
演技的にも問題ない感じですしね。
ただ、好みを云わせてもらえれば、後、ほんの少し優雅さがあるとよかったかな。
でも、基本的には諜報員でいつも緊迫した生活を送っている人ですから、
女とウハウハ、お気楽極楽では困ります(笑)。
緊迫感を適度ににじませているダニエル・クレイグの演技は
なかなか見るべきものがあると思いました。
いきなりアサルト持ってバシッとスーツで出てくるのは驚きですが、
最後のシーンのセリフは決まってましたね。
この映画のラストシーンにふさわしかったです。


アクション・シーンなんかはそれなりにおもしろいことはおもしろいんですが、
前半は、ヴェスパー(エヴァ・グリーン)と出会うまではちょっと長かったかな。
もう少しコンパクトでもよかったかも。
でも、このあたりは、劇場で見るとまた違った感じに見えるのかもしれません。
カードのシーンが長いと思われる方も多いようですが、
私は逆に、ここは面白く見ました。
それは、私がカード・ゲームがけっこう好きだからかと思います。
モンテネグロのカジノで行われるポーカーは、
テキサス・ホールデム(字幕ではホールデムと呼ばれていました)と云う種類のポーカーです。
カジノ好きでなければ、一般的な日本人にはあまり知られていない種類のポーカーかも、ですね。
5枚のオープン・カードと手札2枚で勝負します。
ポーカーは作中でボンドのセリフにもあるとおり、相手を読みあうゲームです。
つまり、心理戦が重要なゲームで、もちろん、それだけでは勝てませんし、
冷静でもなければ勝てないゲームなので、そのあたりも面白く見られました。
他の人がどんどんフォールド(つまりリタイア)する勝負で、
緊迫感を持ってレイズ&コールして行くところとか、なかなかスリリングでした。
ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)との最後のゲームで、オープン・カードを見た時に、
「これで勝つにはボンドの手はフラッシュかな?」と
思ったのですが、ボンド以外の3人のうちの一人が早々に「フラッシュ」を出します。
次の人が「フルハウス」。
「これはボンドはストレート・フラッシュだ。たぶんそれ以外では勝てない。」
と思ったら、やはりそうでした。(ちなみにル・シッフルは「フルハウス」)
しかし、4人とも札が高レベルでなかなかすごい戦いでした。
正にビッグ・ゲーム。
そこで勝ちきったボンドはなかなかかっこよかったですね。



派手なガジェットはなかったですが、
細かいところでガジェットが妙にリアルでおもしろかったです。
「ヴェスパー」と云う名のマティーニのエピソードなどは、
007を見ている人にはおなじみですよね。
現代的なスパイ・グッズにもリアリティがありました。


俳優はダニエル・クレイグはなかなか良かったと思います。
揺らぎのある人間的なボンドでありながら、エージェントとしてのリアルさも
追求した演技はよかったです。
ヴェスパー役のエヴァ・グリーンは少しはかなげできれいでしたね。
しかし、ボンド・ガールは端役でさえもきれいですね。
その辺は伝統でしょうか。
ジャンカルロ・ジャンニーニは出てくるだけでヨーロピアンな感じがします。
他、Mのジュディ・デンチ、フェリックス・ライター役のジェフリー・ライト
小技的によかったです。



この作品は、総体的にはよかったんですが、
リアルに徹するのか、伝統のシリーズとしてクラシカルにするのか、
ちょっと微妙に半端な部分もあったので、
そのあたりをどう云う方向にしてくるのかが次回作では楽しみではあります。
それと、本作はタイトル・ロールがとてもよかったので、
次回作はそこも楽しみです。


↓関連記事 007のタイトル・ロール
http://blogs.yahoo.co.jp/miskatonic_mgs_b/archive/2009/01/20

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【Pumpkintaltさん】ブロスナンのボンドも好評でしたから変わるとなると危惧されますよね。
ダニエル・クレイグはよかったですよね。
おっしゃる通りこの作品は初心者や、とりわけ007シリーズを見たことのない女性にも見やすい作品ですよね。
新作も楽しみです。

2008/11/28(金) 午前 0:46 [ miskatonic_mgs_b ]

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【Kaz.さん】私も新作がなかなかよさそうなので前作もこの機会に見ました。
これは今までのティストも残しつつ、リアルな方向性に転換した感じがおもしろいですよ。
やっぱり、シリーズも長いし、007も時期的に方向転換!て感じですかね。
「慰めの報酬」はこれよりもハード路線なようなので楽しみです。

2008/11/28(金) 午前 0:49 [ miskatonic_mgs_b ]

未見です。なるほど〜、経歴も刷新され、現代的になってるんですね。
カッコいいだけではないリアルな感じかな。
新作も気になるところですが、まずこちら観ておきたいです。

2008/11/28(金) 午前 9:40 pu-ko

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DVD持ってるんで、スパイ映画としては、(他の007映画と比べても)ジェイソン・ボーン・シリーズと同じくらい我が家で愛されてる映画です。前半部分は確かに長いですが、最初のヤマカシの人が出てくる追跡シーンは好きですよ。ダニエル・クレイグのそれまでの作品があまり好きではなかったんで最初は、心配だったんですが、(レイヤー・ケーキは良かったですよ。)結構観てるうち馴れて^^;きました。ポーカーのシーンは私も大好きです。今回じっくり大きな賭けと優雅なポーカー大会が楽しめました。ブラフの意味もわかったし。マティーニは、もうお約束ですね。ヴェスパーは、お化粧しないほうが綺麗でした。エヴァも最初にキャスティングされた時、『キングダム・オブ・へヴン』などのタヌキメイク印象から、大丈夫??と言う噂だったのですが、この映画では化粧控えめで、その後ランコムやアルマーニのキャンペーンもやってる知的な美人ですね。

2008/11/28(金) 午後 0:30 [ nomad ]

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続きです^^;全体には、優雅さやヨーロッパ的でポッシュな世界が繰り広げられ、今までのチープなガジェットや、女とイチャイチャする子供っぽいシーンがなくハードな部分と優雅な部分がうまく洗練されて交わった感じで、いい仕上がり。お約束のアストン・マーチンも7回転半の見せ場も作るし、大満足の一品でした。
で、新作の「007/慰めの報酬」ですが、これまたフタを開けてみたら、前作を上回る大ヒットですね。ダニエル・クレイグも安泰です。
ポーカーがお好きなら、『ラスベガスをぶっつぶせ!』は面白かったですよ。個人的に主演のジム・スタージェスが好みということもありますが・・。

2008/11/28(金) 午後 0:34 [ nomad ]

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おっしゃるとおりマンネリぽかった007を見事に新しく甦らせてくれた感じですよね。
当初ダニエルはどうなのかと心配されたけれど、さすがバッチリと決めてきましたよね〜先日「慰めの報酬」のプレミアの時たまたま六本木に他の用事で行っていた娘がついでに一目見ようかとアリーナに行ったら、チケットのない人も自由に入れてくれたとかで(どんだけ人が少なかったんだ〜〜(笑))ラッキーにも生でクレイグを見てきたのですが、やっぱりかっこよかったと興奮してました〜(笑)役者さんもちゃんと役に嵌っていくんですね〜(~o~)新作もとっても楽しみです♪
やっぱり娯楽映画はこうでなくちゃ!って見本みたいな映画ですね!
こちらからもTBさせていただきますね♪

2008/11/28(金) 午後 3:55 choro

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007もう20年くらい見てないです・・・f^^;
リビングデイライツまでしか、見てないので・・・f^^;

2008/11/28(金) 午後 7:33 しゅう

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【PU−KOさん】そちらではもう「慰めの報酬」が公開されてるんですよね。こちらは来月です;
新作を見る前にはぜひこちらの方も見ておきたいですよね。
アクションもありますが、恋愛の要素も強くて今までにないバランスの007の映画でした。
ダニエル・クレイグはなかなかよかったですよ。

2008/11/28(金) 午後 10:22 [ miskatonic_mgs_b ]

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【nomadさん】おぉ!そうなんですか。今度ブルーレイで「 007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション」が出るので私もそちらを買おうかなと思っています。
初めのアクション・シーンはアイデアもおもしろいので劇場で見たかったですね。やっぱり007は劇場向きの映画ですね。
「レイヤー・ケーキ」は実はたまたまこの間トレーラー見て面白そうだなと思ったところでした。
ダニエル・クレイグはちょっと地味めな印象がありますよね。
堅実な感じと云うか。でも、この作品のボンドにはあってましたね。
この作品は甘すぎてもだめ、って感じですし。
タヌキメイク!(笑)。あれは確かにそうでした。
ドレスもきれいでしたし、雰囲気的にもエヴァ・グリーンはこの作品には合ってましたね。
ポーカーの勝負が終わってレストランでのダニエル・ボンドはかっこよく見えましたよ〜。

2008/11/28(金) 午後 10:36 [ miskatonic_mgs_b ]

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雰囲気が大人向けで、ヴェネチアに行った時は驚きました。007でこの展開とは!と云う感じで。
アストン・マーチンも見せるし、マティーニも今までになくおしゃれに使われていたと思います。
ほんと、ふたを開けたら大好評ですね。
「007/慰めの報酬」はトレーラーもなかなかよくて期待です。
そうなんですよ!それで「ラスベガスをぶっつぶせ!」も気になっていました(笑)。そろそろレンタルでもあいてるかな。
ケビン・スペイシーも出ているしおもしろそうです。

2008/11/28(金) 午後 10:43 [ miskatonic_mgs_b ]

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【Choroさん】ほんとリニューアルでしたね。ダニエル・クレイグのボンドはけっこうみんな危惧してましたよね(笑)。
でも、ほんと決まってました。
え〜そうなんですか。娘さんはラッキーでしたね。写真でもダニエル・クレイグもばっちりトム・フォードのスーツを着こなしていて、生で見るとまたかっこよさそうですよね〜。
そう云えば、「007/慰めの報酬」はあんまりプレミアの宣伝を見なかったような・・・。
映画自体もお正月第一弾ではないですよね。ちょっとこちらでは扱いが小さいのかな〜。
アクションあり恋愛ありでおもしろい作品でした。
新作も期待ですね!
TBありがとうございました。

2008/11/28(金) 午後 11:02 [ miskatonic_mgs_b ]

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【しゅうさん】007はほんと長いシリーズですよね。
お忙しそうですが、身体にはお気をつけてくださいね。
この映画はゆっくりお時間ある時にでも見てみるといいかも、です。

2008/11/28(金) 午後 11:03 [ miskatonic_mgs_b ]

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はじめまして。素敵なブログですね。
ダニエルクレイグについて、頷きながら読んでしまいました。
慰めの報酬はまだ観ていませんが、カジノロワイヤルを見た感じだと、ワイルドで今までにないボンドで私は結構好きです。

2008/12/3(水) 午前 1:22 [ デキる男の悩み ]

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【できる男の悩みさん】はじめまして。ありがとうございます。
この作品のダニエル・クレイグはなかなかいい感じだったと思います。
若干甘さがない感じですがアクションもこなしているところもいいですね。
前評判に比べると映画の公開後はかなり好評ですよね。
「慰めの報酬」も楽しみですね。

2008/12/3(水) 午前 4:08 [ miskatonic_mgs_b ]

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荒唐無稽といえば、「ダイ・アナザー・デイ」でしたっけ?
車が透明になるというのが、それはないやろ〜って突っ込んでしまいました(^_^;)
人間観あふれるボンド、私も好きです♪

2009/2/3(火) 午前 8:26 木蓮

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【もくれんさん】そそ、それです。「ダイ・アナザー・デイ」。
あれは確か人種も手術で変えた人とか出てたり(^_^;かなり無茶な設定の映画でしたね(笑)。
ハル・ベリーの水着姿とかはなかなかだったんですけどね。
ダニエル・クレイグの映画はほんと、そう云う007の映画から比べるとかなりリアルで現代性が豊かですよねw
TBありがとうございました〜♪

2009/2/4(水) 午前 7:06 [ miskatonic_mgs_b ]

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揺らぎのあるボンド・・・という設定自体がすでに新しいですよね。
ピアース・ブロスナンも意欲満々だったそうですが、それはやはりちょっと・・・^^;
さすが、ポーカーなんかもご存知だと楽しみも倍増でしょうね〜。
私はあのシーンは他人事のように観てしまいました(笑)
まったく新しいボンドでありながら、昔の古きよきボンドの要素を消し去らないようにしている印象も受けました。
新星第1作が大当たりで007復活は、映画ファンとしても嬉しいですね♪
TB頂きますm(_ _)m

2010/6/19(土) 午後 8:56 M

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【Mさん】ピアース・ブロスナンも華やかさもあって悪くないんですが、現代的と云う意味でもダニエル・クレイグの新ボンドはあっていると思います。
シリーズ自体は今、権利を持っている買収問題で撮影がストップしているのが残念です。
ポーカーのシーンは長いとおっしゃる方の気持ちもわかります。
でも、「カジノ・ロワイヤル」ってタイトルですから、あそこが見せ場なんでしょうね。
クラシカルな感じも維持しているのがいいですよね。
女性にも支持されるボンドは初めてかもしれませんよね。
ぜひ早く自作の撮影に入ってほしいです。
TBありがとうございました。

2010/6/23(水) 午後 0:22 [ miskatonic_mgs_b ]

カードゲームに精通してると面白さ倍増だったんでしょうね〜。
私はルールも知らないので、ゲームの凄さが分からずそこは残念でした。
そか、シリーズもだんだん荒唐無稽に傾きつつある段階での新ボンド設定と路線変更だったんですね。
往年のファンは嬉しさと寂しさもあるかもしれませんねw
TBさせてくださいませ。

2012/11/4(日) 午前 4:05 pu-ko

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【PU-KOさん】カードゲームも好きなんですよね(笑)。いやゲームなら何でも好きなわけではw
ブロスナンの後期は「?????」と云う感じの作品ありましたよ(笑)。
もう007はだめかも、いくらなんでももう限界超えてる、時代に合わない、みたいな作品でした(^_^;。
そこからよく持ち直したと思います。
そう云う意味では「カジノ・ロワイヤル」はすごい作品ですね。
007の映画は、ある意味男のロマンの集大成だから(笑)、美女はべらせて〜みたいな、そう云う荒唐無稽感がなくなって残念なファンも多い思いますw
むしろ、この作品は、従来のファンじゃなかった人にうまくアピールした側面があるかもしれませんね。
TBありがとうございました♪

2012/11/4(日) 午前 8:02 [ miskatonic_mgs_b ]

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