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『かび』/山本甲士/小学館文庫 個人評価 ★★★ −−−−−−−−−− 「かび」というなんとも変わったタイトルに惹かれ購入。
読み終わった感想は・・・一言で表現すれば「痛快」。 過労により脳梗塞で倒れた主人公の旦那さん、それを退職に追い込もうとする大企業を相手に、ふつうの主婦がたった一人で立ち向かいリベンジする、といったストーリー。 もし自分の勤める会社ならどうだろう・・・と自己を重ねてみたりして、かなり楽しめました。オススメです。 著者の作品にはこの他にも『どろ』『とげ』といったユニークな作品があります。でも一番有名なのは『ALWAYS 三丁目の夕日』でしょうネ。 |
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『発火点』/真保裕一/講談社文庫 個人評価 ★★☆ −−−−−−−−−− 500ページを超える長編小説であったが、ストーリー展開が早く、一気に読むことができた。
幼少期に父親を殺された少年が、世間から好奇の眼差しを受ける辛い青春時代を過ごし、 やがて二十歳を超えてから父親が殺された理由・その背景に正面から向き合おうとした時、 隠された真実がみえてくる、といった内容。 個人的には、著者の作品中では、1)奪取 2)ホワイトアウト 3)連鎖、に次ぐ第4位ってとこですかね。 |
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『家鳴り』/篠田節子/新潮文庫 個人評価 ★☆☆ −−−−−−−−−− ジャンルは「HORROR(ホラー)」に属する短編小説。
何かに取り付かれたように行動する人に対して感じる恐怖心がテーマ。 著者の作品は『絹の変容』や『女のジハード』など数多く読んできたが、 文章に吸い込まれていくような魅力があり、ついつい夜更かししてしまうことも少なくない。 今回の作品では最終章の『青らむ空のうつろのなかに』が印象的であった。 |
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『海へ』/南木佳士/文春文庫 個人評価 ★☆☆ −−−−−−−−−− 代表作『ダイヤモンドダスト』を読んで以来、久しぶりに2作目を読んだ。
現役医師(?)とあってか、病人・医師・看護といったテーマの場面には、 表現にリアリティが感じられる。 読みやすい本かというと……ん〜、ビミョ〜… 著者の作品では、映画化されたこともある『阿弥陀堂だより』にも興味あり。 |





