ここから本文です

あさぎのたより

書庫全体表示

記事検索
検索

全26ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

横浜線の編成札を作る

 ある日、Twitterでサークル情報を更新していたら、中央線201系の編成札をアクリル/機械彫刻で製作・再現されているサークル(ORANGE DORPS)さんを見つけました。

イメージ 1
 調べてみると、その界隈ではかなり有名サークルのようで、編成札以外にも色々魅力的なグッズが……。さらに、中の人は商業誌の執筆にも関わっており、中には私が愛読していたものもありました。
 そんなサークルさんにインスピレーションを受け、私も横浜線の編成札を作ってみることにしました。横浜線205系の資料だけはたくさんありますからね……。


 編成札をイラストデータとして起こしたものは既にあったので、製作の手間はそれほどないと考えられました。しかし、今後の展開や応用を考えると、編成札の文字を「フォント」として起こした方が活用しやすいだろう、ということで、フォントを自作することにしました。
 
イメージ 2
 既存のイラストデータは写真を元に作ったので、フォントも写真を元に制作します。
 オープンソースのフォントエディタ「FontForge」は、フリーでありながら高機能なフォント編集が可能で、svgファイルの読み込みにも対応しています。実は、過去にも編成札の製作を企んでいた時期があり、svgファイルに落とし込んでいた文字もあったので、作業がかなり捗りました。もちろん、画像ファイルを読み込んでトレスすることも可能です。


イメージ 3
 何かのイラスト用なら編成札の表面のみで十分ですが、今回は編成札のレプリカを作りたいので、編成札裏面の所属表記も再現しました。表と裏では英数字の字体が違うため、QWERT配列で数字キーの右下にある英字キーに割り当てるという仕様。
 横浜線205系の海外譲渡先であるインドネシアの方からも「編成札のフォントを教えてほしい」という問合せがあったため、「あれは機械彫刻なのでフォントが無い、でもそれっぽいのを作ったよ」と伝えました。



 編成札のサイズは形式や所属でそれぞれ異なるため、横浜線バージョンはどのように測ろうかと難儀していましたが、鉄道廃品屋さんで「横フナ」の編成札を発見。「横フナ」と「横クラ」では彫刻文字の字体こそ違うものの、プレート自体のサイズ、取付穴寸法は同じ。画像と商品サイズのデータから図面を書きました。
 通常、編成札には機械彫刻で文字を入れますが、今回はレーザー彫刻で刻印を行うため、素材となるアクリル板の加工図面の他に、レーザー加工用のパスも残します。既にフォントとして完成させたので、あとは文字を打ってアウトラインを作成するだけ。簡単!!
 最後に、使用するアクリルの材質(色)、板厚、裁断面の処理方法を伝え、家で完成品が送られてくるのを待ちます。

イメージ 4 イメージ 5

完  成

 裏面のクラH1の部分は実物に比べて少々バランスが悪く、次回作る際には修正が必要……という感じですが、基本的にはよくできています!! 裏から透かして見る感じも、前面展望した在りし日を思い出します……。
 1枚作るのに、おおよそ7000円くらいかかったのですが、「これ、7000円くらいするんだけども、あったら欲しいですか?」と聞いてみたところ、それなりに欲しい!という反応があったため、受注生産することにしました。受付は通販サイトで9月下旬から行う予定です。お気に入りの編成でお作りしますので、ご期待ください……!!

この記事に

開くトラックバック(0)

 学生時代最後になるであろう夏休みが始まって間もなく、横浜線では日産スタジアムでのコンサートイベントに合わせた臨時列車が運転されました。今回はMr.Childrenのスタジアムツアーの初日だったようです。
 実は、この横浜線コンサート臨に関連して、先日面白いことが起きていました。当時放送中だったアニメ『Re:CREATORS』で、日産スタジアムや港北ICが舞台になっており、地元民の心をくすぐる場面があったのです。しかし、それだけではこのブログにわざわざ書いたりしません。
イメージ 1
 こちらが、私の盛り上がりが最高に達したカットです。アニメ第16話において、日産スタジアムへ向かう途中、東神奈川駅から横浜線に乗車する場面で挿し込まれました。
 アニメで鉄道駅の発車標が写るケースは少なくありませんが、なんとATOS化以前の東神奈川駅の発車標が非常に細かく、正確に再現されているではありませんか……! 
画像:© TROYCA/「Re:CREATORS」製作委員会

 そして何より、この構図とシチュエーションに見覚えがあり過ぎます。
 視聴後、YouTubeに公開している自分の動画を慌ててチェックしました。

イメージ 2
こ れ だ
 
 動画は2013年の夏に撮影したもので、再生数は600余りと決して多くはないのですが……
 本当にこの動画が参考にされたのか、については不明なものの、構図とシチュエーションは完全に一致です。ちょっとニヤニヤしてしまう出来事でした。

 話を戻して、この日も下り快速の小机駅臨時停車の措置がありましたが、中間発表前だったこともあり、夜の臨時列車のみ狙いました。

イメージ 3

 送り込みとなる回送列車は古淵駅で撮影。相模原駅での撮影を計画していましたが、出発が遅れて間に合いそうになかったため、手前の古淵駅で構える判断になりました。
 乗務区所が橋本に移ってからは、臨時列車も東神奈川始発ではなく橋本始発で運用されているようで、橋本〜小机間回送・小机駅から東神奈川行として運転という形が多くみられるようになりました。小机駅停泊となる電車が臨時列車に参加することもなく、ダイヤの組み方も随分変わったんだなぁ、というのが正直な感想です。

イメージ 4
 そしてこの古淵駅、思っていたより各駅停車を撮りやすい……。
 横浜線内には、上り電車を夜間に長時間露光で撮れるような駅が無いため、これまでは対向式ホームである相模原駅で「流し撮り」をしていました。古淵駅は暗いだろう、という先入観ゆえの判断だったのですが、どうやら間違いだったようです。明るいし、停車直前で遅いので、楽に撮影来出ます。


イメージ 5
 こちら2本目の回送。各駅停車よりは速度が出ているので、「流し撮り」の腕が試されますが、残念ながらボロボロでした。
 一瞬、「快速磯子行」も相模原駅ではなく古淵駅で撮れば……とも思いましたが、良く考えなくても古淵駅は通過駅で、今回の回送電車とは比べ物にならない速度で通過するのでダメでした。いや、「流し撮り」の腕を上げろ、という話なのですが。


 この辺りで、相模原駅で構えていた知り合いが、「2本とも被られた」と泣く泣く古淵駅に引き上げてきました。家を定刻で出ていれば、自分も相模原駅で撮影していたはず。遅れが功を奏しました。しかし、結局3本目は下り電車に被られてしまいました。
 その後は小机駅へ向かい、今回の「インフレ列番」を撮影。普段では見られない、81Kなどといった番号です。当初は変化目まぐるしい菊名駅でスナップの予定でしたが、「種別表示が"各駅停車"の状態のインフレ運番を撮っておきたいぞ」と急に思い立ち、小机駅に残留。

イメージ 6

イメージ 7
 狙っていた9181K「各駅停車 東神奈川」表示はどうにか撮影に成功。最後に、すっかり人が居なくなった小机駅にやってきた、最後の上り臨時列車である9220KのH017編成を撮影して終了となりました。
 今回使用された臨時列車3本は、東神奈川駅から下りの橋本止まり(一部町田止め・町田〜橋本間は回送)となって橋本の車庫に戻されました。



 レポートは以上ですb

この記事に

開くトラックバック(0)

寄稿者募集のお知らせ

 こんにちは。現実とは1ヶ月余り時間がズレてしまっている当ブログですが、告知まで遅らせていると活動に支障が出るため、ここでリアルタイムなお知らせを挟ませてください。

イメージ 1

 サークル「浅葱色の窓口」は、手作り模擬硬券頒布サークルとして分離・発足して以来、昨年の冬で誕生5周年を迎え、現在ではJR横浜線のファンサークルとして、関連同人誌・グッズなどを数多く発行しております。5周年に合わせて発行した、「失われた205を求めて」は、1冊あたりの総ページ数・発行部数共に過去最高を記録し、お手に取っていただいた皆様からたくさんの反応をいただきました。弊サークルとしては、本やグッズを手に取ってくださる横浜線ファンの方々、また我々との出会いをきっかけに横浜線に興味を持って下さった方々など、サークル活動を通じたファンの交流をより大切にして行きたい所存でございます。
 そこで、次回申し込み済みの「コミックマーケット93」で発行を予定している、「失われた205を求めて」の続編(タイトル未定)においては、皆様にも作品に参加していただき、ご寄稿という形で、イラスト、記事などを掲載したいと考えております。

■イラスト(風景)
 絵がお好きな方、弊サークルの新刊に横浜線に関するイラストを掲載しませんか?
 横浜線の風景を題材にしたイラストをお寄せください。デジタル/アナログ、またカラー/モノクロは不問です。ページ見開きでの掲載は応相談で対応いたしますので、ご応募の際にお知らせください。

■イラスト(擬人化)
 横浜線に関する擬人化作品も募集します。キャラクターへのこだわり、アピールポイントなども教えてください。デジタル/アナログは不問です。カラーで作成してください。

■短編小説・ショートストーリー
 横浜線を題材にした小説・ショートストーリー作品をお寄せください。
 最大文字数の目安は1万字程度です。途中、イラストや写真を挿入しても構いませんが、ご自身に権利がある物を使用してください。「こんな雰囲気の写真ありませんか?」といったご相談にも乗ります。プレーンテキストでも構いませんが、パソコンで制作してください。

■横浜線205系の思い出
 205系との思い出、エピソードを、短いコラム形式で1ページに複数掲載します。文字数の目安は300〜500文字程度です。

■ご寄稿参加要綱
 コミックマーケット93、サークル「浅葱色の窓口」新刊への寄稿参加は、弊サークル指定の事項をご入力の上、メールにてお申し込みください。折返し、担当から確認のご連絡を差し上げます。

 受付期間:2017年9月17日〜2017年10月15日
 提出締切:2017年11月5日(一週間前に進捗確認を行います)

 ご応募・ご提出先(共通)
yokohamaline205★gmail.com (★は@に変更してお送り下さい)

 応募メール件名
  「【C93新刊 寄稿参加応募について】」

 応募メール内容
  ●お名前またはハンドルネーム(必須)
   例:あさぎいろ
  ●掲載ペンネーム(必須)
   例:あさぎいろ
  ●ご連絡先メールアドレス(必須)
   例:abcd1234@asagi.com
  ●作品タイトル(必須)
   例:厳冬
  ●応募カテゴリ(必須)
   例:イラスト(風景)
  ●現時点での作品概要(応募カテゴリがイラスト、短編小説・ショートストーリーの場合必須)
   例:猛吹雪の中、横浜線の205系が走り抜けるのを撮影する少年
  ●現時点での提出予定日(必須・最終締切日は11月5日です)
   例:10月28日
  ●備考

 =======================================

■参加費
 参加は無料です。

■謝礼等
 本誌にご寄稿いただいた方には、完成した本1冊を無償で差し上げます。

■注意事項
・締切はお守りください。
 傷病などで締切に遅れそうな場合は、なるべくお早めにご連絡ください。
・ご寄稿いただく作品は、新規に制作した作品でお願いします。
 なお、本誌の頒布後については、制作していただいた作品の単体をWeb上にアップしたり、ご自身の本に掲載したりしても構いません。
本誌は、横浜線のファンの皆様をはじめ、不特定多数の人が閲覧します。横浜線を卑下するようなもの、個人または団体を誹謗中傷するもの、公序良俗に反するもの、個人が特定できるものを含む寄稿はご遠慮ください。
参加者多数の場合は、頁数の都合上、抽選を行うことがありますのでご了承ください。
・次回コミックマーケットで弊サークルが抽選漏れした場合、頒布時期がずれることがありますのでご了承ください。

■原稿作成の上での注意事項

 本誌仕様
  サイズ:B5判(188x263mm・裁ち落とし3mm含む)
      文字等は、上下左右ともに端から20mmの範囲は避けることを推奨します。
  綴じ方:左側無線綴じ

 入稿データ
  形 式:イラスト…psd, eps, png テキスト…doc, docx, txt ※他応相談
  カラー:CMYK(プロファイル:Japan Color 2001 Coated推奨)
      当方でCMYKへ変換することも可能ですが、色味が変わることがあります。
  解像度:300dpi〜350dpi推奨。白黒二値の場合は600dpi。

  ・レイヤーを全て統一した完成データでお願いします。
  ・ページ全体/見開きでのイラストデータを作成される際は、裁ち落としまでイラストを
   描いていただきますようお願いします。
   ※特にご指定が無い場合、レイアウトに合わせて適宜サイズを調整して掲載します。
  ・アナログ原稿でご寄稿いただく場合、スキャンしたデータをお送りください。
  ・短編小説、ショートストーリーは横書き2段組で掲載する予定です。
  ・文章作品をご寄稿の方で、写真やイラストを挿入される方は、使用する写真・イラスト
   の単体を添付してください。(仕様は上記のものに準じます。)
  ・データはzipファイルに圧縮した上で、分かりやすいファイル名にてご提出ください。
  ・メールサーバーの容量制限などで、原稿の提出ができないときは、「宅ふぁいる便
   などのファイルサーバーをご利用の上、ダウンロード用のURLをメールにてお知らせ
   ください。
  ・データ受取後、掲載誌面の確認、必要に応じて修正のお願いなどをさせていただきま
   すので、余裕を持った提出にご協力ください。
  ・その他、ご不明な点などはお気軽にメールにてお問い合わせください。

■執筆者コメント

 本誌へご参加いただいた方には、巻末に掲載するコメントを頂きます。
 最終データを確認していただいた後、メールにてコメントをお願いしますので、そのまま返信する形で簡単なコメントをお送りください。




 以上、サークル「浅葱色の窓口」からのお知らせでした。横浜線ファンの皆様のご参加、お待ちしております!

★横浜線関連本バックナンバー
イメージ 2  イメージ 8  イメージ 3  イメージ 4
 
イメージ 5  イメージ 6  イメージ 7

この記事に

開くトラックバック(0)

 横浜線ネタが続きます。
 町田駅でお騒がせ中の新型ホームドア「スマートホームドア」が、当初の予定から遅れること4ヶ月、ようやく8号車まで設置されることになりました。初期に設置された、1・2号車部分については、既に当ブログでも紹介しております。

イメージ 1
 メインディッシュを頂く前に、せっかくなので少し撮影。
 写真は、東神奈川駅2番線に停車する185系です。土休日を中心に運転される、横浜線の臨時特急列車「はまかいじ」の回送電車で、東神奈川の車庫に一度引き上げた後、夜にもう一度姿を現し、停泊先の橋本駅まで横浜線内を下ります。なぜこのような形態を取っているのか、というのは夏コミの新刊の方に書いてます……。

イメージ 2
 続いては夜間撮影の定番(?)、中山駅。
 定番……といいますか、横浜線内で停車中の編成を明るく収められるのは、ここぐらいしかないというのが悩み種です。
 最近になって、古淵駅でも上り列車を流し撮りできることに気づきました。(いつもは相模原駅を選んでいたのですが、意外と古淵駅も明るい&停車直前なので速度が落ちていて狙いやすい!)町田行最終とか、撮りに行きたいですね。


イメージ 3

 そして、こちらが本日の主役である、31K充当のH005編成。
 回送で中山駅に到着し、本来なら夜間停泊となって翌朝に控える運用ですが、今日はイベントのため「夜勤」に駆り出されます。すっかり乗り慣れてしまった終電車を見送り、我々も夜勤の現場へ車で移動。

イメージ 4
プライバシー保護のため、写真を一部加工しています。

 深夜、服の乱れた男女がうろつく薄暗い街に、作業員の声が響きます。

 「じゃ5センチ前お願いしますー!」

 驚きました。編成長にして160mはある巨体が、停止位置を僅か数センチずらすという微調整を前に後ろに繰り返しています。もちろん人が中から運転していて、機械が自動調整をしているわけでもなければ、外からコントローラーで操作しているわけでもありません。
 確認作業は停止限界の確認が主のようで、電車を前に後ろに動かしては測定を繰り返していました。明後日29日には新設部分を含めたホームドアの使用が開始されるため、調整には余念がありません。

イメージ 5
プライバシー保護のため、写真を一部加工しています。

 停止位置の目印か何かをホームに記録している様子を捉えることができました。
 現場には、見える範囲でも十数名が集まり、車両に乗る人、ホームドアのそばで作業にあたる人、ホームドアからコンピューターか何かを伸ばして測定や解析にあたる人といった形で分担がされているようでした。また、終電後の作業でしたが、線路閉鎖の取り扱いにはなっていないのか、列車見張り員の方の姿も見られます。
 このような感じで、ホームドア稼働に向けた最終の準備は夜を徹して行われました。今回の施工では、1号車から8号車まで、編成全体のほぼ全ての扉に対応するホームドアが設置されましたが、8号車の先頭部分2箇所については未施工のまま残されています。
 JRはこのほど、町田駅4番線で設置・試行を進めている「スマートホームドア」について、未施工部分である8号車先頭部分を

バー全体が車両の停止位置に合わせ可動する仕様

とする旨を発表(外部リンク)しました。資料を軽く読んだだけではよくわからなかったので、gifアニメーションを作ってみました。

■既設部分の仕様
イメージ 6

 本来は1号車なので左右が逆ですが、比較のため反転させています。先頭車は乗務員室があることから、前寄りの2箇所の扉が接近しており、ホームドアの可動部を収納するスペースがありません。東神奈川方では、この問題を「ホームドアを斜めに配置」して、距離を稼いで解決していました。

■新設部分の仕様
イメージ 7

 新設箇所となる8号車の前寄り部分は、可動部の収納を諦め、左右に動く扉が交差する部分がそのまま突き出す形になっています。こうなると、扉が重なる箇所の片方は、線路側ではなくホーム側へ突き出ることになります。この問題について、公式のリリースでは、支障部分に人が居ることをセンサーで検知した場合に、光と音声で警告するとしています。
 可動部の収納を諦めた部分は、左右の扉が完全に重なった状態が最大収納幅になる、ということは明らかです。「列車の停車位置によってホームドアの可動幅が変わる」という仕様は、この最大収納幅と、電車の扉の間隔に十分余裕がないための処置と思われます。

 参考までに、停止位置手前で停車した場合のgifアニメーションを作ってみました。
イメージ 8

 列車の停止位置に合わせ、左右の扉が重なる位置は、中央からやや左側にずれています。

 さて、8号車前寄りのホームドア新設が終わると、横浜線町田駅4番線の「スマートホームドア」は設置が完了したことになります。全てのホームドアが動くのは、横浜線の開業記念日である9月23日になる予定ということです。 

この記事に

開くトラックバック(0)

 報告があったのは、ちょうど夏コミ新刊の入稿を終え、ホッと息をついていたころでした。

「側面行先表示LEDのROMが更新されている」

 新刊で側面行先表示LEDの表示遷移過程をまとめていただけに、入稿直後の発覚が大きな痛手になることは間違いありませんでした。報告は丁寧にも写真つきのツイート。コラ画像なら放っておけばいいですが、もし本当なら全編成調査し、更新編成を特定した上で追加のペーパーを新刊に挟むまでするのが「横浜線205系・E233系研究所」の管理人としての役目……?

イメージ 1
 報告によれば、「横浜線各駅停車」という種別部分が、従来の黄緑色単色から、緑色+黄緑色の2色になったとのこと。色を見分けるのには自信がありましたが、実際どの程度の色の差があるのか分からなかったため、万が一のことを考え、昼間でも薄暗い新横浜駅で張り込みを行います。
 ところが、2時間が経過し、ほとんどの編成をチェックしたにも関わらず、新ROMとされる表示は確認できませんでした。


「新ROM」はコラ画像なのか?
 第一発見者を疑う気はありませんでしたが、イマイチROM更新に意味を見いだせない今回の案件に、「コラ画像じゃない?」という意見もありました。しかし、私にはある確信があったため、翌日も張り込みを続けました。
 報告のあった画像は、「横浜線各駅停車」の「横浜線」の部分が緑色で、「各駅停車」の部分が従来の黄緑色、というものでした。つまり、種別部分の上半分が緑色、下半分が黄緑色ということです。これは、車体の帯色とは逆の配色です。
 私は、もし鉄道ファンが同じような画像を作るなら、配色は帯色に合わせるだろう、と考えていました。実際、私でもそうすると思いますし、E233系が登場する前には「LEDの予想」として帯色をイメージした配色のLED表示が作られたりもしていました。

もしかして、1両だけ?
 その後、第一発見者から「発見した編成はH006かH003だったと思う」との貴重な情報をいただきました。ところが、H006編成もH003編成も既に調査済みで、結果は未更新。車両運用を遡り、どのタイミングで旧来のROMに戻されたのかと考えます。
 しかし、その後の続報などを勘案しているうち、ある可能性が浮かび上がります。

 ――ROMが更新されているのは、特定の編成の特定の号車だけなのではないか。

一か八かの徹底調査
 ある日、たまたま疑惑の編成「H006編成」に遭遇しました。正直なところ、疲れていたので早く帰りたかったのですが、一か八か、車両に設置されているすべての表示器を確認することにしました。
 車内が空くのを待ってから、8号車から1号車まで、1両ずつ確認していきます。しかし、なかなか見つかりません。

 「そういえば、横浜線の上り電車って左側のドアが開く回数が少ないよな……」

 そんなことを考え、橋本駅でふと降りて辺りを見渡すと……

イメージ 2 イメージ 3

い  た

 H006編成の6号車、海側の側面でついに発見しました。
 その後、東神奈川駅で答え合わせ。同じ編成、同じ号車の山側を確認しますが……

イメージ 4 イメージ 5

 表示は旧来のまま。
 なるほど、ちょっとやそっとでは見つからない理由が分かりました。

 ROMが更新されているのは
 特定の編成 特定の号車 の片側
 ということになります。

 205系時代、H24編成とH26編成で、背景を黄緑色とした方向幕の導入試験が行われたことがありましたが、あの時は編成の前面・側面すべての方向幕が交換されていました。ところが、今回は編成内で1箇所だけ、という限定ぶり。仮に3編成くらいに施工されていたとしても、全ての側面表示器に対する割合で考えれば、遭遇確率は1%未満です。(=3ヶ/(8ヶx2面x28本))
 そもそも、この更新がなんのためのものなのかも、現時点ではよくわかりません。個人的に2色表示は気に入っていますが、爆発的に普及する様子もありませんし、謎が深まります。
 ただのLED表示の紹介に長々と付き合っていただきありがとうございました。最後にひとつ言えることがあるとすれば、新ROMを見つけたら超ラッキーということですかね。

この記事に

開くトラックバック(0)

全26ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事