岡田茂吉の言霊

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健康と結核の関係(東京中野療養所技師 KB氏)
「大東亜決戦下人的資源の確保増強の必要性が痛感さるるに及んで、従来の競技を主とした体育にたいして種々の角度から批判検討が加えられつつある。
純体育方面の検討は、これを体育専門家に任せることとして、われわれ医学に携わる者特に結核専門医の立場からこの問題を考察してみると、ゆるがせにする事の出来ない多くの問題が伏在している事を痛感する。
その最大の問題は結核と体育の問題である。
実際問題として従来青少年の体育に関して一番障碍となっていたものは結核である。
従来スポーツの選手がいかに多く肋膜炎や結核でたおれたことであろう。
しかもこれら選手は優秀な肉体の所有者であり、かかる者こそ強健なる子孫を多く残すことが民族的にみて最も望ましいことなのである。
第二はこれとは全く対蹠的な、いわゆる虚弱者虚弱児童の問題である。
今までこの問題にたいして一体どこに重点をおいて考えていたか。
暗黙の中に結核にたいして漠然と関係づけて考えていた点がありはしなかったか。
しかるに皮肉にも、いわゆるこれら虚弱者、虚弱児童の中にはほとんど結核患者はいないということを医学は証明している。
従来の虚弱なる概念から、結核は全く棄て去られなければならない。
虚弱と結核の間にはなんらの関係もないのである。
かかる者こそ科学的に合理的に鍛錬しなければならないのであるが、この分野は医者の方面からも体育家の方面からも一番等閑(とうかん)に付せられていた未開拓のものである。
一方において優秀な肉体の所有者が結核にたおれ、他方においては合理的鍛錬を必要とする人々が体育に見放されていたという矛盾は、結核を各人の見かけ、健康感によって判断していたということに由来する。
すなわち結核に関する限り一切の見かけは全然あてにならないのみならず、病勢がよほど進行しない限り、自覚的にも外観的にも症状は出ないものである。
結核にかからない体格体質はないのはもちろん、結核は鍛錬によっては決して防止出来るものではない。
結核に関する限り、一切の解決が正当な科学的方法によってのみ可能である。
錬成に耐え得る人間を選定するのが医者であり、体育家はこれを合理的により強く鍛錬する。
ここに今後医学者と体育家が密接に協力すべき広大な分野が存する。
体育によって一人の皇国民もうしなってはならないし一人の虚弱者もあってはならない。
これがまた今後の医者と体育家の理想である」(新聞記事は以上)
明主様御教え
「右によってみるも、抵抗力薄弱者は結核に罹病し難く、反対に抵抗力強盛者すなわち優秀な肉体の所有者が罹病しやすいという事は、全く事実が私の説を裏書しているのである。
次に驚くべき事は、結核は鍛練によっては決して防止出来るものではないという事であってこれもまた私の説の通りである。
すなわち鍛錬は浄化作用を発生せしめるからである。」 (「結核の正体」より)

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