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眠りの中
かすかな音が
脳裏にこだまします
それは
愛のささやきだったり
雪の歌声だったり
礼の泣き声だったり
様々ですが。。。
澄んだ朝の空気の中に
カラスの声が響いていたり
お向いの奥様が漁るゴミ箱の音や
新聞配達の自転車の音など。。。
それらがリズミカルに動き出すと
朝を実感します。
病床にあった幼い日は
夜寝付く時に自分の心臓の音が煩く感じて
ザッザッザッと流れる自分の血の音が
これほどまでに悪しく感じたことはありませんでした。
夜になると
発作が来るから
発作が来ると
咳が止まらず
呼吸が苦しくなり
息を吸う事は出来ても
吐く事が困難になり
目が覚めると
そこは病院で
点滴を受けて
ぐったりしている
自分の姿が
何よりも嫌でした。
薬の影響で
体はぽっちゃり
髪の毛は赤くなり
朝になると発作の症状は治まるので
幼稚園や学校に行くと
先生や友達にはずる休みとか
仮病扱いされて
心身ともに疲れていました。
大人だからって
子供の心を全て理解出来ているなんて
ありえない。。。
真実を伝えているのに
まっすぐに伝わらないのは
何故???
子供の頃の心の叫びでした。
中学にあがるまで
運動会もマラソン大会も
全力で走る事を禁じられていました。
本当は走りたかったけど
走ると体調が崩れるから走れない
心の葛藤とはよそに
心外な事をいろいろ言われた事もありました。
テニスが好きだったので
テニス部に入部したのですが
1年は球拾い2年はランニング
3年になる頃には体調の悪化と
高校受験の為に退部せざるを得なくなりました。
課外授業で茶道部に入っていたので
そちらはずっと続ける事が出来たのですが
理科の先生が顧問だったので
理科室の実験台の上を摺り足の練習で歩いて
茶釜や茶器など一通りそろってはいたのに
ビーカーでお湯を沸騰させてお手前をする
ちょっと変わった茶道でした。
大学では茶道部の楽しみを最大限に満喫しつつ
華道では準教授免許を修得したのですが
弦の魅力とかけ離れた生活の中にも
音楽を感じ続けていました。
社会人になってから
ミュージックスクールの
ヴォーカル専攻科へ入り
バンド活動を始め
現在に至るのですが
日常全てが音楽に繋がると感じるのです。
どんな生活をしていても
それぞれ違う環境にあっても
音楽とのかかわりが
私の体を動かす
起動源みたいです。
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