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皆さんは新研修医制度ってご存じでしょうか?
簡単に言いますと、2年間いろいろな科をまわって、それぞれの科の最低限の知識と経験を得るシステムです。
医者は全科の勉強をし国家試験を受け医師免許を取ります。従って、免許さえ手に入れればどの科を診療してもよかったのです。しかし、免許を取っても当然すぐにまともな診療ができるわけでもありません。
従って、大学の医局に入ったり、大きな民間病院に進み「臨床力」を鍛え、さらに自分の専門性を高めていくという流れでした。
今までの弊害の一つが、まったくメスも握ったことのない人間、麻酔の経験も無い人間、緊急事態に対応できない人間が、収益や自分のQOLのみを目的に、簡単に美容外科の分野に入り治療を行ってきたことです。美容外科=トラブルという縮図は、まずこれが原因で作られたと言っても過言ではありません。
しかし、数年前に新研修制度が導入されました。努力目標から義務化され、2年間の各科をまわる研修制度を受けなければ、開業もできない制度になりました。経験もない医師が簡単に開業できない制度は、とてもいいことでしょう。最低限の勉強をしてから専門分野に進む土壌ができ、医師の底上げにつながると思います。
ただし、医局制度と違って自由に研修先を選べその後も自由なことから、当然地方大学は人気が無く都会の有名病院に集中しているのが現状で、医師の偏在化を加速しています。それぞれの医師のスキルアップにつながりますが、地域医療に弊害が出ています。多くの優秀な医師が、しっかり勉強して地域貢献してくれるといいのですが・・・
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しっかりとした麻酔研修や全身管理のできない医師がいきなり、美容外科に限らず外科手技を施行するとは本当恐ろしい話ですね。要はごく一部の怠慢な医師が、しっかりとした臨床研修無しでも診療を行えることが問題であり、それはやはり全体の医療教育制度の欠陥なのかもしれません。私は美のセンスが先生みたいに無いので(これは重要ですよね)、その点で美容外科医にはなれないのですが、興味深い問題提起を先生がされているのでコメントさせて頂きました。
2007/2/18(日) 午後 0:33 [ car*io*a*1977 ]
ほんとその通りだね!患者さんがいい医者を見つけられる手だてが何かあるといいけどね。肩書きや資格だけではわからないからね。正直我々医者でさえも家族をどの先生に診てもらうか、悩むしね・・・。体を預かる仕事の重さを感じるね。リサーチや試験の日々だと「患者さんを診たい!」って思うだろうけど、その気持ちが大事だね。学位取るため、偉くなるために医者になったわけではないもんね!
2007/2/21(水) 午前 10:55
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2008/10/8(水) 午後 0:54