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年々高齢化していく私を年齢に逆らってひたすらがむしゃらに挑戦を続けさせ、若者でもやろうとは
しない過酷な鍛錬を続けさせている「言葉」が二つある。
一つは初めてホームラン王になった時に若者から言われた「ホームラン王と言ったっておじさんの
はせいぜいセカンドフライだからね」というのと、もう一つは「こんなホームラン条件が甘いところで
ホームラン王だと言っても自慢になりませんね。小倉の三萩野バッティングセンターに時々行くんだ
けど、おじさんもあそこでホームランを打てるようでないと本当のホームラン王とは言えないな」と言わ
れた言葉なのだ。
最初の若者の言葉を悔しく思って片時もこの言葉を忘れることなく身体の調子が悪いときでも意地を
張って身体を鍛え上げてきていた私は、二度目の営業で全国を回っているというこのサラリーマンの
言葉で私の挑戦者魂は火に油を注いだごとく爆発的に燃え上がった。即、小倉へ走って打ちに行っ
た。そして一日中打ちまくったがホームランは一本も出なかった。帰り際に”私は鹿児島のサング
リーンドームというバッティングセンターのホームラン王ですが、今日はホームランを打てなかったが
必ずもう一度来てここの月間ホームラン王を狙いますからね”と、きっちりと印象づけてからその三萩
野バッティングセンターを後にした。自分自身を逃げられないようにタガをはめたのだ。
数ヵ月後仕事を小倉で出来るチャンスがきて、一ヶ月近く滞在する予定でウィークリーマンションの
ようなところも確保して下さったので出発した。そして到着してすぐ念願のホームランをたたき込んで、
好意を持って待っていてくださったスタッフの皆さんを喜ばせることができた。
わざわざ鹿児島から来たという“熱さ”にそこのホームラン王の人も遠慮が出たらしく半ば過ぎから
身を引いて下さったので公約通りにホームラン王をとることが出来て、社長さんはじめスタッフ全員の
方たちも食事を開いて祝福して下さった。そしてその後は私が訪ねるのをいつも歓迎して下さっていて、
第三のホームグランドになっている。
又、久留米のバッティングセンターで的が遠くて高い為に打球が届かずに大勢の見物人の前で恥を
かき、リベンジするために1200gのバットを使って飛距離を伸ばす努力をするようになった。そして、二
年後、ここでもホームランを打つことが出来た・
その半年後のこの9月、テレビで68歳の高齢者が1200gのバットを使って「一時間に400球を打つこ
とが出来るか」というのに挑戦することになった。もちろん出来るならホームランも打ってというわけだ。
それで敢えて鹿児島では最もホームラン条件の厳しい「ゆうとピアドーム』で挑戦することにした。
いかにホームランが出にくいかは夏季(6,7,8月の三ヶ月間)シリーズのホームラン競争は一位が僅か
3本という厳しさのバッティングセンターなのだ。
結果は425球を打って5本のホームランが出た。テレビではダントツの新記録だ。
ホームランが出易いと言われているサングリーンドームのホームラン王はどんな処でもホームラン王
を狙えるんだということを力づくで見せつけることが出来た・
これらは全ての先の二人の苦言があったればこそのことと改めて感謝している。
サングリーンホームページ内 満山日記2007年10月1日分より転載
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