無肥料・無農薬栽培について

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4年近く「炭素循環農法」という自然農法を我流で実践してきました。
最初に取り入れたのが「サラダ農法」とも呼ばれる一種の「土ごと発酵」の考え方です。

炭素資材(緑肥や雑草・残渣など)を畑に浅く鋤き込み、白色糸状菌(キノコ菌など)を活性させ
有機物を分解する過程で作物に栄養を吸収させる・・という考え方です。

ところが、一旦糸状菌が炭素資材をガードするまでは上手くいくのですが、作物の生育スピードが
極端に緩やかで四季の気温変化に追いつかず成熟しないで終わる失敗を繰り返しました。供給する
炭素資材が足りないからだと思いました。

そこで、他所から炭素資材を調達して随時投入すればいいだろうと考え、「剪定くずのチップ」を
入れてみることにしました。ところが調達する剪定くずには針葉樹も建築廃材も含まれており
生育阻害物質(リグニンなど)の影響でまったく野菜が育たない経験をしました。

それを回避するためには剪定チップを積み上げて半年寝かす作業が必要と知り、これじゃあ堆肥を
製造して投入するのと変わらないじゃないかと思い、止めました。

次に「炭素循環農法」実践者で主流となっている「廃菌床」の利用を試みました。但し、サイトでは
出来るだけ新鮮な廃菌床を生のまま使うべし・・と推奨していますが、僕はわざわざ十分乾燥させてから
主成分のオガコやフスマを高炭素資材として使いました。

結果、作物の種類によりますがまずまずの収穫を得られました。
でも常に疑問を払拭されないままなのです。糸状菌さえうまく活性させれば「炭素循環」はうまく
機能するのでしょうか?土中を発酵状態に保てるのでしょうか?役目を終えた又は死滅した糸状菌
はどうなるんだろう?腐敗しないのだろうか?

糸状菌は微生物サイクルのスターターであって、彼らの役目が終わると別の微生物が順次活躍して
永遠に清浄な畑が続くなんてありえるのでしょうか?




学生時代から化学や生物学が苦手で、当然のように文科系の道に進んだ僕にはとても難しい疑問
ばかりでした。
還暦ちかくなって、ちょっと勉強する気になってきました(笑)
まずは「発酵」のメカニズムを知るべしと!



現在実践している刈り草(半乾燥)や乾燥廃菌床チップ、モミガラなど概ねC/N比50以上の所謂
高炭素資材の有機物を鋤き込みやマルチングと発酵の関係に絞って調べると・・

まず発酵の第一段階として、有機物が分解される過程でチッソはアミノ酸に変わる。炭素は糖化され
グルコースに変わる。(これらがキノコ菌の仕事なのでしょう)

第二段階でアミノ酸に変わった窒素がアンモニアとグルコースに分かれる。炭素はグルコースから
ピルビン酸を経て乳酸発酵やアルコール発酵に変わる。


よく発酵と腐敗は紙一重だと言われますが、それはつまり・・

前述の第二段階のチッソ経由のアミノ酸が分解の際にアンモニア態となったものが同時期に発生する
乳酸発酵が次のステップに変化する際に腐敗となる。またグルコースはあらゆる菌の強力なエサなので
腐敗菌に利用されることでことさら腐敗に進むことになる。

炭素循環農法でチッソを極端に廃絶するのはこの為なのだろうと考えます。


続く

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