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「君達はどちらも“誰かの為に”という自己満足で動いている」 ……違う。 彼は私とは違うのだ。 そう否定したいが、言葉がでてこない。 「その他人への存在理由の依存はとても危ういことデスヨ」 さっきのも結局はオズ君を助けるためという建前に依存した、自分の過去への罪滅ぼしなんじゃないんデスカ? 目線で問い掛けてくるが応えられない。 「まぁ、君達は“自分の為に”誰かに尽くしていることを、少しは理解してるぶん何処かの溝ネズミよりはマシでしょうケド」 珍しく嫌悪をあらわにするブレイク。 溝ネズミ…?とは何のことなのだろう? 「……とにもかくにも、そろそろ本格的にオズ=ベザリウス救出に向けて動かなくてはいけませんネェ」 座っていたベンチから立ち上がる。 …君も食べますか?と言って差し出してきたアメを受け取った。 「ギルバート君のおかげで鴉は手に入れマシタ…後はパンドラ本部にばれないよう――…」 アメをかみ砕きながらブレイクが歩き出す。 「色々と面倒ですけど、これから愉しくなりそうですネー」 かっぽかっぽ、と不思議な足音が響く。 私はその後ろ姿を黙って見つめていることしか出来なかった。 ―――こうして私は彼と出会い、一連の出来事に関わることになった。 そして時計の針は正確に、止まることなく進んでいく。 〜to be continue〜 ∇あとがき∇
ここまでで第二話終了です。 主人公の過去が色々とあやふやですが、そのうち解明されますんで気長に見てくださると嬉しいかも。 |

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