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「君もこっちでアメでも食べないカイ、『若様』?」 「…………結構だ」 不機嫌オーラを平然と無視して話しかけるブレイクに、彼は私とほぼ同じ反応を返す。 「君もルネア君も……そんなに緊張してるとォ……」 包みを剥がしたアメを口元に運び、舐めるのではなくかみ砕いていく。 「……出来ることも失敗しちゃいますヨォ?」 食べ終わったアメの棒をぷぺっと飛ばす。 仕方がないからわざわざ回収しに行った。 「律儀ですネー」 「こんな所にポイ捨てしないで下さい」 その言葉には返答せず、再び彼に向かって言う。 「ただでさえ今回の任務はレインズワース家の独断デス。組織に対しても内密のことなんですからしっかりやってくださいネー」 私も彼も何も言わない。 「大丈夫、失敗などしません!」 黙ったままの私達に代わって、シャロンが立ち上がる。 「さあ、そろそろ準備を始めましょうか」 いよいよなのだ。 「私達の手でオズ=ベザリウス様をお救いするために――!」 ―――大丈夫。
今度は二度と、間違えない。 |

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