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手術室にはエレベータで上がっていくが、その間に一緒に受ける他の人の様子を伺う。ヘタレな私は内心ドッキドキだが、他の二人は全く無表情だった。私と同じように緊張しているようには見えなかった。
部屋に通されると、軽い説明と点眼麻酔がされる。いよいよかと緊張はマックスになる。体験者の話を見る限りあっという間に終わって、痛みもなにも感じなかったという感想だったので、必死に自分に大丈夫だと言い聞かせる。こういう時にNちゃんが手を握ってくれたらなぁ〜・・・。などと思いつつ手術室へと誘導される。
手術代に寝かされ、上から毛布をかけられる。再度点眼麻酔をされ、目を開くように固定される。そこからは流れ作業のように一気に進む。角膜を外され、周りが一気にぼやける。光は感じるが周りは見えない。角膜ってそういう役割なのね・・・などと思いつつも、緊張しているのか唾を飲み込む回数がめっぽう多い。それに気づいたのか、先生が大丈夫ですからね?と声をかける。・・・ちょっと恥ずかしい。
大丈夫ですよ?とNちゃんがにっこり笑ってくれたら安心なんだけどなぁ。と思っていると、背後から後一分です、という声がする。どうやらレーザーを当てられているようだ。うっかりNちゃんのことを考えて我を忘れてしまった。
片方終わりましたよ〜次左目行きますね。そういう声で次は左目を固定された。左目に点眼麻酔と何やらわからないが、注射器のようなものから液体を目に注入される。もう片眼でテンパっていた私には地獄の時間だった。たった十分だったからもしれないが、私には三十分以上に感じるくらいの恐怖だた。先端恐怖症の人は気絶するに違いない・・・。絶対に!
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