レムリアからの転生旅行者

連休疲れと孫疲れが重なったところに、孫にうつされた風邪まで加わって、不調が2週間以上続いています。

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昨日は大変よいお天気だったのですが、今朝は今にも振りそうな梅雨空です。
足利で時間雨量110ミリを記録したそうですが、那須では時々100ミリを超える時間雨量があります。
本当にバケツをひっくり返したようなという形容がぴったりです。

では、続きです。

美華子、京子、清輝の3人が大学を卒業して2年後の夏、一つの事件が起きました。

お盆休みが終わった8月22日の土曜日、高子が入所していた老人ホームで、納涼花火大会が開催されたのです。
ぽんぽん花火が上がっている音が神坂家にも聞こえたのですが、花火の音が終わった時、居間のテーブルでノートパソコンを開いていた俊一郎が、顔を上げました。
朋子は、夫の考えを読んで素っ頓狂な声をあげました。
「えーっ、そんなことってあるの。」
朋子には伝わっていても、側に居た真由美、京子、清輝の3人には何のことやらさっぱりわかりませんから、4人を見回した後、俊一郎は静かに答えました。
「母が死んだ。」
「そんなあほな。」
「えーっ、本当ですか。」
「信じられない。1週間前はぴんぴんしてたのに。」
三者三様の答えに、俊一郎はもう一度言いました。
「本当だ。母が死んだ。その内老人ホームから連絡が来るだろうから、私は着換えて出かける用意をする。」

そうは言ったものの、なかなか連絡が来ないため、俊一郎の勘違いではと言われ始めた1時間後、本当に老人ホームから電話が来たので朋子が出たのですが、容態が急変しましたから来てくださいとの内容でした。
その通り夫に伝えると、彼は苦笑しながら言いました。
「花火大会の片付けが終わって見たら既に死んでたというのが真相だろう。既に死んでるよ。」
夫が言うからには確かだろうと、朋子は、彼に京子と清輝を付き添わせて送り出しました。

車の中で、清輝は父に尋ねました。
「おばあちゃんが死んだって、どうしてわかったの。」
何となくとしか答えようがないので、俊一郎はそのまま答えました。
「父さんが墓守だからかな。何となくわかったんだよ。」
京子は、気になっていたことを確かめました。
「清輝と私の代は、誰が墓守になるんでしょうか。」
「清輝を指名しておくが、京子にも今夜のように誰かの死が伝わったなら、二人で務めてくれ。」
「はい。わかりました。」

老人ホームについてみると、既に高子は死んでおり、冷房の効いた室内のせいもあって、遺体は既に冷たくなっていました。
京子と清輝は、医学の知識から、死後既に2時間程度は経過しており、父が言うように花火大会が終わった時には既に死んでいたのが真相であることが確認できました。
しかし、3人が驚いたのは、高子の顔が大変安らかなものだったことでした。
「随分安らかな死に顔だな。」
俊一郎がつい漏らしたのですが、彼、心の中で「あのくそ意地悪かった母らしくない。」と付け加えたことが京子と清輝には伝わってしまったため、二人は苦笑していました。
清輝も京子も、老人ホームに入ってから悪霊が消えたことは確認していましたが、今まで見たこともないような安らかな死に顔になっていたので感心しました。
「ほんとに、安らかな顔だ。」
「そうですね。私、おばあさまのこんな顔、初めて見ました。」

最も近くの病院から医師が来て死亡を確認したのは更に30分後でしたが、土曜日の深夜で、献体として京都に運ぶにも、引き取りは、週明けの月曜日にならざるを得ませんでしたから、取り敢えず遺体を、冷蔵施設のある病院に運ぶことになりました。
最初は、夏場の葬式の時のようにドライアイスで冷却しておくのかと思っていた俊一郎でしたが、解剖する遺体については、ドライアイスを使っては局所的な冷凍焼けを起こす恐れがありますから、今は冷蔵するのですとの説明を受けました。
面白い縁で、何と遺体は専用の冷蔵施設のある茨木駅前の奥病院に搬送されることになったため、深夜ながら、電話で奥十一院長にお願いしてから俊一郎一行は、遺体に付き添って奥病院に行き、横開きの大きな棺桶のような冷蔵施設に入れてもらった後、翌朝出直すことにして帰りました。

美華子たち3人が大学を卒業した年に、青華をよく知っていた奥一郎が亡くなり、十一も既に還暦を過ぎ、息子の隆俊が実質的な院長となっていたのですが、電話を受けた十一は、俊一郎、青華の朋子に続く思わぬ縁だなと苦笑していました。

翌日の午前中に、君子も東京から母の顔を見に来ましたが、安らかな死に顔に驚いていました。
彼女にしても、くそ意地悪い母のイメージが強烈だったのです。

続く。

画像は、我が家のキュウリです。
今年は、試しに買ってみた万田酵素が効いたのか、育ちが良く、定植して20日ぐらいでもう収穫が始まっています。
我が家で育てたキュウリ、全く雑味がなく、元キュウリ嫌いの私でもおいしいと思います。


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違潟潟違祉祉井(絖)

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