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東北被災地訪問

突然ですが、3/17の朝から東北の被災地を訪れることにしました。
 
決めるまでにはだいぶ悩みました。
 
もちろん記事にすることも悩みました。
 
行くことが本当に正しいのか。
 
テレビで十分なのか。
 
「実際に身を置いて考える」
 
私自身が、阪神・淡路大震災のときにボランティアでお手伝いに行ったときに感じたことでした。
 
そのことを、子供たちに伝えたい、伝わってほしい、そう考えました。
 
また、それが今私にできる数少ないことの一つだとも考えました。
 
およそ2万人もの尊い命を奪った災害とは、いったいなんだったのか。
 
今は理解できなくても、いずれ成長したときに肥やしになってほしい、そう願いました。
 
そして、そう自分が考えて行動したことを事実として残しておく必要があると思い、記事にすることにしました。
 
 
 
高速で休憩を挟みながらおよそ9時間、松島の民宿に到着して初日は終わりました。
 
翌日は朝から移動を始めました。
 
道中、一つ明るいニュースを耳にしました。
 
一昨日の3/17に石巻線の渡波〜石巻、仙石線の矢本〜陸前小野が非電化ながらに運転を再開したというのです。
 
なんとその列車を途中で撮影することができたので、まずはそれについてお伝えします。
 
▼しかし、悲しい光景がいきなり飛び込んできました。架線のない留置線に205系M-7編成がいました。
イメージ 1
 
▼キハ40系が並んで待機していました。左が石巻線の渡波まで行く列車のようで、幕は「普通」になっていました。
イメージ 2
 
▼そしてニュースで流れていた、仙石線の気動車です。
イメージ 13
このキハ110系は陸羽西線からやってきたそうです。4ヶ月ぶりに矢本まで列車が走ることになったそうです。
 
▼キハ110-245を先頭に出発の時間です。
イメージ 18
 
▼2両目はキハ110-239
イメージ 19
 
▼3両目はキハ110-244
イメージ 20
 
▼4両目最後尾はキハ110-238でした。
イメージ 21
がんばれ!仙石線!石巻線!
 
▼一方、山のほう、小牛田へ行く気動車も出発です。
イメージ 22
 
▼先頭はキハ40-573
イメージ 23
 
▼2両目はキハ40-2020
イメージ 24
 
▼3両目はキハ48-545
イメージ 3
 
▼そして最後尾の4両目は、キハ48-1533でした。
イメージ 4
 
▼ゆっくりと去っていきました。
イメージ 5
 
復興に向けてがんばる鉄道をつかの間でしたが垣間見れてよかったです。
 
しかし、そんなぬるい気持ちはすぐに吹っ飛んでしまいました。
 
国道398号線を進み、海側へ外れてすぐに日本製紙の工場が見えました。
 
大きな工場でしたが、よく見ると建物の下のほうが崩れていました。
 
その次の瞬間、津波でのまれた町の光景が目に飛び込んできました。
 
全員、絶句しました。
 
程なく、花束がたくさん積まれた場所があり、降りて手を合わせることにしました。
 
イメージ 6
 
手を合わせていると、涙がこぼれました。
 
 
▼遠くに石巻市立病院が見えました。
イメージ 7
立入禁止のままでした。別の場所に移転するそうです。
 
▼山際に門脇小学校があります。
イメージ 8
津波の高さが相当なものであったことがいやでも伝わってきます。写真ではよくわからないかもしれませんが、建物の前は多くのお墓が並んでいました。子を持つ親としては、言葉にならない悼みがこみ上げてきました。
 
▼海側を臨むと、がれきの山が延々と続きます。
イメージ 9
1年かけてようやくここまで片付けた、という現実を目の当たりにしました。
 
▼点々と鉄筋の建物が抜け殻のように散在していました。
イメージ 10
 
▼うずたかく積み上げられた津波にのまれたと思われる車の山です。
イメージ 11
 
4人とも言葉すくなに辺りを当てもなく歩きました。
 
そして、車で石巻市立病院を経由して再び移動を始めました。
 
気仙沼を経由して最終目的地である、陸前高田にやってきました。
 
▼肉眼では一見残ったホテルに見えたのですが、レンズ越しに廃墟となっていることがわかり、絶句しました。
イメージ 12
 
▼県立高田松原野外活動センターです。そばには尋常でない瓦礫が積み上げられていました。
イメージ 14
瓦礫の山の上にいる人から、どれだけ巨大であるかがうかがい知れます。
 
▼一本松がありました。
イメージ 15
 
▼一本松の願いは通り過ぎる人の足を止めました。
イメージ 16
 
▼高田松原の交差点です。
イメージ 17
何もなくなってしまった風景に、重機の朱色がやたら目立ちました。
 
▼俄仕立ての道標もだいぶ長いこと置かれているようです。
イメージ 25
 
▼車のナビが指し示した陸前高田駅です。
イメージ 26
プラットホームと点字ブロック、駅舎の基礎しかありませんでした。
 
▼線路が伸びているはずの方角を臨みます。
イメージ 27
想像を絶するとはこのことかと思いました。
 
▼信じられないかもしれませんが、駅前です。
イメージ 28
私がその場に身を置いてもしばらく信じられない、否、理解できずに苦しみました。
 
▼陸前高田市役所です。
イメージ 29
絶えず人が訪れているようで、お線香とお花がたくさん供えられていました。
 
▼対面には陸前高田市民会館がありました。
イメージ 30
市役所の本当に目の前にあり、どちらに逃げたかで運命を分けたという話がありますが、この近さで・・・と、涙がこみ上げました。
 
▼遠目にはわりと綺麗に残った建物だと思っていたショッピングセンターも抜け殻になってしまっていました。
イメージ 31
 
▼最後に市役所の前に誰かが流れてきたのを戻してきたのでしょう。憲章の石碑が置いてありました。
イメージ 32
流されたときにできたと思われる傷が生々しいです。
 
私たちはこの災害を忘れることはありません。
 
そして、そこから学ぶことが求められているのだと感じました。
 
地震から津波まで30分あったそうです。
 
あの津波にのまれた町の広さを目の当たりにして、自分だったら逃げることができただろうか。
 
子供たちもいろいろ感じるところはあったようで、帰りの車中、反省会をしました。
 
 
あらためて、亡くなられた多くの方のご冥福をお祈り致します。

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