さて、更新の一時再開でこんな話題はとても重たく不快な部分も多々あるかと思いますがあえて見たままを書かせていただきます。本当は思い出すだけで噴火寸前ですがそれ以上に、この現状をどうすることもできずに帰ってきてしまった自分にも噴火寸前です。このような移動展示即売会の中止、このようなイベントに知識もなしに行ってしまう人が居なくなるよう切望します。
始まりは、新聞の折込み広告・・・・・・『わんにゃんカーニバル 展示即売会』という1枚のチラシ。
【表面】
【裏面】
【格安な価格表示】
【生後4ヶ月を過ぎた子の価格表示】
【衝動飼いを助長させるようなローンや生命保障】
【購入後の通院費】
「イベント開催中は当店が負担」って・・・イベント期間中の12日間の間に通院しなければならない犬猫がいるってことですよね?
私が住んでいるのは新潟市、だけど入ってきたチラシを見ると新潟から100キロも離れた柏崎市でイベントが行われるとのこと。やってくるショップは全国各地に店舗を持ち、幅広く展開しているものの、評判はとことん悪いと言われているショップです。
「なぜに、柏崎でやるの???」これがまず最初に思った疑問。客足を見越してイベントを開くのなら中心の新潟もしくは長岡でも良さそうなもの・・・(柏崎市の方ごめんなさい、悪気はありませんので許してください)そして、友人たちとの間に「これってどうなの?」という話があり、事前に見学に行った別の友人の報告を基に、今日友人と一緒にこのイベントに行ってみることになりました。
新潟から高速で100キロ走り、会場近くに差し掛かったところでスピーカーから大音量の宣伝を流す宣伝カーと遭遇しました。話には聞いていましたが、車のあちこちに犬猫の展示即売の案内が貼られ、市内のあちこちを宣伝して回っているようです。そんな中、会場についてこれまた「えっ?!」と我が目を疑ったもの、それは、1階に携帯ショップやア〇ムなどのATM(?)があるような小ぢんまりとした2階建ての建物。「ここに150匹もの犬猫がいるもんか?」友人と思わず目を見合わせてしまいました。建物の前に立ち、2階へと続く階段に差し掛かる手前で、すでに尋常ではない「臭い」と叫び声とも取れる「鳴き声」が・・・・・・
階段を登っていくと右側が子犬、子猫の展示販売コーナー。左の部屋が、少し成長した犬猫のふれあいコーナーになっていました。会場にいた店員さんは約8名、10代〜20代のいわゆるお祭りのテキヤのあんちゃん風のお兄ちゃん方ばかり。しばらくはどんなものなのかぐるっと見回してみました。
あるのは生後1ヶ月そこそこの小さな小さな子犬と子猫たちで30センチ×40センチくらいのガラスのショーケースに入っていました。中には蛍光灯が置いてあり、店員さんいわく「温かくするため」だそうです。で、猫のショーケースには蛍光灯が点いていなかったんですが、これに対する答えは「猫は暑いのが苦手なので時々点けたり消したりするんです」とのこと。(猫って確か砂漠地帯が原産だから暑さには比較的強いでしたよねぇ・・・?)
子犬のケースの中には千切った紙が入れられているだけだし、子猫のトイレはパチンコの玉を入れる箱に猫砂が入っているものの中のウンチは取っていません。
蛍光灯が光々と点いていて、中の温度は25度くらいに保てるようにしてあるとのことでしたが、中に居る子犬たちは暑さで「ハァハァ」と苦しそうで水を飲みたそうでした。
実際、ぐったりとして動かないというか、動けない子もいました。
それらの経緯の中、店員さんに声をかけいろいろ聞いてみたのでした。以下、会話の一部です。
私たち:この犬たちは何を食べていますか?
店員:ふやかしたドッグフードです。1日2回です。
(生後2ヶ月未満の子が1日2回・・・少なすぎません?)
私たち:トイレのしつけはできていますか?
店員:自分たちではしないので、飼い主さんからしてもらいます。僕らがいろいろとしても飼うわけじゃないからそこまではしない、だから抱き癖もつけないです。
私たち:お水はどうすればいいですか?
店員:常時、飲めるように置いておいてください。
私たち:でも、今、ケージの中には入れてありませんが・・・。
店員:騒いでこぼして濡れて病気になるので、入れていません。フードをふやかしているから水分も取れるし、ときどきケージから出して飲ませています。
私たち:でも飲みたいときに飲めないとかわいそうですね。給水器を付けたらどうですか?
店員:給水器から水を飲むと、ダックスなどは鼻が伸びるので、ブサイクになって可愛くなくなるからしないんです。
(じゃあ、ダックスのように鼻が短くても可愛い子は飲んでもいいんじゃない?)
私たち:「??????????」
聞けば、この店員さんは大阪にある店舗の店長さんだそう。
ここで販売されていた子犬子猫の生年月日・・・一番早くて3月7日生まれ。そして、生後2ヶ月未満にも関わらず、すべての子犬子猫にワクチン接種済みの日にちが書かれており、どれも同じ日にちでした。
一般的に生後2ヶ月までは母体からの抗体があるので、ワクチンを接種しても意味がない・・・のでは?
あと、表示されていた情報の中に「大・中・小」にランク付けされた「ヘルニア」でした。
これにも質問しました。
私たち:飼う時に気をつけることは?
店員:滑りやすい床に気をつけることです。
私たち:これは遺伝ではないのですか?
店員:いや、生まれつきです。遺伝でもなく、粘膜が散漫になっていてウンチが出てくるときになるんです
私たち「???????」
これらの会話に拍子抜けしつつも隣のふれあいコーナーに移動しました。
ここには、ピレニーズとグレートデンがいます。良心的なショップの店員さんは、購入する人に対して、きちんと説明ができなければですよね?こういう大型犬を買うときの注意事項を聞いてみました。
私たち:大型犬を飼うときに注意することはありますか?
店員:ま、散歩など、小さな子供さんには注意してもらわないとだめですね。
私たち:買う人には、家族構成など聞くんですか?
店員:聞きませんね。
私たち:ほかに注意することは?
店員:いたずらをして家の中がばらばらになるので、室内では飼えませんね。散歩は人の横に付けて、ご飯は1日に2回。
私たち:・・・・・・
私たち:ふれあいをさせていますけど、消毒液などありませんが・・・
店員:ないです。必要ないですね。
私たち:でも、人畜感染症などの恐れもありますよね?
店員:そういうものはめったにないですね。
私たち:でもないとは言い切れず、病原菌が広がると大変だと思いますが?
店員:でも、お客さんも自宅の犬を触ったときにいちいち消毒しませんよね?あ、そういえばここにありました!(と言って、前掛けの中から突然スプレーを取り出す)
私たち:・・・・・・・・・・・・・・・・・
また、階段を上がってすぐの入り口近くには生後3ヶ月を過ぎた子猫たちが風が吹き込んでくるにも関わらずケージに入れられっぱなし、毛布も何もなく、ただただ身を寄せて寒さに堪えていました。
私たち:ここは風が吹き込んできて猫たちも寒いみたいだけど暖房とかなくて大丈夫なんですか?
店員:こっちの子達はワクチンも打ってるし、免疫があるし抵抗力があるので大丈夫なんです。
私たち:寒くてみんな固まってるんですけど・・・
店員:(しきりに)大丈夫ですよ、大丈夫ですよ。体温調節もうまいですし、その辺は人間よりもはるかにうまいですから〜
(体温調節にうまいも下手もないんじゃ・・・?)
私たち:この子達はどんなご飯を食べてますか?
店員:離乳食ですよ、ベビーキャットフードです。←「ベビーキャットフード」って言います?!
私たち:離乳食って・・・でもこの子達は生後半年くらいの子もいますよねえ?それでも離乳食なんですか?
店員:ええ、そうですね。缶詰だったりふやかしたりしたものを食べてます。
私たち:ちなみに、どんなものを食べているか見せてもらえますか?
店員:普通にAD缶とかですよ。
私たち:ADってどんなのか見せてもらえますか?
店員:いや、それはちょっと・・・業務用なので見せられません。
私たち:それじゃどんなのを買えばいいかわからないんですけど・・・
(で、しぶしぶながらようやく持ってきました)
店員:これです、「愛情物語」っていうので、ちゃんと幼猫用のご飯です
(・・・愛情物語って・・・AD缶あげてたんじゃ・・・?)
(そして、この缶詰は総合栄養食ではなく一般食、栄養は大丈夫でしょうか???)
私たち:うちの猫って、生後2ヶ月の時にはドライフードを食べてましたけど・・・
店員:あ、中にはそういう子もいますね。でも、この子達は食べられないんですよ。
私たち:じゃあ、いつ頃からドライフードが食べられますか?
店員:いや、もうそろそろ切り替えても良いんじゃないですか?
私たち:・・・・・・・
そのあと、ふれあいコーナーにいる子犬が水様便をしていました。あきらかに普通では考えられないような水っぽさです。これについて指摘すると、ただ、手袋をして取り除きささっと吹くだけ。具合が悪いのではないですか?と聞くと、そろそろうるさそうな顔になってきました。そして、「夜は動物たちをどうしているのですか?」と聞いたところで、他の店員に呼ばれて、お店の奥にひっこんでいき、戻って来たときには、店長が一緒で、「動物愛護団体の人でしょ?迷惑なので出てってください」と。関心があるものとして聞いているだけです、となおも居残り、3人目の店員さんにもう少し話を聞きました。彼の説明によれば、
・犬たちは、夜は暖房をつけた会場に残している
・全ての動物は、全国各地の各店舗から連れてきている。
・店員もすべて各店から来ている
・この販売が終われば、犬牧場に放して休ませる
・朝ごはんのときに1匹ずつ体調をみて、具合の悪い子はお店に返す
ということでした。どこまで本当のことかわかりません。
でも、この店員さんは、他の店員さんが苦々しい顔をして離れていったときに、「僕は答えますよ」と真剣な表情を見せてくれましたし、最後に自分も動物が好きでこの仕事をしている、自宅でも飼っていると言っていました。耳にピアスをしたスキンヘッドの怖そうな男の子でしたが。
私たちが店員さんに取り囲まれたとき、周りにいたお客さんが怪訝そうに見ていました。
こういう反応、必要なんだと思いました。12,3組いた家族連れは、ほとんど質問などしていません。
そういう人たちから見れば、私たちが質問攻めをしている様子の方が不思議だったかもしれません。今日をきっかけに疑問をもってもらいたいと思います。
買う側の意識が向上していかなければこの悪循環はなくなりません。年端も動物たちが誰に知られることなく消えています。動物を飼っている皆さん、我が子は大事な家族ですよね。
その家族の仲間がこのような酷い状況でしかも商品としてしか扱われない。この現状をどうにかして改善、その先にある移動展示販売、生体販売の禁止に繋げて行きたいと思います。守ってあげたい!