ヤーコンおやじのブログ(So-netブログへ順次引っ越し中です)

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Yahoo!ブログ サービが12月に終了しますので、別立て ソネットブログ「ヤーコンおやじのブログ」をご覧ください。順次引っ越し中です。
なお、このページの最新修正は「ヤーコン栽培の年間スケジュール(新版)」です。

 <ヤーコンの概要> 
イメージ 7  晩秋には人の背丈ほどに生長するヤーコンです。葉っぱは糖の吸収抑制作用があり、高血糖の改善に効果が高いです。乾燥させてお茶として使うと良いです。
 地下の芋はオリゴ糖たっぷりで、整腸作用が抜群です。低カロリーですからダイエット効果が期待できますし、糖尿病の養生食に最適です。 
 栽培はいたって簡単ですが、芋の収穫量を上げるにはそれなりの工夫が必要です。
 ポイントは牛糞堆肥をたっぷり入れること。
 なお、種芋になる部分は、左の写真では地面に隠れて見えませんが、茎の直ぐ下、食用部(さつまいもの形のもの)との間にある根塊です。それを切り分けて種芋とし、植え付けます。
 
 (写真は2013年11月24日うちの畑で土をのけて撮影)
                         (品種は「アンデスの雪」で芋の表皮は薄茶色)
 (2015年5月14日作成)
(2017年3月5日、2018年3月30日一部改訂)
 ヤーコン栽培の年間スケジュール(新版)
           畑での栽培法
 当地は、岐阜市近郊、濃尾平野の一画にあり、海抜10メートルの沖積層の土壌です。3月下旬からヤーコンの作付け準備に取り掛からねばなりません。
 うちでは約100㎡(概ね10m×10m)の区画に7畝(2016年から6畝)を作付けし、例年11月末から順次掘り始め、3月中頃に最終収穫しています。
 そして、2月までに掘ったヤーコンの種芋(凸凹した塊:根塊)は、その都度1か所に集めて土を掛け、春の苗作りに向けて畑で保存しています。
 1株の根塊から10〜20個程度の種芋が作れますから、通常は全部を保存する必要はないですが、ヤーコンを普及させたく、種芋やポット苗をたくさん作り、皆さんに差し上げることにしていますから、基本的に捨てることはしません。

 うちの2014年度までのヤーコンの栽培方法は下記の記事で紹介しています。
 これは、通常の農法によるもので、基本は里芋と同じです。ただし、ヤーコンは暑さに弱いですし、湿り気にも弱いですから、それなりの対応が求められます。
 ところで、小生は2013年には65歳「高齢者」となり、体力的に自身がなくなってきましたので、軽作業で栽培したく、2015年度からは自然農法を可能な限り取り入れようと考えました。つまり、土をあまりいじらず、雑草と共生させる、というものです。
 よって、従前とは畝立ての方法や定植の位置を変えて、その後の土寄せを止めることとしました。それを頭に置いて、栽培スケジュールを立て直しました。
 2015年度はこれで大成功し、2016年度も同様でしたので、今後は改定新版で栽培することにした次第です。2017年はというと、異常気象もあってか1畝だけは豊作でしたが他の5畝は不作でした。
(備考)計画変更や特記事項は色変え表示しました。

*3月下旬:冬越しさせたものを最終収穫
    上部の凸凹した塊が種芋、下部は食用芋です。
              イメージ 1     
 (写真:2013年11月24日撮影)
イメージ 8
(写真説明)
  下部の食用部を千切り取ったあとの種芋部分です。小さい丸で囲った種芋は小さすぎるので捨てます。中ぐらいの丸で囲った種芋はちょうど良いです。下側に大きな塊になっているものは切り分けて種芋にします。

*種芋の塊を10〜20グラム程度に切り分け
 1株から種芋が少なくとも20個は取れます。
 「アンデスの雪」の場合は、10〜20グラム程度に切り分けるのがベストでしょう。種芋が5グラム程度ですと収穫量が落ちる感がします。逆に50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、やはり収穫量が落ちるような気がします。(「アンデスの乙女」は、種芋の大半が5〜10グラムにしか切り分けられませんが、5グラム程度でも変わりない収穫が見込めす。)
 なお、冬越しさせたものを放置しておくと、4月には芽が地上に出て、バラバラに分かれ、それを苗にできますが、芽吹いた種芋があまりに小さいせいか、収穫量が落ちるように思われます。

*切り分けた種芋を2、3日陰干し
 切り口に藁灰(草木灰でも可)を振っておくと腐り防止になり、また、ミネラル補給にもなり、成育が良い感がします。
 なお、芽が伸びすぎているものは、切り分け作業中に傷が付くことが多く、綺麗な成長が期待できそうにありませんから、欠き取っています。別の箇所から新たに綺麗な芽が出ますから心配ないです。

*苗床(露天)に埋め込み
 台形の畝を立て、無肥料でよいです。降雨直後で湿りすぎている土ですと種芋が腐る恐れがあり、土が少し乾いてからのほうがいいようです。
 ポット苗にするときは、小さな芽吹きで掘り出しますから、約6cm間隔(ビッシリ芋を並べて良い)で並べ、土を2cm程度かけます。苗床から直接定植する場合は、芽がある程度伸びてからの移植となりましょうから、倍の間隔が良いかと思います。
 水やりは、あまりしなくて良いです。
 種芋の数が少なければ、穴を十分に空けた発泡スチロール箱で可。
 なお、2010年、2011年は、4月の異常低温で発芽が遅れましたし、一部(といっても1割以下)の種芋が凍みて発芽しませんでした。露地育苗では遅霜に注意。氷点下になると種芋が凍みて全滅の恐れがあります。
 霜が降りなくても冷え込みが予想されるときは、夜間ムシロなどで覆うと発芽が早まりますし、凍みる種芋も少なくなります。うちでは、2017年からムシロの上にビニールシートを被せ、暖かくなり冷え込みが弱くなったら外しています。降雨による水浸しで種芋が腐ることもあり、ビニールシートはこれも防げましから、これでもって発芽率がほぼ100%になりました。
 また、ビニールトンネルでの育苗が良いようですが、2012年は急に暑くなった日に覆いっ放しにしておいたら、芽がゆだって溶けてしまい、逆に失敗しました。この点は里芋と大違いです。暑さにも弱いヤーコンです。          
 冷涼地では早期育成が収穫量を上げるコツとのことで、ビニールトンネルさらにはハウス育苗がおすすめです。寒冷地では、収穫時期が早まりますから、より早期育成が肝腎となり、温室での育苗が必須のようです。
 
*芽が複数出たら、芽掻きし、1本立てに
 苗の段階で主茎が1本ですと、太く高く生長するようですし、収穫量が上がると思われ、複数の芽が出た場合は芽欠きしています。
 うちでは、ビニールポット苗にして育苗しています。(ポットは小でよい。)
 よって、全体の1、2%が地表に芽吹いたら、全部掘り出し、ポット苗にします。
 そのとき、たいてい幾つも芽が出ていますから、一番軸太の元気のいい芽だけ残して1本立てにしています。
 1本立てにしたポット苗でも育苗段階で複数の芽が生長することがあり、その場合は早めに芽欠きしています。
 苗のうち1割弱は綺麗な葉が出なかったり、ちっとも大きくならないものが生じます。これらは定植しても収穫量も落ちると思われますので処分しています。
 育苗管理は、毎日の水やりが欠かせません。
                             
イメージ 4
*4月下旬:高畝づくり
 畝幅は150cmとしました。これ以上狭くすると、何本も出る脇枝がために通路がふさがって風通しが悪くなり、収穫量が落ちると思われます。過去の経験では、畝幅を180cm取っても単位面積当たりの収穫量は変わらないでしょう。
 うちの畑は若干湿り気が多いので、高畝にしています。これは、秋に湿り気が多いと、種芋が大きくなり過ぎてしまって、肝腎の食用部の成長があまり進まないからです。(注)水はけが良すぎると、真夏の雨なしで枯れる恐れがあります。枯れ具合は里芋と同程度か、里芋より若干丈夫です。
 なお、うちではずっと連作しており、前年の畝間を今年の畝にするようにします。こうすると、前年に繁茂した雑草が堆肥化され、肥料の節約にもなります。
 肥料は、高畝作りをするときに、牛糞以外は全部入れ込みます。うちが使うのは、苦土石灰、種粕、鶏糞を適当な量、そしてここの畑で生じた野菜の残骸や柳の木の枝などを燃やした草木灰です。化成肥料は使っていません。
 なお、ヤーコン栽培には、特に連作する場合、牛糞堆肥がベストと聞いていますので、これは定植時にたっぷり入れることにしています。

*5月中旬:畑に定植&施肥
 苗の背丈が5cmになれば定植してよいです。
 株間は70cm程度は取りたいです。密植すると1株当たりの収穫量が落ちます。
 生長の悪いものがあったり、ネキリムシに株元を食いちぎられることがありますから、予備苗を1割程度畝間にでも植えておくとよいです。
 ヤーコン苗の定植穴を大きめに掘り、牛糞をなるべく量多く(2016年は2リットル:多ければ多いほど高収穫になる)入れ、土とよく混ぜてから苗を植え付け。
 
*6月:苗の手入れ
 苗が1本立てであっても、後から新芽が種芋の別の箇所から伸びてきて複数立てになることがあります。この場合、芽欠きしたほうが収穫量が上がる感がします。
 なお、その後に主茎から脇芽が出だしますが、これはそのままにします。最終的に10本以上の脇枝が生長しますが、これは芋の成育に欠かせないものです。
 <食べられる葉と茎>
 芽欠きした葉と茎は、あまりうまくないですが、味噌和えや佃煮にして食べられます。そのままだと苦味が強く、ゆでた後で2、3時間水にさらすと良いです。葉っぱのお茶より血糖値を下げる効果が大きいです。糖尿病の方におすすめします。ただし、量多く食べると、低血糖になることがあるようです。
 
*6〜7月:畝の法面に枯草などを被せる
 ぐんぐん生長を始め、脇芽がどんどん出ますが、脇芽は放置し、芽欠きしません。
 ここのところは里芋と違います。
<本格的に葉と茎が食べられるようになり、お茶にもできます>
 全体の2割程度の脇枝を取っても芋の収穫量に差は出ないようです。
 畝間や法面に繁茂しだした雑草は伸びるがままにしておきます。
 雑草でヤーコンが隠れそうになってきたら、草刈機でざっと草刈します。(2015年は1回、2016、17年は2回草刈しました。)
 
*梅雨明け後:必要に応じて熱射、乾燥対策
 暑さに弱いヤーコンです。畝の法面に雑草が生えていれば、地温上昇が防げ、ヤーコンへのダメージが随分と減ります。
 雑草の繁茂がなければ、どこかで刈り取った雑草や藁などをたっぷり敷くこととします。そして、藁や雑草は最終的に堆肥になります。
 雑草は引き続き繁茂しますが、梅雨明け後の猛暑で雑草の方が倒れて、ヤーコンが勝ってしまい、以後の草刈は不用になることでしょう。

*真夏の日照り対応=水やり
 2012年のまれな猛暑のときは、用水路から汲んだ水で何度も水やりをしましたが、これは10数年の栽培歴で1回しかないです。
 水はけが良すぎる畑では、里芋と同様に水やりが必要でしょう。
          
*9月:必要に応じて湿気対策、風害対策
 真夏の間は生長が鈍いですが、朝晩涼しくなった頃からぐんぐん伸び始め、脇           芽もどんどん出て伸びます。
 湿り気の多い畑(種芋部分が大きくなりすぎ、食用部の成育が鈍る)は、水はけを良くするために、畝の削り上げを行い、高畝にし、雨水が流れ去りやすくする必要がありますが、当初から高畝にしておけば何もしなくて済みます。
 たびたび強い風害が予想される地域では、背丈が1mほどになるよう、主軸を刈り取っておくと軸折れせず、収穫減を防ぐことができるようです。
  
*11月下旬以降:順次収穫し、種芋は別途保存
 10月下旬には芋がだいぶ大きくなっていて、一部収穫して良いですが、芋はまだ成長中です。葉の元気さがなくなったら、そろそろ収穫時期です。霜が降りたら、葉が凍みて黒く変色し、もう芋の生長は見込めません。
 食用部はさつまいもの形をした部分です。収穫量は1株当たり3キログラム以上になります。条件が整えば5キログラム程度にもなります。
 痛みやすい芋ですから、長期保管が難しいです。
<大量に収穫したとき>
 収穫後、呼吸が落ち着いてから、さつまいもと同じ方法で貯蔵すればよいとのことです。大きな箱に籾殻を入れて保存しても良いです。新聞紙で囲みこんでもかなり持ちます。乾燥に弱いのがヤーコン芋ですから、こうした保存法を取るのです。
<種芋(根塊)の保存>
 種芋を畑の一角に積み上げ、土を掛け、ビニールシート(肥料袋でよい)で上部を覆い、雨水が染み込むのを防止し、冬越しさせます。里芋より若干寒さに強いです。
           
*12月下旬:地上部を刈り取り、畝にシートを掛けて、冬越し
 雪や雨で、芋が凍みることがありますから、必須です。雪が降らない温暖地では土寄せだけで良いようです。こうして、2月、3月にも収穫できるようにしておきます。
 畝間に雑草を繁茂させたため、枯れ草がビッシリあり、図の「土でおさえ」ができず、ヤーコンの残骸などを重しにしただけなため、シートが一部分めくれたました。少なくとも畝の両サイドだけは「土でおさえ」が必要なようです。
イメージ 2
  
 イメージ 6
                (2013年3月撮影 5畝は収穫済み、残りは2畝)

3月に収穫した芋を籾殻の中で保存すると5月中旬までは持ちます。

イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                 これは店内に置いて、お客様に少しずつ差し上げています。
                    倉庫には、大きなダンボール箱に入れて保存しています。
 2015年度産からは、新聞紙で箱の上下左右を覆う形で乾燥防止し保管していますが、それで十分な感がしています。
 また、2016年3月収穫の大きな芋を、4月半ばに1個ずつ新聞紙に包み、冷蔵庫保管したところ、7月までは良かったのですが、それ以降は乾燥してダメになったものが多くなりました。(アンデスの雪はまだ良かったのですが、アンデスの乙女は日持ちが悪かったです。)よって、2017年以降は8月以降に食べる分はアンデスの雪とし、ビニール袋に入れて冷蔵庫保管することとしています。
 
備考:連作障害について
 連作は可能ですが、収穫量が年々落ちます。安定した収穫を得るには、堆肥、特に牛糞で肥沃にするのが理想的です。
 うちでは長年連作していますが、牛糞をそうたくさんではありませんが意識して使うようにしており、収穫量は落ちていません。
 なお、ヤーコンの跡にトマトを栽培すると全滅することがあります。ナスも出来が悪くなる傾向にあります。(ヤーコンの根に毒がありそうです。)
 
 以上の栽培方法は、当地(濃尾平野の一角で夏は猛暑。やや湿り気のある土壌)での方法で、2015年から少々変えた、当地に最適の栽培法です。
 地域や土壌の違いで、やり方が変わりますから、工夫なさってみてください。
 なお、ヤーコンはまだまだ原種の力を持っていますから、環境適応力が強く、1年目が失敗に終わっても、その地域の気候と土壌を学習し、2年目、3年目と収穫量が上がってきますから、種芋を保存し、あきらめずに栽培を続けてください。
 皆さんのヤーコン栽培の成功をお祈りいたしております。
 そして、隣近所やお友だちに栽培をお勧めしていただき、ヤーコンの輪を広めていきましょう。よろしくお願いします。
 
※2018年産から「無肥料栽培」に挑戦
 雑草と共生させ、牛糞堆肥をメインとする栽培法を確立したものの、その後に各種野菜の「無肥料栽培」に取り組むこととしました。2018年がその初年度です。
 ヤーコンについても同様とし、別立ての下記ブログで書いています。

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        ヤーコンの概要
 
イメージ 7 人の背丈より高くなるヤーコン。
 葉っぱは糖の吸収抑制作用があり、高血糖の改善に効果が高いです。乾燥させてお茶として使うと良いです。
 地下の芋はオリゴ糖たっぷりで、整腸作用が抜群です。低カロリーですからダイエット効果が期待できますし、糖尿病の養生食に最適。 
 栽培はいたって簡単ですが、芋の収穫量を上げるにはそれなりの工夫が必要です。
 ポイントは牛糞堆肥をたっぷり入れること。
 なお、種芋は地面に隠れて見えませんが、茎の直ぐ下、食用部(さつまいもの形のもの)との間にある根塊です。それを切り分けて植えます。
 
 (写真は2013年11月24日うちの畑で土をのけて撮影)
 
(2014年5月24日改定)
(2013年3月 6日改定)
(2012年3月 2日改定)
 うちで10年来行ってきた、ごく一般的な畑での栽培法で、追肥しながら土寄せするというものです。
(備考)これに対して、2015年からは、畝作りのときに肥料をたっぷり敷き込んで、追肥も土寄せもせず、雑草を繁茂させ、ヤーコンが雑草に負けそうになったらザッと草刈機で草を刈るという方法を取っています。
 これにより、猛暑でも地温が上がりすぎず、暑さに弱いヤーコンも耐えてくれ、芋が高収穫になりました。
 猛暑にさらされる地域では新版↓を参考になさってください。
 

 ヤーコン栽培の年間スケジュール(旧版<2014年まで>
                 畑での栽培方法
 当地は、岐阜市近郊、濃尾平野の一画にあり、海抜10メートルの沖積層の土壌です。3月下旬からヤーコンの作付け準備に取り掛からねばなりません。
 うちでは約100㎡に7畝を作付けし、例年11月末から順次掘り始め、3月に最終収穫しています。
 そして、2月までに掘ったヤーコンの種芋(上部の凸凹した塊)は、その都度1か所に集めて土を掛け、春の苗作りに向けて畑で保存しています。
 
 うちで今まで行なってきたヤーコンの栽培スケジュールの概略を紹介しましょう。
 栽培法の基本は、里芋と同じと考えて良いです。ただし、ヤーコンは暑さに弱いですし、湿り気にも弱いですから、それなりの対応が求められます。
 ところで、2013年には65歳「高齢者」となり、体力的に自身がなくなってきましたので、軽作業で栽培したく、自然農法を可能な限り取り入れようと考えています。
 よって、2015年産ヤーコンから、畝立て方法と定植位置を変え、その後の土寄せを止めようと思っています。これについては、別途記事にする予定です。

<今までのヤーコンの栽培スケジュール> 
 
3月下旬   *冬越しさせたものを最終収穫
          上部の凸凹した塊が種芋、下部は食用芋です。
              イメージ 1     
 (写真挿入:2013年11月24日)
イメージ 8
(写真説明) 下部の食用部を千切り取ったあとの種芋部分です。
        小さい丸で囲った種芋は小さすぎるので捨てます。
        中ぐらいの丸で囲った種芋はちょうど良いです。
        下側に大きな塊になっているものは切り分けて種芋にします。
        *種芋の塊を20グラム程度に切り分け
          1株から種芋が少なくとも20個は取れます。
          でも、種芋が5グラム程度ですと、収穫量が落ちます。
          50グラムという大き過ぎる種芋ですと、芽が幾つも出て競合し、
         やはり収穫量が落ちるような気がします。
          20グラム程度がベストです。
          なお、冬越ししたものを放置しておくと、4月には芽が地上に出て、
         バラバラに分かれ、それを苗にできますが、芽吹いた種芋が小さい
         せいか収穫量が落ちると思われます。
         *切り分けた種芋を2、3日陰干し
          切り口に藁灰(木灰でも可)を振っておくと腐り防止になり、また、
         ミネラル補給にもなり、成育が良いです。
          なお、芽が伸びすぎているものは傷が付いていることが多く、綺麗
         な成長が期待できませんので、欠き取っています。
          別の箇所から新たに芽が出ますから心配ないです。
         *苗床(露天)に埋め込み
          台形の畝を立て、無肥料でよいです。
          ポット苗にするときは、約6cm間隔(ビッシリ芋を並べて良い)で並
         べ、土を2cm程度かけます。
          苗床から直接定植する場合は、倍の間隔が良いかと思います。
          水やりは、あまりしなくて良いです。
          量が少なければ、穴を十分に空けた発泡スチロール箱で可。
          なお、2010年、2011年は、4月の異常低温で発芽が遅れました。
          遅霜に注意。氷点下になると芽が全滅します。
          霜が降りなくても冷え込みが予想されるときは、夜間むしろなどで
         覆うと発芽が早まります。
          ビニールトンネルでの育苗が良いようですが、2012年は急に暑く
         なった日に覆いっ放しにしておいたら、芽がゆだって溶けてしまい、
         失敗しました。この点は里芋と大違いです。          
          冷涼地では早期育成が収穫量を上げるコツとのことで、ビニール
         トンネルさらにはハウス育苗がおすすめです。
 
苗の管理   *芽が複数出たら、芽掻きし、1本立てに
          主茎が1本ですと、太く高く生長するようですし、収穫量が上がると
         思っています。
          なお、うちでは、皆さんに苗を差し上げるために、少し芽吹いたら
         ビニールポット苗にして育苗しています。(ポットは小でよい。)
          また、苗のうち1割程度は綺麗な苗になりませんから、収穫量も落
         ちると思われます。よって、ポット苗づくりすると、定植した大半の株
         の生長が良く、高収穫になると思われます。
                               
イメージ 4
4月       *定植場所に牛糞堆肥をたっぷり鋤き込んで畝立て
           ヤーコンは有機肥料、特に牛糞を好むようです。
          畝幅は120〜180cm(150cm程度が良いようです。)
          湿り気の多い畑は高畝にし、畝幅を広くします。          
          これは、秋に湿り気が多いと、種芋が大きくなり過ぎてしまって
         肝腎の食用部の成長があまり進まないです。
          (注)初めから高畝にせず、土寄せで順次高くします。イメージ 5  
 
 
 
 
 
 
     
 

5月中旬    *畑に定植
          背丈が5センチになれば定植して良いです。
          株間は60〜70cm。密植すると1株当たりの収穫量が落ちます。
          生長の悪いものがあったり、ネキリムシか何かに株元を食いちぎら
         れることがありますから、予備苗を1割程度畝間にでも植えておくと
         よいです。
 
6月       *第1回施肥(種粕・化成肥料<8・8・8>混合)
          窒素が多いと、芋にひび割れができやすいですから注意。
          鶏糞は避けた方が良いようです。堆肥+牛糞が最も良いとのこと。
          化成を使うなら、窒素を抑えた8・8・8が良いです。
          畝の片面に施肥、土寄せ。もう片面は削りこみ。
          なお、苗が1本立てであっても、後から新芽が種芋から伸びてきて
         複数立てになることがあります。この場合、芽欠きしたほうが収穫量
         が上がる感じがします。土寄せの前までに行うと良いでしょう。
 
           <食べられる葉と茎>
           なお、芽欠きした葉と茎は、味噌和えにして食べられます。
           苦味が強く、ゆでた後、2、3時間水にさらすと良いです。
           葉っぱのお茶より効き目があります。糖尿病の方におすすめ。
           ただし、量多く食べると、低血糖になることがあるようです。
 
7月       *畝のもう片側に第2回施肥
          ぐんぐん生長を始め、脇芽がどんどん出ますが、脇芽は放置し、
         芽きしません。ここは里芋と違います。
          施肥してない側に施肥し、土寄せ。片側は削り込み。
        <本格的に葉と茎が食べられるようになります>
           2割程度脇芽を取っても芋の収穫量に差は出ないようです。
          糖尿病の方は葉を味噌和えにし、また、茎はフキと同様にして食べ
         られますが、苦味が強いです。
 
梅雨明け後  *必要に応じて熱射、乾燥対策
          暑さに弱いヤーコン。畝の法面に藁や雑草などを敷くとよいです。
          真夏の熱射を防げますから、ヤーコンのダメージが減ります。   
          そして、藁や雑草は最終的に堆肥になります。
          ビニールマルチを張っておられる方は、ここで外さないと、根がゆだ
         ってしまい、根腐れして枯れてしまう恐れがあります。
          乾燥にも弱いですが、里芋と同程度です。
          場合によっては、水やりが必要になります。
 
8月下旬    *農薬散布の要不要
           アブラムシが付くことがありますが、自然消滅するでしょう。
          密植状態になると、アブラムシが大量に増殖し、農薬散布の必要が
         ある場合もあります。
           
9月下旬    *必要に応じて湿気対策
          真夏の間は生長が鈍いですが、この頃からぐんぐん伸び始め、脇
         芽もどんどん出て伸びます。
          湿り気の多い畑は、水はけを良くするために、畝の削り上げを十分
         に行い、高畝にし、雨水が流れ去りやすくします。
          垂れ下がった枝を一部刈り取っても良いです。これは、乾燥させて
         お茶にします。糖尿病の方におすすめ。
 
11月下旬〜  *順次収穫し、種芋は別途保存
          10月下旬には芋がだいぶ大きくなっていて、一部収穫して良い
         ですが、芋はまだ成長中です。
          葉の元気さがなくなったら、そろそろ収穫時期です。
          食用部はさつまいもの形をした部分です。
          収穫量は1株当たり3キログラム以上になります。条件が整えば
         5キログラム程度にもなります。
          痛みやすい芋ですから、長期保管が難しいです。
          <大量に収穫したとき>
          収穫後、呼吸が落ち着いてから、さつまいもと同じ方法で貯蔵すれ
         ばよいとのことです。
          大きな箱に籾殻を入れて保存しても良いです。
          新聞紙で囲みこんでもかなり持ちます。
          乾燥に弱いのがヤーコン芋です。
                      <種芋の保存>
          種芋を畑の一角に積み上げ、土を掛け、ビニールシート(肥料袋で
         よい)で上部を覆い、雨水が染み込むのを防止し、冬越しさせます。
          里芋より若干寒さに強いです。
           
12月     *地上部を刈り取り、シートを掛けて、冬越し
          雪や雨で、芋が凍みることがありますから、必須です。
          雪が降らない温暖地では土寄せだけで良いようですが。
          こうして、2月、3月にも収穫できるようにしておきます。
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                (2013年3月撮影 5畝は収穫済み、残りは2畝)
 
          3月に収穫した芋を籾殻の中で保存すると5月までは持ちます。
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                 これは店内に置いて、お客様に少しずつ差し上げています。
                    倉庫には、大きなダンボール箱に入れて保存しています。
 
備考:連作障害について
 連作は可能ですが、収穫量が年々落ちます。安定した収穫を得るには、堆肥、特に牛糞で肥沃にするのが理想的です。
 うちでは長年連作していますが、牛糞をそうたくさんではありませんが意識して使うようにしており、収穫量は落ちません。
 なお、ヤーコンの跡にトマトを栽培すると全滅することがあります。ナスも出来が悪くなる傾向にあります。(ヤーコンの根に毒がありそうです。)
 
 以上の栽培方法は、当地(濃尾平野の一角で夏は猛暑。やや湿り気のある土壌)での方法です。地域や土壌の違いで、やり方がかわります。
 なお、ヤーコンはまだまだ原種の力を持っていますから、環境適応力が強く、1年目が失敗に終わっても、その地域の気候と土壌を学習し、2年目、3年目と収穫量が上がってきますから、種芋を保存し、あきらめずに栽培を続けてください。
 皆さんのヤーコン栽培の成功をお祈りいたしております。

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