小さなサンダル旅日記

ひとりごとです。お気になさらないでください。

初めての一人旅(回想)

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僕が初めて一人旅に出たのは、大学1年生の時だった。
過ぎ去る年月に、記憶もちぎれ千切れで、あまり思い出せない。
ただ、やたらと不安だったのを記憶している。

忘却の前に、
文字にして、
記録に残しておきたいと思い、
ここに、書き留めることにしました。



宿泊先も決めず、泊まる所が無ければ寝袋に!
(でも、どこで?)

JR名古屋駅深夜発、
確か、夜行列車「特急しらさぎ」だったと思う。

発車時間の1時間も前からホームで待ち、
リュックは、想いつく全てのグッズを詰め込んだので、ずっしり重い。

今、他人が聞いたらびっくりするかもしれないが、
乾パン、缶詰、サバイバルナイフ等も、
ただ、その後の旅に役に立つのだが。

ようやく乗り込んだ列車、
座れないかと心配していたのに、
ガラガラ!

「さあ、明日の朝は金沢だ!」
「朝まで時間があるぞ!」

買った週刊誌を枕に熟睡体制へ。

次第に座席が埋まるにつれ、不安!
頻繁に、通路を横切る人の気配。
いつかは、消えるだろうと待つが、まったく!
財布だけはと、身につけ神経集中。
これが無くなったら帰れない!
「命の源」だ。

時々、時間を確認しては、
早く朝になってしまえばいいのに!
と。

車窓が次第にまどろむ。
目が、はれぼったいが、少し寝られそうな気が〜〜。

「うう〜、〜うつろ〜」

気がつくと
「まもなく金沢、まもなく金沢です」
との車内放送!

慌てて荷物を確認。

「あ!」
「枕の週刊誌が無い!」

とりあえず、自分のリュックをまとめ、
後ろのドアに向って、立ち上がる。

振り返りざま、見ると、
後ろの席のおっさん!
僕の買った週刊誌を枕に寝ている!

「やられた!」  
「僕、その週刊誌、買っただけで、見てなんだけど!」

横目で通り過ぎた。

乗り換え時間は、数分。
急ぎ乗り換えホームへ。
(能登半島の先端目指して!)

「椅子が硬いぞ!」
木で出来ている。
ここまで来るとローカルだな。(納得!)

乗り合わせたスマートな兄さんと、合い席になった。
東京のきれいな言葉で、話し掛けられる。
何を話したか覚えてないが、
サラリーマンで、○○銀行に勤めていると言っていた。

「○○銀行って、一流銀行じゃない!」
「サラリーマンで一人旅?」
「いいなあ!お元気で!いい旅を!」


九十九湾周遊

初めて乗るグラスボートで、湾内を一周。
船頭さんがマイクで、何やらいろいろ説明してくれるが、
僕は船底をすべる、海中の景色を追うのに精一杯。

「海の水って、こんなに透きとおって、きれいだったのか!」

子供の頃から海好きで、知多半島にはよく行ったが、
膝上までつかると、もう底が見えなくなるのに。
(感動!)
 
夏の盛り、身体中びっしょりと汗をかいて、ひたすら歩いた。
首も、あごもザラザラだ。
塩と砂の混合結晶物質。

そもそも、はじめの計画では、
能登半島を歩いて一周しようと、
思ったのがきっかけだったのに。

せめて、ここから狼煙、輪島までは、
自分の足でなければ、帰って仲間に話せない
と自分にいいきかせて。

昨夜は、車中で眠れなかった。
今日は、何とかどこか風呂付宿に!


恋路海岸の民宿

「民宿」の看板一つ目に留まる。
これ以上先に行くと、野宿になるかも。

「今日、僕一人ですけど、入れますか。」
「どうぞ!どうぞ !いいですよ!」

おばさんが、愛想よく僕を招き入れてくれた。

初めての宿泊交渉成立である。
とりあえず安堵!

深夜、床に就くも、ここは恋路が浜。
花火の音、若い男女の奇声が、僕を邪魔する。
大学に入ったといっても、
外見中身とも中学生並みの僕。

「彼らと一緒に騒げたら、楽しいだろうに!」

と思いつつも、布団をかぶっていた。
(熟睡!)


見附島を目印に北上

戦争時代、敵の戦闘機が軍艦と間違えて、爆弾を落とした
と、言っていた人がいたが、本当だろうか?
確かに形は、軍艦に似てはいるが?
そんなことを考えながらただ歩くのみである。

暑さとリュックの重みが、歩くにつれ増してくる。
疲れて、くたくたになって、夕方狼煙に着いていた。

「少し、空模様が怪しいぞ!」

陽も傾いてくる。
早く一夜の宿を!

海岸沿いの民宿「臨海ロッジ」に飛び込む。

宿泊交渉成立!

(僕はこの10年後に、再びこの宿にお世話になるのだが今、まだ、あるのだろうか?)

宿で、ラジオに耳を傾ける。
やはり台風が来ていると。

台風前の宿、
最終的にたどり着いたのは、僕と4〜5人のグループだけだった。

夕食時。
僕は生まれてから、このかた、
サザエというものを、食べたことが無い。

「それが目の前に!」

僕は、サザエに食らいつく。
初めて見たサザエ、食べ方も知らないで!
周りが堅く、噛めない!
大きく開いた口に、食らいつくが、石の蓋に阻まれた!
汁と香りだけ舌先に到達するが、うまくいかない!
(周りの視線が気になり断念!)

部屋に戻って、僕は広い座敷に一人ぼっち。
縁側からガラス越しに、外の景色。
雨の降り込むザラザラした音、
風の圧迫感が繰り返す。

「ほんとに台風!」

電灯を消すと、外の荒天候が耳に留まった。
(風の音を気にしながら熟睡)


台風接近!動きが取れない。

でも、僕にとっては、それすら新鮮!
なにがあっても、初めての体験。

宿のおばさんに、
とりあえず「今日もお願いします。」
台風の通過をこの宿で。

海に出て、風に吹かれながら、
浜に打ち寄せる、白い波をながめる。
やっぱり台風。
宿に戻り、部屋に閉じこもる。

午後になると、風雨増し、窓ガラスを洗う雨水。
そうこうするうちに、静かになった。
台風、あっけなく通過か?

おばさんの声!

「岩場へ、○○取りに行きませんか?」

○○がなんだか分からないが、
味噌汁に入れるとおいしいと言っていた。
たぶん、小さな貝のようなものか。

聞けば、明日、早朝6時にと。

「うーん、起きられん!」
丁重に辞退する。


静かな朝、晴天。(台風一過)
今日こそは、歩くぞ!
狼煙(のろし)から輪島まで、約40キロ。
早々荷物をまとめ、宿を後にした。

台風で行けなかった、禄剛崎狼煙灯台をまわって、
後はひたすら海沿いを歩く。

歩いても、歩いても、
海の景色はそう変わらない。

ところによって、道が大きく蛇行して。
海が見えなくなると、不安が襲う。

歩き始めて、約五時間。
曽々木口のバス停に着く。

途中、山の中、自然遊歩道を通ったせいか、時間オーバーだ。
ここで、宿で用意してもらった、おにぎり3つ、たいらげる。

足のかかと、靴ずれがパンク。(弱気に)
約20キロで断念!
めったに来ないバスを、待つことにした。

バスで、輪島に入ったのは4時ごろ。
公衆電話で宿の手配。

ここまで来ると、一人旅、宿探しも慣れてくる。
たまたま、空いていただけのことか。
入れなかったら、焦り回っていたに、違いないが。

教えてもらった道を、まっすぐ海岸まで、
ぶつかって右へ。

 少々、足に痛みあり。すぐに宿に着いた。

 (そのあと、全く記憶なし。ボケが始まったのか、)

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